たいおうしじんき2009年08月28日 23時16分33秒

 今日は有休。朝から新幹線で上京。荷物を妻の実家に置かせてもらって、13時半開演の宝塚『太王四神記II』など観劇。いや、そんなに期待していなかったんだけど、思いのほか面白かった。『II』とついているけど、続編などではなく、チラシのタイトルをよく見るとちっちゃく(Ver.)の文字が(笑)。ということで、ストーリーは同じで昨年やった演目(こちらはチケットが取れず未見)の再演なので『II』とついている、ということらしい。ちょっと紛らわしい。さておき、ストーリーは「3時間でわかる『太王四神記』」とでもいおうか(笑)、ドラマ版をちゃんとフォローしている妻に言わせると、ドラマ版の主要なストーリーはほとんど組み込まれているとか。その分、めちゃくちゃ展開が早くてめまぐるしいんだけど(笑)、これはまあ、観ていて飽きる暇がない、とも言えるかも(笑)。演出、振り付けなどもなかなか凝っていた印象で、見応えはあった。『エリザベート』の小池修一郎の作なのだが、ポスターの雰囲気とかもかなり『エリザベート』っぽく仕立ててあるし、もしかして、『エリザベート』に続く定番化を狙っているのか?
 その後、銀座に出て、アップルストアでSnow Leopardを買ってみたり、妻にMacBookの実機をいじらせてみたり。実物をいじってみると、どうもポリカーボネートもアルミユニボディも2kgを超えていると「重い」とのこと。こうなると、MacBook Airしか選択肢がないんですけど(笑)。
 夕食は銀座の狭い路地に出店しているぴょんぴょん舎の冷麺。
 秋葉原に移動して、万惣で白桃パフェとフルーツパフェのデザート。いや、昨日が結婚8周年記念日であることをふたりともころっと忘れていたので(笑)、一日遅れのお祝い。いや、8年経つのもはやいねえ。

かぜをつぐもの2009年08月01日 22時10分20秒

 朝食後、新幹線で上京。成城学園で妻の矯正歯科の診療待ちをした後、地下鉄を乗り継いで東池袋へ移動。キャラメルボックス『風を継ぐ者』を観劇。若手を中心にした配役だったが、なかなかの熱演で見応えあり。今回は久しぶりに最前列での観劇だったので、迫力もひとしお。演目としては、キャラメルボックスの時代劇の中でも1、2を争う力作なので、ストーリー面ではまあ安心して観ていられる。そういえば、キャラメルボックスのサポーターの人以外には伝わらない情報のような気がするが、上川隆也がついにキャラメルボックスを退団したとのこと。まあ、退団した上で、今後も客演で出たりはするみたいだけど、まあ、潮時ということなんだろうなあ。
 その後、行きつけのワイン屋に行ってみたら土曜日恒例のワイン試飲会があるというので、参加してみる。まあ、試飲の量が少ない割に時間が長いのはたまに傷(笑)といったところだが、前からちょっと気になっていたプイィ・フュメがセール価格だったので、1本所望しておく。まあ、ちゃんと特徴のしっかり出たプイィ・フュメでした。来週あたり飲もうかと。
 地下鉄で神保町に戻り、本屋では桑田乃梨子『だめっこどうぶつ』4巻とか、SF本の雑誌とか、『雪風』最新作とか購入。その後、老舗のビアホールで軽く夕食。

ろけっとだんす?2009年05月06日 23時33分02秒

 昼前に荷物をまとめて出発。有楽町の駅のコインロッカーが空いていたので、二人分の荷物を預けて東京宝塚劇場へ。雪組公演『風の錦絵/ZORRO 仮面のメサイア』を観劇。『風の錦絵』の方は久しぶりの和物の演舞。専科の宝塚理事・轟悠がりりしい侍姿で踊っているのがポイントか? それにしても、一休さんっぽいお坊さんの集団のロケットダンスというのは宝塚史上でも前代未聞なのでは(笑)? 『ZORRO』の方は、脚本が某谷御大ということで、宝塚歴が長いとそれだけでも色眼鏡で見てしまうのは否めないのだが、実際、その色眼鏡の通りの内容。まあ、なんというべきか、これまでに観劇した宝塚の演目の中では外れの部類(笑)。たまにはこういうこともある(笑)。そういえば、和物の方でお坊さんのロケットダンスがあったので、フィナーレではやらないかも? と思っていたけど、こちらでもちゃんと普通のロケットダンスはやっていたのでその点は一安心(笑)? しかし、フィナーレのラストが全部『ZORRO』の劇中の衣装で、トップスターが羽根を背負っていなかったのもちょっと違和感が(笑)。
 その後、荷物を回収して、帰途に。東京駅で駅弁を買って、ひかりの車中で遅めの夕食。和風豚角煮&3色おこわの和風弁当と、イベリコ豚の豚丼だったが、いずれも美味しゅうございました。
 帰宅後、雨の降る中クルマで買い物に。夕食はあるもので適当に。カリフォルニアワインのジンファンデルを抜栓してみたが、これは比較的当たり。

とっぷすたーをねらえ?2009年05月05日 09時23分50秒

 午前中はちょっと仕事をしてみたり。午後から、妻の妹さんご一家のところにいって、こどもの日のお祝いでバーベキューパーティ。子供は元気だ(笑)。
 夜、まるまる2時間の宝塚特集番組があったので、観る。いや、けっこう聞いたこともないようなネタが満載で、目ウロコものの番組でした(笑)。あと、先日退団した安蘭けいの退団特集番組のような一面もあって、多少目頭が熱くなるところもあったり(笑)。しかし、ちょっと気になったのは、どうも要所要所で流れるBGMがどう聴いても『トップをねらえ!』のクライマックスシーンの曲なのだが(サントラそのままではなくて、演奏し直しているような感じだったけど)、もしかして、宝塚のトップスターと「トップ」をかけた(?)のか(笑)? ううむ(笑)。わかる人にしかわからない仕掛けだなあ(笑)。
 因みに、明日(5/6)は宝塚観劇の予定。キャラメルボックス観劇、SFセミナー合宿(昼の企画はキャラメルボックスとかぶった(笑))、映画鑑賞、宝塚観劇、というGWです(笑)。

ようぎしゃえっくす・せみなー2009年05月02日 23時42分09秒

 朝から新幹線で上京。妻の実家に荷物を置かせてもらって、地下鉄で池袋へ移動。メゾンカイザーでランチ。いつものワイン屋で、まだ在庫のあったNZのソーヴィニオンブランワインを見つけ、1本所望(静岡ではもう在庫がなかったので)。その後、いつものサンシャイン劇場でキャラメルボックス『容疑者Xの献身』を観劇。いや、妻は事前に図書館で原作を読んでいたようだけど、たこいは予備知識なし。やっぱりミステリはネタバレなしで観た方がよいと改めて感じた(妻は妻で、原作との違いの部分をいろいろと楽しんだ、との由)。キャラメルボックスの原作付きミステリは今までにも宮部みゆき「サボテンの花」とかもあったけど、ミステリとしての驚き度では今回くらいだと見応えがあっていいと思う。舞台装置の仕掛けもいつもより凝っていて、トリックの伏線もちゃんと序盤から提示されていた。キャラメルボックス作品には、ジャンルを問わず、舞台装置や役者の配置や動きで伏線を張っておく、という演出がよくあるので、実はSFよりミステリの方が親和性が高いかも。
 新橋に移動して、某有名ビアホールの新店舗へ。夕食がてらビールを飲む。ちゃんと有名なメンチカツを頼んでみたが、これは確かに美味しかった。
 その後は妻と別行動で、SFセミナー合宿へ。本会に行っていると夕食で19時過ぎ着になるのが普通だったのだが、珍しく18時についてしまったので、珍しく寝部屋の確保をしておく。企画はまともに参加したのは円城塔企画とボクラノSF企画くらいだったが、ボクラノSF企画はいろいろと面白かったなあ。詳細は他の人がちゃんとレポートとかすると思うので割愛するけど、国書刊行会にも通じるものがあるのは、一人の編集者の熱意で叢書を1シリーズ動かせる、というあたり。ビールの商品開発ではなかなかそういうわけにはいかないので、ちょっとうらやましかったり(既に視点がSFファンからずれているか(笑)?)。
 大広間では、キヨシロー逝去のニュースが飛び交ったいたり。3時くらいには寝部屋に行って就寝。となりの人のいびきはちょっと気になったけど(笑)、大広間の隅っこじゃなくてちゃんと布団の上で眠れるのはありがたい(笑)。

しずおかあさひてれびにもうせいをうながしたい2009年04月12日 23時58分17秒

 朝は8時ちょっと前に目を覚まして『ディケイド』を観るが、先週から始まったニセヒーロータイム(笑)、題してニチアサキッズというローカル局の枠が、各番組のオープニング、エンディングに割り込んでナレーションを流すのが思いのほかうっとおしい(笑)。というか、先週はこんな変な割り込み方はしていなかったんだけど。歌は流したままだからいいだろう、という安易な発想での割り込みのようだが、本来の映像が流れないのでオープニングやエンディングの流れが断ち切られるのも違和感ありありだが、その割り込みの間、スタッフリストが見られないというのがすごくイヤ(笑)。静岡朝日テレビには猛省を促したい(笑)。
 で、『ディケイド』だが、今週から『アギト』編。なるほど、『クウガ』の相方を女性にしていたのはこの展開の伏線だった訳か。『プリキュア』は、もしかすると4人目のプリキュアになるかもしれない(笑)?女幹部のエピソード。主人公の親友のふりをして不幸に誘導しようと試みるも、いつもながら詰めが甘く、堅調にほだされつつあるようである(笑)。いや、そう思わせておいて、実はダンスの先生の方が4人目、というのもありかな、とは思うんだけど(笑)。まあ、去年のミルキィローズの正体(笑)も意外性はなかったから(笑)、今回も順当にこのままいくかなあ(笑)?
 その後、マンションからてくてく近所の元漁港までおさんぽして港まつりへ。深海ザメフライとか、揚げ物とか、鰹飯とかで朝食代わりに。あと、肴になりそうなものを若干買い込んで帰宅。
 帰宅してからは、夕方まで仕事にいそしむ。妻は昔録画してあったキャラメルボックスの『風を継ぐもの』とか鑑賞していたようだが、大画面だと迫力があるなあ。
 夕方、生協に買い物に。夕食は和食系の肴で日本酒を飲んで、そばで〆。
 早めに風呂に入り、『天地人』とか『レッドクリフ』とか観る。いや、なんというか、『レッドクリフ』でこのアクションが撮れるなら『一夢庵風流記』なんかも映像化できそうだなあ(笑)。

はーふたいむしあたー2009年03月14日 23時42分38秒

 朝は普通に6時半に目を覚ます。どん兵衛限定品の鴨南そばで軽く朝食の後、新幹線で上京。品川駅のエキナカをしばらく冷やかす。
 12時半開場でキャラメルボックスハーフタイムシアター『光の帝国/すべての風景の中にあなたがいます』を観劇。『光の帝国』は恩田陸の同名の短編集の収録作より「大きな引き出し」の舞台化、『すべての〜』は梶尾真治『未来のおもいで』の舞台化。超能力ものと時間もののSFの古典的2大テーマを同時に楽しめるという趣向。いやまあ、すれたSFファンでも、「演劇」という形式のフィルターがかかることで、手あかのついたテーマでもわりとプリミティブに感動できます(笑)。
 『光の帝国』は自分たちの存在(と能力)を隠して暮らしている異能者の一族とその存在に気づき、興味を持って調査し、それに材をとった映画を企画している映画監督との間に過去に起こった事件をカットバックで徐々に描き出していく趣向だが、後半、展開的に『七瀬ふたたび』的な要素があるのは、演出の真柴あずきが昨年のTV版『七瀬ふたたび(……というか、はじめて?)』の脚本に参加していることを考えてると、偶然ではないんだろうなあ。いや、サスペンス要素からハートウォーミングな要素までいろいろと盛り込まれていて、目頭の熱くなる箇所がいくつもあった。『すべての〜』は、梶尾真治版『ジェニィの肖像』といえる原作のシンプル&定番のアイデア&展開を直球勝負で演出しているんだと思うんだけど、いや、これが、展開は全部読めるにもかかわらずやはり要所要所で目頭が熱くなる(笑)。まあ、SFファン以外の人も周りでぼろ泣きしていたとは思うが、すれたSFファン的には、たまには原点を思い出すのも悪くはない経験かも(笑)。あと、キャラメルボックスのオリジナルのSFものはアイデア的にマンネリ気味でもあるので、これはもう、これからもどんどん原作ものにチャレンジしてもらいたい。
 そういえば、これまでキャラメルボックスが新宿公演に使っていたシアターアプルがコマ劇場もろとも閉鎖されてしまったので(建物はまだ残っているんだけど)、今回の公演はなんとライブハウスの新宿FACEが会場。ここは昔リキッドルームだった時代には結婚前の妻とムーンライダーズの世紀末ライブ、新宿FACEになってからも一度ムーンライダーズのライブで来たことがあるので、これで中に入るのは3回目だが、まあ、うちの夫婦にとっては不思議と縁のある場所、と、いっていいかも(笑)。
 その後、紀伊国屋で専門書をちょっと物色した後、中村屋でインドカレーとハヤシソースのオムライスで早めの夕食。東京に残る妻に見送ってもらって一人で焼津に戻る。

ぎゃくてんさいばん・ぎんぶら2009年02月28日 23時47分58秒

 朝は普通に6時半くらいに目を覚ます。朝食の後、荷造りして二人で上京。
 11時開演で日本青年館の宝塚公演『逆転裁判 蘇る真実』など観劇。いや、宝塚とゲームの初のコラボとしてニュースにもなったので一般の人もこの劇の存在は知っているのではないかと(笑)。どうなることかと思ったら、これがなかなかハマっていて楽しく観れた。考えてみると、宝塚はもともとケレン味があるので、ゲーム原作とは親和性は思った以上に高いのかも(笑)。会場アンケートで宝塚で演劇化して欲しいゲームやマンガを意見徴収していたみたいななので、来年あたりもゲームかマンガ原作の公演が企画されるかも(笑)?
 会場を出て、近所のホープ軒でラーメンを食べる。その後、地下鉄で新橋に移動。博品館でおもちゃを物色して、ライオンで生ビールを飲んで、たこいはアップルストア、妻は伊東屋に行ったり、いわゆる銀ブラをしばらくする。アップルストアではマランツのイヤホンなど買ってみたり。有楽町までてくてく歩いて、ワイン屋でつまみを数品頼んでワインをいくつか試して、気に入った1本を所望。
 妻の実家に戻り、夜はNHKの白洲次郎のドラマなど観る。吉田茂がけっこう本物っぽくてナイスではないかと(笑)。

あさきゆめみし2009年01月25日 22時13分22秒

 朝起きて、『仮面ライダーディケイド』第1話を観る。まあ、10周年おまつり企画ということで、冒頭の101匹ライダー大混戦?から、主人公がカードを使い分けて歴代平成ライダーに次々と変身してそれぞれの能力を使い分ける展開が、なかなか燃える。で、ラストは「クウガの世界」に突入……なんだけど、刑事役が女性で、五代がオダギリジョーじゃないのは、しょうがないよねえ(笑)。しかし、クウガのパートナーを敢えて女性にしてきたあたりにもそこはかとない「気合い」を感じるかも。
 因みに、その前に戦隊もののラスト展開も見ていたんだけど、いや、『キバ』とくらべるとわかりやすい上に、きっちり燃える展開のヒーローものになっていてなかなかよかったなあ。いきなりラストだけ観てもすぐに入っていけるわかりやすさもポイント。静岡だと放映が金曜日になっているので録画してまではフォローしてないんだけど、平成ライダーと比べると本当に毎年コンスタントに面白いよね。
 その後、『プリキュア5』最終回を鑑賞。いや、こちらも安心してみていられる。来週からはついに某美少女戦士アニメ(笑)の記録を塗り替えるシリーズ6年目ということで、これは正しく少女アニメ版戦隊ものの立ち位置を確立したといえるのでは。因みに『プリキュア5』2年を通しての収穫は、やっぱりブンビーさんにとどめを刺したい。
 今日は、11時開演で宝塚月組公演『夢の浮橋/アパショナード』。『夢の浮橋』は『あさきゆめみし』の光源氏後の宇治十帖部分の初の舞台化とのことだったが、平安時代の華やかな衣装、こみいった物語をわかりやすく整理してキャラクターの心情を描き分ける丁寧な演出で、実に見応えあり。そういえば、今回これを観た後でちょっと思ったんだけど、『日出処の天子』に対する『馬屋古女王』って、厩戸王子を光源氏に見立てた宇治十帖に相当していることに今更ながらに気づいた。……と、これは余談(笑)。でレビューの方の『アパショナード』もスペイン舞踏を基調にしたいい感じのレビューで、こちらも満足。ここ1年くらい、観劇している宝塚に外れが少ないように思うのは、スタッフ側がいろいろ工夫しているのか、それとも妻のチケット運(笑)がいいのか。あ、今回も前から10列目(笑)だったので、非常に見応えがありました。
 焼津に戻り、生協に買い物に。夕食はかんたん豚しゃぶ。

かせいねんだいき?2009年01月24日 22時12分02秒

 朝、8時くらいにちょっと職場に行ってちょっと仕事。その後、10時半過ぎの新幹線で上京。シアターコクーンで14時開演の野田MAPの新作『パイパー』を観劇。まあ、詳細はネタバレ防止で書かないでおくが、野田秀樹版『火星年代記』で、いかにも野田秀樹らしい破天荒なアイデアも散見されるものの、構成は歴史の転換点となった三つの時代をカットバックで見せる以外はシンプルな構成で、メタ視点や二重現実のような変化球を使わない、けっこう直球勝負のSF年代記になっていたと思う。政治的な寓意も物語の中にきれいに織り込まれていて突出していない。野田MAPとしても初めてという大人数でのモブシーンも「歴史の動き」を効果的に演出していてなかなか圧巻。
 渋谷でちょっと買い物して帰宅。夕食は妻の実家で妹さんご一家も交えて手巻き寿司。