あまかけるかぜに2009年08月29日 23時31分16秒

 今日は池袋の東京芸術劇場で『天翔ける風に』を観劇。以前観たことのある野田秀樹『贋作・罪と罰』のミュージカル版、ということで、もともとは野田秀樹らしいマシンガントークで語られていたストーリーが歌でろうろうと歌い上げられる、という趣向。いや、演じる役者さんたちの歌唱力がしっかりしていて、実に見応えがあった。同じストーリーでも、演出を変えるとこんなに印象が変わるものか。オリジナル版の「語呂合わせ」「言葉遊び」的な側面があまり表に出ないこと、男性中心の集団アクション劇になっていることもあり、異説幕末もの、として素直に観れてしまう。単独でも楽しめるが、やはり野田秀樹版と両方知っている方がより楽しめると思う。
 その後、駆け足で移動して上北沢へ。妻の大学時代のお友だちたちと久しぶりに飲み会なのだが、今回はメンバーの一人のご実家がつかえる、というので、閑静な住宅地のいい感じの日本間でまったりと飲む。