2020年1月に読んだ本2020年02月04日 21時38分15秒

キース・ロバーツ『モリー・ゼロ』の翻訳が佳境に入りつつあり、読み(訳し)進めるのに力が入って、普通の本の読書はやや滞りがち(笑)。

1月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1062
ナイス数:46

花よりも花の如く 19 (花とゆめCOMICS)花よりも花の如く 19 (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
自分はタイムカプセルというものを埋めたことはないが、テレビなどで取り上げられる時に、みんなで開けて、懐かしさにみんな喜んで、といういかにもな図に、なんとはなしに感じていた違和感。本作の描かれ方はその一つの姿。そうだと思う。中には、開けたくない手紙、封印したいものを入れてしまう人もいる。そういうネガな心へのひとつの解法。もしかすると、このシリーズがずっと追求してきたテーマの重要なひとつが、ここでひとつの答えにたどり着いたのかもしれない。
読了日:01月13日 著者:成田 美名子


名探偵カッレ 城跡の謎 (リンドグレーン・コレクション)名探偵カッレ 城跡の謎 (リンドグレーン・コレクション)感想
★★★★
子どもたちの遊びが生き生き描かれてるのは『やかまし村〜』にも通じるけど、探偵小説としてのアイデア、構成がまたすばらしい。『ピッピ』や『やかまし村』と違って日本オリジナルのイラストだけど、これがまたタッチ、佇まいがものすごく作品にマッチしている。久しぶりにワクワクしながら読んだ。あと、これって、『マイマイ新子と千年の魔法』の画風、演出でアニメで観てみたいです!
読了日:01月25日 著者:アストリッド・リンドグレーン


日本ビール缶大全 (タツミムック)日本ビール缶大全 (タツミムック)感想
★★★☆
集めも集めたり、一番古いものでは1950年代の日本初の缶までさかのぼるビール缶コレクション。メーカーに勤めていても見たこともないような地方限定のデザイン缶の数々。戦後の日本ビール史を俯瞰できる大力作。
読了日:01月28日 著者:長谷川 正人


明治乙女物語明治乙女物語感想
★★★☆
妻の実家が神保町なので、御茶ノ水界隈の地理にはだいぶ詳しくなった。もともと御茶ノ水から秋葉原あたりもてくてく歩いていたし、東京の地理が歩きで身についてるので、読んでいていろいろ実感がともなう。ミステリとしては構成が甘いというか出来過ぎに思えるところもあるけど、キャラクターの関係性の描き方はなかなか。あと、なんとなく百合?
読了日:01月30日 著者:滝沢 志郎


祝祭と予感祝祭と予感感想
★★★☆
『蜜蜂と遠雷』の登場人物たちの、これまでとその後をほんのちょっとだけ覗く、という趣向の短編集、というか超短編集。内容は、本編を読み返したくなるいいくすぐりの短編ばかりだが、なんといっても短い。これ、文庫にしたらすごく薄い本になりそう。
読了日:01月31日 著者:恩田 陸

読書メーター

2019年12月に読んだ本2020年01月06日 05時17分56秒

試訳中のキース・ロバーツMolly Zeroが第3章のクライマックスに入り、入れ込んで翻訳してたもんで、今月は少なめ。しかもほとんどマンガ。とはいえ、傾向は違えど、長くリスペクトしているマンガ家、シリーズの新刊固め打ちとは、なかなかの月だ。満足度は高し。

12月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1379
ナイス数:184

ファイブスター物語 15 (ニュータイプ100%コミックス)ファイブスター物語 15 (ニュータイプ100%コミックス)感想
★★★★
久しぶりのトラフィックス中心の巻。ヨーンのパートナーとなったパルスエットが本領を発揮し始めた! 今まで読んできてよかったと思える一冊。
読了日:12月08日 著者:永野 護


折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5036)折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5036)感想
★★★★
12/下に予定されていた名古屋SF読書会の課題本が『三体』だったのがきっかけで、読み逃していたものを今頃読了したが、サイバーパンク風、叙情派、バカSFなどなど、バラエティ豊かで、なるほど「中国」という色眼鏡なしに読むのが正解。それにしても破天荒なアイデアの群れ! これをアンソロジーにして英訳したケン・リュウの目も確かだ。
読了日:12月12日 著者:郝 景芳


小路花唄(4) (アフタヌーンKC)小路花唄(4) (アフタヌーンKC)感想
★★★★
4巻通して靴職人のお仕事を丁寧に描きつつ、前作の小路の住人たちのその後の姿も盛り込みつつ、主人公をめぐる三角関係を人生の選択として落ち着いたタッチで描き、主人公の職人としての成長も描いてきた上での、まさにこうなるしかない、と読者が納得できる結末。すがすがしい読後感。しかもまさかの百合(笑)。
読了日:12月14日 著者:麻生 みこと


乙嫁語り 12 (ハルタコミックス)乙嫁語り 12 (ハルタコミックス)感想
★★★★
前巻で予感された、これまでのルートをふたたび辿るスミスの旅は、まず姉妹妻アニスとシーリーン。相変わらずの二人の仲に癒される。
読了日:12月15日 著者:森 薫


Gene Mapper -full build-Gene Mapper -full build-感想
★★★☆
遺伝情報が記憶媒体に収められたプログラムで、機能タンパク質への翻訳はプログラムをロードしているようなもの。そういった機能の動作原理が解明されれば、確かにそれをツールとした人工生命もいつかは実現するかもしれない。それにしても、コンピューター関連から、植物生理学的な部分まで、設定がよく考え抜かれているのには舌を巻く。あと、何気にハッシュって概念が出てきてるけど、今は広く知られてるブロックチェーンをこの執筆時期に登場させてるのも流石。作品全体は、やっぱり『虐殺器官』の影響はあるかもしれない。
読了日:12月18日 著者:藤井 太洋

読書メーター

2019年11月に読んだ本2019年12月01日 12時22分29秒

 11月は先月と対照的にマンガなし、活字ばかり固めうちで読んだ。トピックは十二国記とジャーゲン。
 あと、Molly Zeroについて、キース・ロバーツの現在のエージェントさんと連絡がついて、ファンジン向けの版権交渉。翻訳とレイアウト作業もちょこちょこ進めてます。

11月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3234
ナイス数:209

のっけから失礼しますのっけから失礼します感想
★★★☆
宝塚の『エリザベート』を至高と断じ、花組版『ポーの一族』に酔いしれ、『重版出来!』に涙する、なんだか、うちの夫婦的に他人事と思えない話題の数々。一気読みする性質のものではないと思うので、いっぺん読んでは他のことをしつつ、ぽつぽつ読んだ。
読了日:11月04日 著者:三浦 しをん


たんぽぽのお酒 (1971年) (文学のおくりもの〈1〉)たんぽぽのお酒 (1971年) (文学のおくりもの〈1〉)感想
★★★
実は読んでなかった名作のひとつ(笑)。高校時代から、本屋で手に取ったりパラパラめくったりはしていたものじゃがのぉ(笑)。読んでみると、1928年のイリノイ州のひと夏を封じ込めた、まさに佳作。とはいえ、市電が廃止されてバスになるとか、古いアーケード(ゲームセンター)が老朽化で廃業したり、日本でいえば昭和30-40年代くらいの子ども時代を想起させる。マイマイ新子のような作品とも通底する要素があるように思った。
読了日:11月04日 著者:レイ・ブラッドベリ


歯をみがいてはいけません! (講談社青い鳥文庫)歯をみがいてはいけません! (講談社青い鳥文庫)感想
★★☆
横田順彌の追悼展で配布されていた著書の最後から4冊目。まあ、こういう機会がなければ存在も知らなかった児童書で、しかもシリーズ3冊目だったりするが、1ページに2回くらいダジャレが出てくるあたりはいかにも(笑)。実はさらりと並行世界SF。
読了日:11月08日 著者:横田 順彌


白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)感想
★★★★☆
読み始めてしまえば、時間の関係で一晩は越したものの、ほぼ一気読み。焦らしに焦らした前巻までから、今巻では話が動き出し、その過程で、各登場人物の内面がそれぞれに抉り出される。
読了日:11月11日 著者:小野 不由美

白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)感想
★★★★☆
光が見えてきたか、と思ったら、一転、何という容赦のない展開…。ギリギリまでどうなるのかと思ったら、何という怒涛の展開…。そして、この物語は民の生活に始まって、民の生活で幕を下ろした。あと、ラスト1行は…いわゆるナレ…。
読了日:11月13日 著者:小野 不由美


やかまし村の子どもたち (リンドグレーン・コレクション)やかまし村の子どもたち (リンドグレーン・コレクション)感想
★★★★
ピッピと同じ新訳のリンドグレーン・コレクションからのやかまし村。オリジナル版のイラストが使われてるのも同じ。ピッピとは対照的に普通の子どもたちの楽しそうな日常がいかにも楽しそうに描かれる。シリーズの初めの2作は原作者の脚本・監修のもとにラッセ・ハルストレム監督が映画にもしている。録画してあったのを思い出して観てみたけど、これがまたいい!
読了日:11月17日 著者:アストリッド リンドグレーン


ゆき、まだかなあゆき、まだかなあ感想
★★★
かあいらしい絵本。これからの季節向き?
読了日:11月17日 著者:マーシャ・ダイアン アーノルド


みならいサンタみならいサンタ感想
★★★☆
サンタ見習いの女の子の研修明け?の初仕事。いや、かあいらしいすなあ。
読了日:11月17日 著者:そのだ えり
薫風のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート 3 (光文社キャラクター文庫)薫風のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート 3 (光文社キャラクター文庫)感想
★★☆
1冊目は日常の謎ミステリとしてそれなりだったけど、2、3冊目はミステリ分だいぶ控えめなラブコメ。キャラクター小説としては楽しめた。
読了日:11月18日 著者:福田 和代


紙の魔術師 (ハヤカワ文庫FT)紙の魔術師 (ハヤカワ文庫FT)感想
★★☆
魔術師見習いの少女が、折り紙をモチーフにした紙の魔術師の修行を始める、という導入部から、予想しない方向に物語が進む。まあ、ちょっと好み分かれるかな。映画化予定らしいけど、確かに映像向けかも。
読了日:11月23日 著者:チャーリー・N・ホームバーグ


せなか町から、ずっと (福音館創作童話シリーズ)せなか町から、ずっと (福音館創作童話シリーズ)感想
★★★
超巨大な魚?のせなかに、そこを島だと思った人間たちが町を作った。登場人物の男の子のひとりが毎朝牛乳配達しているのを読んで、毎朝、晴れの日も雨の日も雪の日も豪雪の日も新聞配達をしていた頃のことをちょっと思い出した。童話としてはまあ、お行儀がよいというか、いささかできすぎ感もあるものの、イラストとのカップリングがなかなか。
読了日:11月26日 著者:斉藤 倫
ジャーゲン (マニュエル伝)ジャーゲン (マニュエル伝)感想
★★★★
しがない質屋のジャーゲンが悪魔に隠された妻を探す旅に出てみると、いろいろなものに出会い、若がえり、さまざまな美女たちに愛されながら、地獄から天国まで遍歴を続ける。1918年に書かれたとのことだが、時間SF的な展開とか、登場人物が作者との関係を、被造物が造物主との関係を自覚するようなメタ構造とか、インフレーション宇宙を思わせるようなヴィジョンまで、驚きのアイデアがこれでもかと出てくる。それにしても、中盤から重要な?役割をする「呪文」(笑)。「呪文」最高(笑)。
読了日:11月29日 著者:J.B.キャベル

読書メーター

2019年10月に読んだ本2019年11月01日 20時00分34秒

 10月はなんだかマンガを固めうちで読んだ。『彼方のアストラ』は原作マンガもこれまで読まず、アニメも観ないままだったので、予備知識なしで存分に楽しめた。これは確かに一気読み向き。
 あと、吾妻ひでおご逝去の報に、手塚治虫以来の落涙。自分のコアを形成しているのは、今でもこの二人のマンガ家なんだなあ、ということを改めて実感した。

10月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3343
ナイス数:255

エセルとアーネスト■エセルとアーネスト感想
★★★★
映画を観てきたので原作も読んでみた。絵本というよりマンガに近いレイアウトで、映画版はおおむね原作のストーリーをきちんと映像化している。動きをともなう演出で味わいが増しているシーンもありつつ、止め絵のつながりの方が余韻が残るシーンもあり。つまり、どっちもよい。内容的には『このロンドンの片隅に』でもありつつ、結婚からの二人の生涯を描き切った秀作。
読了日:10月06日 著者:レイモンド ブリッグズ


美術館へ行こう: ときどきおやつ■美術館へ行こう: ときどきおやつ感想
★★★☆
ちょっと小さい/ちょっと変わった美術館をめぐるガイドブック。ベルナール・ビュフェ美術館はちょっと前に原田知世のon-docでいったことがあるけど、不思議な空間だったっけ。場所も美術館の趣旨もまちまちながら、著者の訪ねる美術館はそういう空気感が感じられる、という点で共通してるのかも。あらためて、中谷宇吉郎の記念館は行ってみたくなった。それ以外もあちこち、機会があれば。
読了日:10月10日 著者:伊藤まさこ


くわた屋食堂 (バーズコミックス)■くわた屋食堂 (バーズコミックス)感想
★★★★ひとつひとつはOL女子の料理をめぐるほんわか日常スケッチ、メインのキャラが徐々に知り合いになっていく過程もほっこり。最後はピクニックでゆるやかにつながってたキャラが集合して大団円。そんな中、中学時代はつながりのなかった二人が焼き鳥の縁で友だちになって、久しぶりに故郷の街を訪ねるエピソードで、なんだかじんわりしてしまったのは何故だか自分でもわからない。
読了日:10月12日 著者:桑田 乃梨子


パラドックス・メン (竹書房文庫)■パラドックス・メン (竹書房文庫)感想
★★★★
なるほど、ワイド・スクリーン・バロックという言葉の定義の元になった、ということが120%納得できる快作。最新の科学知識に照らして怪しい点も(特にラストに関わる旧人類のあれこれとか)、まあ、気にしなくて大丈夫というか、機にする必要はない。ベスターとの比較では、ディティールをいくらでも書き込めそうなところがさらっと流されてるのがもったいないといえばもったいない。
読了日:10月13日 著者:チャールズ・L. ハーネス


こっちむいて!みい子 ベストセレクション まるごとみい子! (ちゃおコミックス)■こっちむいて!みい子 ベストセレクション まるごとみい子! (ちゃおコミックス)感想
★★★★
かつて時間帯移動前のテレビ朝日女児向け枠で、一年だけ講談社なかよしではなく小学館ちゃお(他)原作の年があって、しかも、みっつの作品をショートアニメで見せる『みいファぷー』という企画だった。そのうち『みい』がこの『こっちむいて! みい子』。そのアニメを観なければ知らなかった作品だが、アニメの各エピソードが毎回ツボで、気に入っていた。わざわざコミックスを買うまではしてなかったので、こういう企画はうれしい。セレクトもよくて、けっこうじわじわ目頭熱くして読んだ。シリーズ入門編として最高!
読了日:10月14日 著者:おの えりこ


相方システム~学園が選んだ運命の女の子~1 (Lilie comics)■相方システム~学園が選んだ運命の女の子~1 (Lilie comics)感想
★★★★
『マリア様がみてる』の姉妹(スール)は自分たちで相手を選ぶが、こちらは毎年のマッチングテストの結果から1年間の「相方」を選ぶ、というシステム。2年生で前年度「相方」だった二人が、それぞれに1年生の新しい「相方」と出会うところから始まるアレとかコレとか。いや、これは流石の袴田めら品質。
読了日:10月14日 著者:袴田めら
白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)■白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)感想
★★★★
この作中での国の荒廃の仕方を読むと、まるで今のどこかの国の姿を見せつけられているかのような底冷えする気分になる。それにしても、こういう国のありようは、前作が描かれた時にはどの程度構想されていたのか、もともと予見的だったのか、今までかかって書いたからこそこういった描かれ方になったのか、は、ちょっと気になる。
読了日:10月15日 著者:小野 不由美


白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)■白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)感想
★★★★
ああっ、そうくるか!? という展開の連続。そして、ここで引き!? そして糸を引いてるのはやはりあの人物なのか? やはり摂理の発動は意図的に止められていたのか? この配置で動き始めると状況はどう転がるのか? 待て、次巻!
読了日:10月18日 著者:小野 不由美


彼方のアストラ 1 (ジャンプコミックス)■彼方のアストラ 1 (ジャンプコミックス)感想
★★★☆
いや、映画だと『インターステラー』にも『アド・アストラ』にも、なんかモヤモヤ感がある訳ですよ。映像の作りはすごいんだけど(どっちかといえば『アド・アストラ』推し)。このマンガの方がそのあたりの惑星間、恒星間航行を前提とした設定の作りに納得感。そして冒頭からギャグ連発の主人公たちがいい。
読了日:10月19日 著者:篠原 健太


彼方のアストラ 2 (ジャンプコミックス)■彼方のアストラ 2 (ジャンプコミックス)感想
★★★☆
惑星ごとの生態系の違いが、ストーリーとうまくかみ合っていい感じ。あと、パルプマガジン風の口絵もいいすなあ。
読了日:10月19日 著者:篠原 健太


彼方のアストラ 3 (ジャンプコミックス)■彼方のアストラ 3 (ジャンプコミックス)感想
★★★★
こ、このキャラクターの設定……これはやはり、11人いる、ならぬ9人いる!?
読了日:10月19日 著者:篠原 健太


彼方のアストラ 4 (ジャンプコミックス)■彼方のアストラ 4 (ジャンプコミックス)感想
★★★★☆
前巻から今巻にかけては『インターステラー』要素がちらほら、そして、他の巻より少なめのページ数の中でどんでん返し連発。そうだよねえ、たしかに、とある言葉、今まで出てきてなかったよ。あーびっくりした。そして、たしかに話はここで切らないとね。
読了日:10月19日 著者:篠原 健太


彼方のアストラ 5 (ジャンプコミックス)■彼方のアストラ 5 (ジャンプコミックス)感想
★★★★☆
これまでの伏線がきちんと回収されつつ、あのマンガとかあの小説を彷彿とさせる主人公たちの葛藤にも一人一人決着をつけつつ、宇宙SFとしての最大の謎解きも上手くハマって、ラストはさわやか。なるほどこれは極上のジュブナイルSFマンガ! 大団円!!
読了日:10月19日 著者:篠原 健太


不条理日記 完全版■不条理日記 完全版感想
★★★★★
これへの書き下ろしが遺作になってしまうとは…。こうして集められてみると、吾妻ひでおのSF愛がパロディとオリジナル作品で、一方で日常もセルフパロディに、それらが渾然一体となって、いいセレクト。吾妻ひでおがいなければ、自分はこんな人になってなかったのは間違いない。RIP
読了日:10月22日 著者:吾妻ひでお

読書メーター

2019年9月に読んだ本2019年10月01日 18時47分17秒

 今月は、なんだか勢いがついてしまって『Molly Zero』の第3章の訳し読みを進めていて、普通の本が少なめ。まあ、こんなこともあるさ(笑)。
 あ、長いファンダム歴ではじめて京都SFフェスティバルの合宿企画を申請しました。参加される方はよしなに。

9月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1221
ナイス数:72

未来の科学者との対話17-第17回 神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞 受賞作品集-■未来の科学者との対話17-第17回 神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞 受賞作品集-感想
★★★★
図書館の新刊で見かけなければこういう本が出ていることを知らなかったけど、中にジュニア農芸化学会で見たことあるテーマもあったので読んでみた。限られた環境で身近なテーマに取り組む高校生たちに胸が熱くなる。
と、思って読んでいたら、本巻の収録内容じゃないけど、2015年くらいにジュニア農芸化学会で発表していた(その同じ高校の後継研究は本巻にも収録されている)JK(当時)が、今はJDとなって海洋微生物の研究をしていることをひょんなことからtwitterで知ってびっくり。ジュニア〜では(残念ながら)賞取れてなかったけど、実は同じ研究で文部科学大臣賞をとってたとか。そっちの方がすごいし、大学でもやりたい研究に進めているようでなにより。
読了日:09月07日 著者:


ミステリと言う勿れ (5) (フラワーコミックスアルファ)■ミステリと言う勿れ (5) (フラワーコミックスアルファ)感想
★★★★
今回のネタは児童虐待の問題。しかしなるほど、序盤の大学の講義を伏線に、マンガで◯◯トリックが成立するとは。同じような手法でそのトリックを描いたマンガが他にもあったのは覚えてるんだけど、すぐに思い出せない……。
読了日:09月12日 著者:田村 由美


幻魔大戦 Rebirth (10) (少年サンデーコミックススペシャル)■幻魔大戦 Rebirth (10) (少年サンデーコミックススペシャル)感想
★★★☆
そろそろまとめに入りつつあり。あのキャラの正体、彼だった!?
読了日:09月16日 著者:


連続テレビ小説なつぞら コンプリートファンブック (ぴあ MOOK)■連続テレビ小説なつぞら コンプリートファンブック (ぴあ MOOK)感想
★★★★
かゆいところに手が届くムック。本編の中に出てきた当時っぽい演劇とかのポスター、数々のアニメ作品のポスターやセル画、絵コンテ、原画などなど、刈谷さんが脚本の表紙に提供したというカラーイラストがたっぷりカラーで楽しめ、短いけれどドラマから入るファンにも、アニメの方にフォーカスするファンにも納得のインタビュー、寄稿の数々。アニメ資料数はアニメスタイルさんにおまかせするにしても、これは大いに「買い」。いや、買ってよかった。
読了日:09月22日 著者:


本にまつわる世界のことば■本にまつわる世界のことば感想
★★★★
『翻訳できない世界のことば』の翻訳から始まって、気がついたらタイトルの語感以外は各個独立の内容の不思議なシリーズとなりつつある創元社の「世界を旅するイラストブック」シリーズ。最新刊は久しぶりに「積読」も出てくる本にまつわる言葉を扱っているが、世界の言葉をネタだしするために7人の著者を集め、好き勝手にその言葉について小話やエッセイを書いてもらう、という不思議な一冊。けっこう楽しく読めるので、これは企画の勝利かも。
読了日:09月23日 著者:温 又柔,斎藤 真理子,中村 菜穂,藤井 光,藤野 可織,松田 青子,宮下 遼


彼女の世界 (リュウコミックス)■彼女の世界 (リュウコミックス)感想
★★★★
わりとガチ百合だった(笑)。袴田めら作品は登場人物の心理的な立ち位置がくるっと逆転するあたりが読みどころ。自分はピュア百合アンソロジー「ひらり、」でファンになったんだけど、こちらはなんと「リュウ」(笑)。しかし、未読のコミックスをKindle版で読むのってこれが初めてかな。
読了日:09月24日 著者:袴田 めら


日本SF誕生―空想と科学の作家たち■日本SF誕生―空想と科学の作家たち感想
★★★★
第一世代のSF作家がデビューする前からのさまざまな交友録。コンパクトな文章の中に博覧強記ぶりが垣間見え、登場する作家たちの言行赤裸々さも含め、楽しい読み物になっていつつ、国際SFシンポジウムの運営裏話を含めた記録にもなっている労作。
読了日:09月24日 著者:豊田有恒


「なつぞら」のアニメーション資料集[オープニングタイトル編](小冊子)■「なつぞら」のアニメーション資料集[オープニングタイトル編](小冊子)感想
★★★★☆
『なつぞら』のOPアニメの絵コンテ、設定資料、イメージボード、レイアウト、背景、それに脚本用の表紙イラストがよぶんな説明なしでがんがん収録されている。かりやさんの絵の力ががんがん伝わってきて、すごくいい。
読了日:09月26日 著者:

読書メーター

2019年8月に読んだ本2019年09月01日 07時34分36秒

 『ガラスの仮面』マラソン(笑)が終わったので、今月はなんとマンガがなかった。読んだ本の内容は、まあ、ごった混ぜだけど、ルシア・ベルリンは流石の岸本佐知子品質。あと、嵐山光三郎がよかっった。
 因みに、ちょこちょこ訳してるキース・ロバーツ『Molly Zero』の第1章と第2章を印刷ファンジン(発行予定は未定…)向けにレイアウトして、校正用にpdf化してます。読んでみたいとご希望の方はtwitter(@k_takoi)へのDMか、なんらかの手段でご一報ください。

8月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2924
ナイス数:98

三体■三体感想
★★★☆
ちょっと出遅れ感あるけど、読み始めたらさくさく読めた話題作。文革の残酷描写から重々しく始まったのが、現代編に入ったらいきなりベイリーばりのバカSFっぽい展開に。と、思ったら平井和正ばりの人類ダメ小説へと転調する、前の方にチラッと出てきたささいな要素が後半で意外な活かされ方をするのも、奔流のようなアイデア同様オドロキ。しかし、こんだけ売れてるけど、バカSF読み慣れてない人は後半ついていけるのか!? ちょっとだけ心配。
読了日:08月03日 著者:劉 慈欣


玉依姫 八咫烏シリーズ 5■玉依姫 八咫烏シリーズ 5感想
★★
今までも大概イヤミスなシリーズだったが、これは今までで一番のイヤミス。人も人でないものもばたばた死ぬし、なんとも後味悪い。あと、あらすじ紹介とかで「エピソード0」といってるのは完全にミスリードで、時系列は過去のエピソードの後だし、位置づけ的にも完全に本編の続き。
読了日:08月06日 著者:阿部 智里


子供のための教訓詩集■子供のための教訓詩集感想
★★★
キース・ロバーツのMolly Zero でヒロインのモリーが子どもの頃に読んだらしいナンセンス詩集。ようやく邦訳版を読めたが、これも全訳ではなかった。亀を見て詩を思い出す、というくだりがあるのだが、その亀の絵はたぶん本書の表紙のこれなんだと思う。
読了日:08月09日 著者:ヒレア ベロック


あずかりやさん  彼女の青い鳥■あずかりやさん 彼女の青い鳥感想
★★★
盲目のあずかりやさんシリーズ3冊目。今回は謎の「彼女」が見え隠れする構成のオムニバス。今回はちょっと構成を作り込みすぎかな? という印象。売れない作家さんの話はちょっとほっこり。
読了日:08月09日 著者:大山 淳子


あの人に会いに 穂村弘対談集■あの人に会いに 穂村弘対談集感想
★★★★
なんというか、世代、対談相手の人選から、同じ文化を共有している感がありつつ、でも、同じような機会をもらっても、自分ではこんな言葉を相手から引き出せないだろうという嫉妬を感じる素晴らしい対談集。特に高野文子さんの語る内容は貴重だ。
読了日:08月12日 著者:穂村 弘


弥栄の烏 八咫烏シリーズ6■弥栄の烏 八咫烏シリーズ6感想
★★★
十二国記かと思って読んでいたら海のトリトンだった。しかも徹頭徹尾ちなまぐさい。
なんていうんだろう、最後の2冊でのシリーズとしての伏線回収や世界観の決着のつけ方が個人的には膚に合わない。読者を驚かせるため、ストーリーの叙述トリックやストーリーの意外性のためにキャラクターが作者の意図のままに扱われてる印象が強い。よく出来ているしキャラクターに感情移入させる描写もうまいので、ファンが多いのは理解できるけど。
読了日:08月14日 著者:阿部 智里


アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー (ハヤカワ文庫JA)■アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー (ハヤカワ文庫JA)感想
★★★★
なんと二人称の宮沢伊織「キミノスケープ」で驚かせつつ、各短編がいずれもアイデア、テクニックでSFとして秀作、傑作で、百合かどうか、どうでもいいじゃん、と思いかけたところでラストの小川一水「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」ガチSFでなおかつガチ百合だったのが確信犯的配置(笑)? ベストは「月と怪物」と「色のない緑」か迷うところ。
読了日:08月17日 著者:


掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集■掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集感想
★★★★☆
波乱万丈な本人の生涯をモチーフにしていた点で(ヘロインとアル中の違いはあるが)アンナ・カヴァン的な背景があるものの、より中南米の土着的な味わいがある。同じ名前、続柄の登場人物たちの、同じに見えて少しずれたエピソードが輻輳的に語られることで、あらゆる可能性が含まれた世界から、その時その時の語り手の観測で短編の物語を確定させているような印象。これは著者が思ってもみない効果かも? とはいえ、ラストの短編では語り手が「幸せなもう一つの人生」を現実と区別がつかないほどありありと語る。…あながち外れてもいないのかも。
それにしても、短編「星と聖人」は岸本佐知子エッセイかと思った。作者と翻訳家も一体感が…??
読了日:08月24日 著者:ルシア・ベルリン


烏百花 蛍の章 八咫烏外伝■烏百花 蛍の章 八咫烏外伝感想
★★★
番外編を集めた一冊。まあほどほどだけど、本編も含め、人がストーリーのためにあっさり死ぬのはやっぱり性に合わない。
読了日:08月31日 著者:阿部 智里


文士の舌■文士の舌感想
★★★★★
鷗外、漱石に始まり山口瞳、開高健あたりまで、明治から昭和までの錚々たる文士たちが通った料理店のうち、現存するものを訪ねて紹介する、という体裁だが、1人あたり5-6ページの分量の中に、その文士の生涯や作風に関する筆者の博覧強記が盛り込まれる。筆者が編集者として実際に付き合った際の逸話もさりげなく盛り込まれ臨場感を増す。拙速に読んでしまうのがもったいなくて、1日に一人か二人分、じっくり味わうように読んだ。何度でも読み返したくなる一冊。そういえば、登場する中では有楽町の慶楽は最近閉店したっけ。
読了日:08月31日 著者:嵐山 光三郎

読書メーター

2019年7月に読んだ本2019年08月03日 08時21分33秒

 このところ夫婦でハマっていた『ガラスの仮面』一気読み、改めて作品の力を実感。やはり白眉は『ふたりの王女』かな。
 あと、引き続きキース・ロバーツ『Molly Zero』を訳し読みも。そろそろ第2部終わり。全体の1/3くらい?

7月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:3342
ナイス数:84

あずかりやさん (一般書)◼︎あずかりやさん (一般書)感想
★★★☆
明日町こんぺいとう商店街、といえば、商店街のお店ひとつひとつについての短編をいろいろな作家が書き継ぐリレー小説的シリーズだと思っていたので、そのお店ひとつで一冊、というのがちょっと意外だった。目の見えないあずかりやさん店主とさまざまなお客さんの物語がクロニクル的なオムニバスになっていて、なかなか。
読了日:07月05日 著者:大山 淳子


ガラスの仮面 (第36巻) (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 (第36巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
紅天女のためのエチュードは「火」。一方で綾小路くんは現役の仏師(公務員兼業)の元で修行を始める。あと、速水会長が紅天女の里で遭難したり、マヤと真澄が里で星空を眺めたり、いろいろ動きのある巻。
読了日:07月06日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第37巻) (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 (第37巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
突然の雨に、紅天女の里の神社で雨宿りから夜を明かすことになるマヤと真澄。紅天女のためのエチュードは「水」と「土」。それぞれに何かをつかみつつある二人への最後の課題は「紅天女」そのもの。
読了日:07月06日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第38巻) (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 (第38巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
二人への最後の課題を前に倒れる月影先生、そしてついに語られる女優・月影千草の一代記から大都芸能との確執まで。奇跡の回復を遂げた先生と、劇団月影、一角獣の仲間たちの前で紅天女の試演をする二人、技巧の亜弓に対して、何かが憑依したかのようなマヤの紅天女の叫びに震憾が走る。
読了日:07月06日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第39巻) (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 (第39巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
マヤの天然の演技に自信を失いかけた亜弓だが、天然ゆえのマヤの基本的な技術不足になるちょっと自信を取り戻す、そして二人それぞれの紅天女。それを見届けた月影先生、ついに自らが「紅天女」を…。
読了日:07月06日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第40巻) (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 (第40巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★☆
まるごと一冊「紅天女」。つきかげ、一角獣メンバーのサポートはありつつもほぼ月影先生の一人芝居と源造の語りだけで進む「紅天女」に立ち会った人々が震撼する。月影先生が真打なのは当たり前として、ただの付き人じゃなかったのね、源造、恐ろしい子…
読了日:07月06日 著者:美内 すずえ


烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ 2◼︎烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ 2感想
★★★☆
一作目の一見後宮ファンタジーな女性たちの物語の背後で蠢いていた男性たちの権謀術数が明らかになる第二作。ちょうどついになるといっていい内容だが、まあ、いろいろと容赦ない。何を書いてもネタバレになるあたりと、最後に意外な…が待ち受けているのは一作目と近くて、この作家の持味なんだろうと思えてきた。
読了日:07月07日 著者:阿部 智里


あずかりやさん 桐島くんの青春◼︎あずかりやさん 桐島くんの青春感想
★★★
目の見えない店主が営むあずかりやさん。基本、毎回語り手が違い、多くは人間ですらない中、本巻のラストのエピソードでは店主が語り手となり、学生時代の思い出が語られる。
読了日:07月11日 著者:大山 淳子


ガラスの仮面 (第41巻) (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 (第41巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★☆
紅天女の里の力?で魂の交歓をしてしまうマヤと真澄。梅の谷への吊橋を燃やしちゃう月影先生。そしてマヤと亜弓はつかみ合い殴り合いの大げんかの果てに笑い合うって、どこの少年マンガですか。強敵と書いて「とも」ですか。
読了日:07月13日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第42巻) (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 (第42巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
ふたつの紅天女の試演の詳細が発表され、両グループとも稽古が始まる中、真澄の婚約発表のショックから仮面を被れなくなるマヤ。ここで40巻分ガマンしてきた桜小路くんが猛アタックを。その展開に大ショックの真澄さま、やっぱり乙女だ(笑)。
読了日:07月13日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 43 ふたりの阿古夜 2 (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 43 ふたりの阿古夜 2 (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
紅天女の本質をつかもうとするマヤ。ちょっとスピリチュアルになってきたけど、なにしろ劇の内容が神さまの話なのでまあ違和感はないかな。
読了日:07月13日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 44 ふたりの阿古夜 3 (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 44 ふたりの阿古夜 3 (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
月影先生がマヤと亜弓の試演を確認。試演後に「阿古夜」に水を与えるところまでがセットの月影先生品質。役に入り込むマヤとの差を知り、カメラマンのハミルさんにまで「心がない」と評価される亜弓は、稽古中のトラブルで頭を打ち、目に不調が出始める。
読了日:07月13日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 45 ふたりの阿古夜 4 (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 45 ふたりの阿古夜 4 (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
黒沼監督のファミレスや都庁での稽古で何かをつかみ始めるマヤと桜小路くん、亜弓は手術しないと失明でも紅天女をあきらめられず、目の見えない状態での猛特訓を始める。お母さんが指導役で、さながらリアル「奇跡の人」展開。
読了日:07月13日 著者:美内 すずえ


南極ではたらく:かあちゃん、調理隊員になる◼︎南極ではたらく:かあちゃん、調理隊員になる感想
★★★
著者が何故そこまで南極に行きたいと思ったのか、についての想いについては敢えて書いてないのかもしれないけど、南極料理人のご本人に師事して3回チャレンジして実現させるのはすごい。南極探検隊トリビア的に楽しく読める本。しかし、あの悪魔のおにぎりのオリジナルがこれだったんですね。
読了日:07月14日 著者:渡貫 淳子


メアリ・ポピンズ◼︎メアリ・ポピンズ感想
★★★☆
前に『あしながおじさん』を読んだ安野光雅挿絵によるシリーズの一冊。岸田衿子訳の『メアリ・ポピンズ』。実は初読なんだけど、こういうお話だったのね。何から何まで予想の斜め上の展開。ちょっと風の又三郎的な?
読了日:07月19日 著者:トラバース


ガラスの仮面 46 (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 46 (花とゆめCOMICS)感想
★★★
目のよく見えない亜弓をサリバン先生みたいに指導する歌子ママ。一方、真澄からマヤを遠ざけようとする紫織さんの陰謀がベタ過ぎて、まるで昭和40年代の少女マンガ!?
読了日:07月21日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 47 (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 47 (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
紫織さんの陰謀が裏目に出て、一夜のクルーズで想いを通じ合わせてしまう真澄とマヤ。目撃しちゃった綾小路くんは傷心でバイク事故。怪我人多すぎるぞ、紅天女。
読了日:07月21日 著者:美内すずえ


ガラスの仮面 48 (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 48 (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
目が見えないことでかえって凄味が増してきた亜弓の紅天女。一方、マヤのために婚約解消しようとする真澄だが。雑誌で読んで覚えてたけど、アレは何年前だっけ。
読了日:07月21日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 49 (花とゆめCOMICS)◼︎ガラスの仮面 49 (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
旧国鉄の廃墟での紅天女試演発表。亜弓や綾小路くんのトラブルはむしろ演技にはプラスに。一方、婚約解消で正気を失った紫織さん、こわいです。しかし、これが2012年刊行で、いつ出るんだ50巻!?
読了日:07月21日 著者:美内すずえ


黄金の烏 八咫烏シリーズ 3◼︎黄金の烏 八咫烏シリーズ 3感想
★★★
叙述トリックで読者の予想を裏切りまくるシリーズなのは毎回板についてきた感はある。結末がビターというよりダークなところも同じく。とはいえ、この後味の悪さは現代劇だったらいわゆるイヤミスなのでは。ファンタジーとしての世界設定に十二国記っぽさも出てきた感じ。そういえば十二国記の短編にもこういうニュアンスの話がひとつあったっけ。
読了日:07月22日 著者:阿部 智里


空棺の烏 八咫烏シリーズ 4◼︎空棺の烏 八咫烏シリーズ 4感想
★★☆
今回は雪哉が桃太郎よろしく仲間を集めていく話だが、なんというか腹黒い。まあ、腹黒いことは読者もわかっているし、ここまでの巻と比べると物語の展開の上での意外性はそんなでもなかった。雪哉の性格悪いのは種明かしされなくてもわかってるよ(笑)。とはいえ、ラストあれっぱかりのページであの怒涛の展開になったのは別の意味でびっくりした。
読了日:07月25日 著者:阿部 智里


穂村弘の、こんなところで。◼︎穂村弘の、こんなところで。感想
★★★★☆
資生堂の「花椿」に連載されていた穂村弘のいろいろな人たちとの対談をまとめた対談集。相手の素を引き出すような言葉を投げかけて、その人からしか出てこないような言葉を引き出しているのが流石? 人選も内容も、それからアラーキーの写真もすごくいい感じ。因みに出版が2016年で、後に告発を行なうKaoRiさんの名前がラストのアラーキーとの対談の中で出てきているあたりは、今読むと予想外の効果かも?
読了日:07月28日 著者:穂村 弘

読書メーター

2019年6月に読んだ本2019年07月01日 19時48分42秒

 引き続きキース・ロバーツ『Molly Zero』を訳し読みしつつ、ここでなぜか『ガラスの仮面』一気読み。なにをやっているやら…(笑)。

6月の読書メーター
読んだ本の数:33
読んだページ数:6665
ナイス数:125

プークが丘の妖精パック (光文社古典新訳文庫)■プークが丘の妖精パック (光文社古典新訳文庫)感想
★★★★
『ジャングル・ブック』で有名なキプリングのイギリスの子供たち向けの歴史物語。妖精パックを狂言回しに、昔の人物が呼び出されて幼い兄弟に自分たちの体験談を語る形式。個々のエピソードが面白く、ゆるやかなつながりもあり、イングランド歴史物語として楽しく読める。原著から100年経って邦訳されたのが2006年とのことだが、続編の『ごほうびと妖精』はこのまま訳されないのかもしれない。
読了日:06月01日 著者:キプリング


ガラスの仮面 (第11巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第11巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
奇跡の人オーディション、最終審査は亜弓の母の票で二人合格のダブルキャストに。そして本番、まずは亜弓の演技が始まる。
読了日:06月01日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第12巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第12巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★☆
ダブルキャストの初日は亜弓バージョンから。『たけくらべ』の時も感じたが、演技の追及を通じて、その物語や主人公についての理解度も高まってるので、作中で始まる演劇パートへの没入度が高く、けっこう本気で『奇跡の人』の物語に感動できる。そして始まるマヤバージョン、予測できない演技に亜弓の母歌子の役者魂に火がつく。上質の演劇を2本堪能した気分になれる巻。
読了日:06月01日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第13巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第13巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
『奇跡の人』でアカデミー助演女優賞をマヤが受賞、その機に月影先生はマヤと亜弓を『紅天女』候補と宣言。そこから始めるマヤと亜弓の芸能界を巻き込んだテレビドラマ対決。そして、二人の最大の壁はなんと恋愛経験!
読了日:06月02日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第14巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第14巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
恋に悩みつつ大都芸能のプロデュースでスターの道を歩き始めたマヤだが、大都芸能とスポンサーのゴリ押しでドラマの出番を削られた共演の女優さんたちや、映画の主演を降板させられた人気アイドルの親衛隊など、八方みんな敵!
読了日:06月01日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第15巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第15巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
次々と襲いかかる悪質な妨害を、ポジティブな意味での舞台荒らし、演技の実力ではね返していくマヤ。その一方、大都芸能がマヤ売り出しの切り札(行方不明の母親と感動の再会)にするつもりだったマヤの母が…。
読了日:06月01日 著者:美内 すずえ


書店ガール 7 旅立ち (PHP文芸文庫)■書店ガール 7 旅立ち (PHP文芸文庫)感想
★★★☆
これまでのヒロイン4人の今を描く最終巻。必ずしも明るい話ではなく、徐々に悪化していく書店をめぐる状況の中でそれぞれにあがき続ける姿こそが希望、ということか。それにしても、沼津と仙台が出てくるのが、両県に暮らした人間には色々とアレだ。
読了日:06月04日 著者:碧野 圭


ガラスの仮面 (第16巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第16巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
マヤの母の死には大都芸能の責任があるが、それを利用した乙部のりえ(とそのバックの芸能プロ)の計略にかかり、マヤは一大スキャンダルに巻き込まれ、精神的ショックから演技ができなくなってしまう。その陰謀に気がついた亜弓は演技で乙部のりえへの意趣返しを仕組む。
読了日:06月08日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第17巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第17巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
乙部のりえ主演の『カーミラの肖像』の本番でまさに牙をむいた亜弓の吸血鬼カーミラが主演を食って実力で叩き伏せる。一方のマヤは大都芸能最後の仕事として端役で亜弓の前へ。その舞台でもいやがらせを受けるが、逆にそれがマヤが「仮面」を取り戻すきっかけに。亜弓とマヤの「約束」が熱い。関係ないけど、この表紙は作品を象徴する1枚ではないかと。
読了日:06月08日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第18巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第18巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
『紅い牙』とか『スケバン刑事』目当てに読み始めた花とゆめで連載リアルタイムで読み始めたの、このあたりからだった。体育倉庫の用具を見立てた練習と『女海賊ビアンカ』! 学園祭での好評からの再演、さらに新作のためのパントマイム!
読了日:06月08日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第19巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第19巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
平凡な少女の日常とちょっとした非日常を飽きさせずに魅せた『通り雨』。独学でパントマイムから演出までするマヤとは対照的に、奇しくも、亜弓は一流のバレエ、パントマイムの指導者との全力の特訓で一人芝居『ジュリエット』で新たな成長に挑む。一方、マヤをやや敵視してきた演劇部は実力を認め、マヤを客演に選ぶ。新たな役はお手伝いロボット。ただしネジ巻き式。ある意味先駆的な設定!?
読了日:06月08日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第20巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第20巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
マヤの客演メイドロボ?は大好評で、少し光が見え始める。一方、亜弓の一人芝居『ジュリエット』はアカデミー芸術大賞を獲得。それを機に、月影先生は『紅天女』の後継を亜弓に、と発表。マヤには、2年以内に亜弓に追いつければ、という猶予を。そしてここで亜弓の生い立ちが語られる。幼い頃から両親の名前で時に贔屓されるのが耐えられず、常に実力勝負の世界を黙々と歩んできた努力型の天才。その亜弓がここまでの競演で「天然の天才」マヤの前で感じた3回の敗北感。亜弓もマヤとの対決なしの『紅天女』継承には納得できない。燃える展開!
読了日:06月09日 著者:美内 すずえ


鹿の王 水底の橋■鹿の王 水底の橋感想
★★★☆
シリーズではあるが、ファンタジー的世界に現代に近い医学が発達している、という基本設定以外は続編的要素は薄いので、独立した作品として読める。世界を巻き込むパンデミックとの対峙をダイナミックに描いた本編と比べると、ポリティカル要素の濃いミステリに仕立てられてる。最後の謎解き的裁判劇が、種明かしをほとんど会話でやっていたのは多少物足りないか。
読了日:06月11日 著者:上橋 菜穂子


ガラスの仮面 (第21巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第21巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
次の挑戦は劇団つきかげと劇団一角獣のタッグで野外ステージの『真夏の夜の夢』! ああ、このあたりも覚えてる。表紙にもあるけど妖精パック!
読了日:06月15日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第22巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第22巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
ついに始まる『真夏の夜の夢』本番、一角獣らしいコミカルな演出にマヤのパックがハマって大好評。このあたりは昔も本当に楽しく読んだっけ。そして始まる『ふたりの王女』オーディション。亜弓の相手役の急な降板。合格すれば亜弓との約束が果たせる! またまた燃える展開!
読了日:06月15日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第23巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第23巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★☆
『ふたりの王女』オーディションでマヤのこれまでの経験がすべて炸裂する。どんな課題も本能的にインプロヴィゼーション演劇にしてしまうマヤの前に他の候補者は途中棄権。そこでまた、共演の月影先生の画策で、それぞれ正反対の境遇の王女役に挑戦することになるふたり!
読了日:06月16日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第24巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第24巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
どうしても役がつかみきれない亜弓とマヤは自分たちの日常生活を交換。あと、関係ないけど冒頭に真澄とマヤのいわゆる壁ドン! 因みに描かれたのは1982年。それから、巻末のパントマイムフェスティバルの取材レポートはたぶん雑誌で読んでる。萩尾望都も同行してるのがポイント?
読了日:06月16日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第25巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第25巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★☆
二人それぞれの苦闘の果てに迎えた『ふたりの王女』初日、ふたりがかぶった王女の「仮面」」に驚愕が走る。その勢いか、表紙イラストも定型を逸脱して華やかに彩られている。アニメのクライマックスでOPが変わるような驚きあり。
読了日:06月16日 著者:美内 すずえ


リラと戦禍の風■リラと戦禍の風感想
★★★★
いわば、第一次大戦を背景にしたデビルマン!? 人を守るために魔物になる主人公……なのだが、あらゆる展開が予想外で、ええ、これってそういう話なの? の連続。あとラストで地味に、本作の世界も改変歴史らしいことがさらっと書かれてる。なるほど、前作と合わせ、二つの大戦のアナザーヒストリーという趣向!?
読了日:06月20日 著者:上田 早夕里


ガラスの仮面 (第26巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第26巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★★
前巻のマヤ演じる王女アルディスに続き、フレームを花で彩った亜弓のオリゲルド王女が表紙。最近はフレーム無視の表紙が増えたけど、1980年代の花とゆめコミックスとしては破格だったろう。内容は『ふたりの王女』の劇本編をそのまま頭から描く。対照的なふたりの王女に引き込まれる観客。そして第一幕が終わり、第二幕が始まる。
読了日:06月22日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第27巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第27巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★★
『ふたりの王女』第二幕がメインの巻。ほぼ2冊かけて、まさに良質の演劇を一本鑑賞した気分。これは自分に観劇経験のなかった連載リアルタイムには気づかなかったけど、演劇の演出や演技がちゃんとマンガ表現で描き出されているということで、仮面をかぶったふたりを「絵」で見せる説得力とも相まって、なんというかもうすごいことになってる。
読了日:06月22日 著者:美内 すずえ


鬼桐さんの洗濯 2 (バンブーコミックス)■鬼桐さんの洗濯 2 (バンブーコミックス)感想
★★★☆
ついにアタックの中の人にまで帯のご推薦をいただいてしまった洗濯コメディ。「ひらり、」で初めて知って以来、ひそかに応援してきたが、本作でついにブレイクしたのはなんとも感慨深い。ただ、いちばんの持ち味の不思議なSFテイストは薄味なので、そっち方面の作品でもうひとブレイクに期待したい。いや、ホントに面白いんですよ、過去の作品も。
読了日:06月23日 著者:ふかさくえみ


ガラスの仮面 (第28巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第28巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
『ふたりの女王』千秋楽。初めて役との一体感を得た亜弓を、え? みんなそうなんだと思ってました、というマヤの天然な感想がうちのめす。劇は亜弓の評価をさらに高めるがライバル意識はさらに燃える。一方で月影先生は姿を消し、真澄はお見合いを前にマヤとの想い出作り? なんというか、作中いちばんの乙女は実は真澄かも(笑)。そして鬼才黒沼登場。マヤの「狼少女」への挑戦が始まる。名前はランじゃないけど(笑)。
読了日:06月24日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第29巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第29巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
狼少女の相手役は桜小路くん。たがいに演技で真剣勝負しつつも、ついに想いがあふれちゃう桜小路くんもこれまた乙女だ(笑)。その思いを感じつつも、また、真澄のお見合いの噂にモヤモヤしつつも、仮面は外れないあたりにはマヤの成長も感じられるのかも。あと、どうでもいいんだけど、この巻はなぜかあらすじがない!?
読了日:06月24日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第30巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第30巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
『忘れられた荒野』は役者の降板、予定していた劇場が使えない、上演予定が立たない、と逆境続きでマヤと桜小路くん以外はいなくなるピンチ。一方、芸術祭参加予定劇からは桜小路くんの引き抜き工作まで。しかしまあ、星歌劇団出身のライバル演劇主演女優は、いわゆる元男役トップの舞台女優転身ですね。あと、真澄のお見合いの進展を見守る水城さんもだいぶ乙女になってきた?
読了日:06月24日 著者:美内 すずえ


ショートショートドロップス■ショートショートドロップス感想
★★★★
これはいいセレクトのアンソロジー。岸本佐知子編の日本作家版『変愛小説集』に近い味わいがある。
読了日:06月26日 著者:新井素子 編


図書館司書と不死の猫■図書館司書と不死の猫感想
★★★☆
不思議な猫をめぐるホラー風味のミステリというか、ミステリ風味のホラーというか、まあ、そんな感じ。断片的なイメージがランダムに提示されて、そこから一転、ホラーへの口が開くあたりまではワクワクして読み進めたけど、ラストが駆け足っぽかったのはちょっと残念? あと、訳者あとがきのラスト3行はすごく秀逸(笑)。
読了日:06月27日 著者:リン・トラス


ガラスの仮面 (第31巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第31巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
今までも役になりきるために役に近い体験をしてきたけど、狼少女になるために山の中で死にかけるというのは(笑)!? あと、地味に速水の会長がマヤに興味を持ち始める。しかし、ボロボロの劇場のリフォームは流石にやりすぎです、紫のバラの人(笑)!
読了日:06月29日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 32 (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 32 (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
ついに開幕の『忘れられた荒野』だが、初日は台風で中止目前。執念で会場にたどり着いた真澄様! たった一人の観客のために上演が始まる! 前巻のマヤの山籠りといい、みんな命惜しくないのか(笑)!?
読了日:06月29日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第33巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第33巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★☆
台風一過の2日目で『忘れられた荒野』は大好評、さらに、台詞は同じで5日ごとに別の演出を試みる黒沼の実験がハマり、リピーター続出のロングランに。そして、マヤは最優秀演技賞。『紅天女』への道がつながる。一方で、ついにマヤが紫のバラの人の正体に気づく。
読了日:06月29日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第34巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第34巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
本巻で明らかになる真澄の過去がまた壮絶。
読了日:06月29日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第35巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第35巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
舞台はついに紅天女の里へ。月影先生から亜弓とマヤへの最初の課題は「風」、次は「火」。
読了日:06月29日 著者:美内 すずえ


烏に単は似合わない  八咫烏シリーズ 1■烏に単は似合わない  八咫烏シリーズ 1感想
★★★★
少女マンガっぽいファンタジー設定の後宮もの、と思わせておいて…、って、何書いてもネタバレになるのでこれ以上は何もかけない。びっくりした。でも、ラストはそれなりに少女マンガで締めた感じ?
読了日:06月30日 著者:阿部 智里

読書メーター

2019年5月に読んだ本2019年06月01日 07時46分05秒

 キース・ロバーツ『Molly Zero』のパイロット編をファンジンにしてみて、SFセミナーなどで配布してみたり、引き続き、日々1ページずつくらいのマイペースで訳をすすめてみたり。5月でおおよそ第1章の終わりあたり。そろそろモリーの親友のリズが死んじゃいそうでつらい……
 ともあれ、そんなことをしつつ、本業ではアントワープの学会に後輩5人を送りだして、ちょっとした『いだてん』気分だったり。そのわりには本も読めているかな?

5月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:2924
ナイス数:123

ガラスの仮面 (第6巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第6巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★
苦境の劇団つきかげ。バイトのつもりであちこちの劇の端役をつとめるマヤが主演たちを食ってしまう舞台あらしの始まり。亜弓も、幅を広げるべく、二人の王子で乞食にチャレンジ。
読了日:05月02日 著者:美内 すずえ


短篇集■短篇集感想
★★★★☆
柴田元幸責任編集のモンキービジネス掲載短篇を元にしたアンソロジー。まさに奇妙な味の短篇。堪能しました。
読了日:05月06日 著者:クラフトエヴィング商會,石川美南,戌井昭人,円城塔,小川洋子,Comes in a Box,栗田有起,小池昌代,柴崎友香


ガラスの仮面 (第7巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第7巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★
続く舞台あらしは嵐ヶ丘。マヤの迫真すぎる演技が公私ともに波紋を。一方で、月影先生は亜弓も候補として意識し始める。
読了日:05月06日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第8巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第8巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★
舞台あらしで行く先々でハレーションを起こすマヤに、生死の境から生還した月影先生が与えた課題は人形になりきること。
読了日:05月06日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第9巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第9巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
ハプニングから、マヤと亜弓の初めての同じ舞台上での真剣勝負。思わず手に汗握る! そして、ガラスの仮面というタイトルの意味が初めて作中で語られる。敵地、大都芸能の新劇場こけら落とし公演のヘレン・ケラーのオーディションが始まる。
読了日:05月06日 著者:美内 すずえ


ビール職人の醸造と推理 (創元推理文庫)■ビール職人の醸造と推理 (創元推理文庫)感想
★★
ビール職人が、醸造はしてるけど、推理はしてない。ビールと料理は美味しそうだが、まずいビールの評価をしているところで、オフフレーバーのフェノール臭の説明、4-ビニルグアイアコールとトリクロロアニソールがごっちゃになってたのは、翻訳じゃなくて原文、原著者の勘違いなんだろう。それ以外はビール醸造用語は概ね適切。とはいえ1ガロン(約1200L)の設備がアメリカならナノブルワリーと言われてるあたりは彼我の文化の差か
読了日:05月10日 著者:エリー・アレグザンダー


ガラスの仮面 10 (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 10 (花とゆめCOMICS)感想
★★★★
ヘレン・ケラー役を争う5人のうち2人は普通の演技のアプローチのところ、マヤが入学した高校の演劇部トップは徹底的な文献情報の読み込みと自分の演技を撮影してチェックを繰り返すロジカルアプローチ。亜弓は介護施設のボランティアから、盲ろうの児童に混ざって生活。マヤは自分の目と耳を塞いで盲ろうの環境で生活するなりきり。それぞれのアプローチとその成果としてのオーディションでの演技がとんでもない緊張感! 食い入るように読んでしまう巻。そして最終オーディションのマヤの演技の前で切れるという引き!!
読了日:05月11日 著者:美内 すずえ


書店ガール 5 (PHP文芸文庫)■書店ガール 5 (PHP文芸文庫)感想
★★★☆
地方都市の駅ナカ書店の店長を任された本巻ヒロインの奮闘と、後発のライトノベルレーベルの編集者の新人賞立ち上げが絡みあって、本を書こうとする人たち、本を作って売っていく人たちの思いが結実していく。解説の大森センセも書いてるけど、これはうまくいきすぎではあるものの、実際に業界であるあるなネタがたっぷり盛り込まれ、読ませる。本巻だけ独立して読めます。
読了日:05月11日 著者:碧野 圭


こわいオオカミのはなしをしよう■こわいオオカミのはなしをしよう感想
★★★★☆
お父さんが息子の寝物語にてきとーに語り始めた七色のめんどりとこわいオオカミの物語。お母さんを休ませて休日は息子や友だちを公園や海に連れ出し、その道すがら、オオカミの物語は続いて行く。育児を楽しむお父さんにも、オオカミの物語にもほっこり出来る。佐竹美保さんの弾むようなコミカルな挿絵がまた味がある。
読了日:05月13日 著者:ウィリアム マクリーリー


ふたごのうさぎ■ふたごのうさぎ感想
★★★★
絵だけの、まさに絵本。見開きごとに、前の場面とのつながりがどこかしらあり、それを探すのが楽しい。そして朝から始まった絵本はおやすみなさいで終わる。何度でもページを開きたくなる、よい絵本。
読了日:05月15日 著者:ダフネ・ロウター


書店ガール 6 遅れて来た客 (PHP文芸文庫)■書店ガール 6 遅れて来た客 (PHP文芸文庫)感想
★★★★
リアルの書店ガールだった知人が立ち上げた店舗を閉じてきた話をSNSで読んだことがあって、感情移入度高く、切なさ120%。会社関係の個人の力でなんともしがたい大人の事情も思い当たることがあってさらに150%。話終わってないので最終巻まで読まねば。
読了日:05月18日 著者:碧野 圭


ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸■ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸感想
★★★★
タイトルだけだとわかりにくいけど、第五福竜丸をテーマにした絵本。もしかして焼津でも知らない人多いんじゃ?
読了日:05月18日 著者:アーサー・ビナード


中野のお父さんは謎を解くか■中野のお父さんは謎を解くか感想
★★★★
シリーズ第2弾。一応、日常の謎もあるんだけど、文芸ネタ比率アップ。なんというか、わたしシリーズの長編には内容、ボリュームで合わないネタを生かす場として、ちょうどいいシリーズになりつつあるのかも。あと、今さら言うまでもないと思うけど、お父さんは概ね作者ご本人? 覆面作家の逆を行く私小説ミステリ?
読了日:05月22日 著者:北村 薫


本屋さんで待ち合わせ■本屋さんで待ち合わせ感想
★★★☆
いろいろとはっちゃけ切った書評集。終わりの方に著者が働いていた町田の高原書店、というのが出てきて、あれ? と思った。ちょっと前に破産でニュースになったばかりのあそこか! おまけのBLネタがまたリミッター解除で楽しい(笑)。
読了日:05月28日 著者:三浦 しをん

読書メーター

2019年4月に読んだ本2019年05月03日 06時14分13秒

 4月は引き続きMolly Zeroをちょぼちょぼ読み進めつつ、一部をファンジンにまとめてみたり。
 名古屋SF読書会はすごく久しぶりの参加。課題図書は山田正紀『宝石泥棒』、じつは読み漏らしてた名作(笑)。
 このところは、児童文学寄りの読書傾向? あと、なぜか今頃『ガラスの仮面』を頭から読み始めるなど(笑)。

4月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:2781
ナイス数:59

長くつ下のピッピ (リンドグレーン・コレクション)■長くつ下のピッピ (リンドグレーン・コレクション)感想
★★★
小学生の頃に、映画で観た記憶がある。細かいことは覚えていないけど、こういうお話だったっけ? 『パンダコパンダ』で女の子が一人で暮らしてるのはわりとストレートにここから来てるのだろう。あと、その延長にある『トトロ』でも、けっこう本作からの影響はけっこうあったんだろうなあ、というのが実感された。
読了日:04月02日 著者:アストリッド・リンドグレーン


ピッピ 船にのる (リンドグレーン・コレクション)■ピッピ 船にのる (リンドグレーン・コレクション)感想
★★★★
2作目にして作者の筆がノリノリにのってきた。エンジン全開の面白さ。そして、やっぱり宮崎駿という人は、きっと日本のリンドグレーンになりたかったんだろうなあ、と思った。そう思うと、『パンダコパンダ』『トトロ』から『ポニョ』までの根っこに流れていたものが腑に落ちた気がする。
読了日:04月05日 著者:アストリッド・リンドグレーン


あしながおじさん■あしながおじさん感想
★★★★
安野光雅の絵と谷川俊太郎の訳で読む『あしながおじさん』。よかった。こないだ、このシリーズの原画展を銀座のナルニア国で観たけど、岸田衿子訳の『赤毛のアン』とかが安野光雅の味わいのある絵で読めるのがいい。ちょっと揃えたくなる。
読了日:04月13日 著者:ジーン・ウェブスター


宝石泥棒 (1982年) (角川文庫)■宝石泥棒 (1982年) (角川文庫)感想
★★★☆
『地球の長い午後』のように始まり、『西遊記』のような遍歴を経て、もうひとつの『神狩り』に至る。今なら、『ナウシカ』のようにも、『ナディア』のようにも、『エヴァ』のようにも思える要素がごった煮になっているが、もちろん、世に出たのはこちらの方が先だ。『W3』や『ザンボット3』っぽい要素もあるけど、これはこちらの方が後ではあるが。
読了日:04月15日 著者:山田 正紀


ガラスの仮面 1 (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 1 (花とゆめCOMICS)感想
★★★
冒頭の貧乏描写はドカベンあたりとも通じる昭和あるある。まあ、昔は小学生が新聞配達してても当たり前だったんだけどね。
読了日:04月23日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第2巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第2巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★
今読むと昔のマンガは展開速い。基本キャラはほぼそろい、紫の薔薇ももう贈られている。
読了日:04月24日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第3巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第3巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆いきなり亜弓と同じ演目での直接対決! 表紙にある通り、たけくらべ。マンガの中の演劇なのにけっこうグッとくる。力のあるマンガだ。
読了日:04月25日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第4巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第4巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
今ならわかりやすすぎると却下されてしまいそうなほどあからさまな劇団つきかげへの妨害。不幸、不幸の大嵐。
読了日:04月25日 著者:美内 すずえ


ガラスの仮面 (第5巻) (花とゆめCOMICS)■ガラスの仮面 (第5巻) (花とゆめCOMICS)感想
★★★☆
敵の策略で劇団つきかげが内部崩壊!? 妨害で他の劇団員が到着しない中、マヤのインプロビゼーションが炸裂する。『たけくらべ』もよかったけど、作中劇がやっぱりいい。本当に観劇してる気分。
読了日:04月25日 著者:美内 すずえ


すいません、ほぼ日の経営。■すいません、ほぼ日の経営。感想
★★★
まあ、最近こころがけるようにしてることには近いように思ったけど、それを会社としてやるのはたいへんだろう。
読了日:04月27日 著者:川島蓉子,糸井重里


郝景芳短篇集 (エクス・リブリス)■郝景芳短篇集 (エクス・リブリス)感想
★★★☆
アンソロジー『折りたたみ北京』を読みもらしていたので、こちらで初読。まずはアイデアとイマジネーションを楽しんだが、やっぱりポスドク問題は万国共通か(笑)。
読了日:04月28日 著者:郝景芳


ピッピ 南の島へ (リンドグレーン・コレクション)■ピッピ 南の島へ (リンドグレーン・コレクション)感想
★★★★☆
もうエピソードのひとつひとつ、会話のひとつひとつがいとおしい。ピッピらしくも、子供時代の終わりがいつか来ることを暗示するようなラストもいい。エバーグリーンとはまさにこれ。
読了日:04月30日 著者:アストリッド リンドグレーン

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