2014年4月に読んだ本2014年12月06日 13時28分17秒

 某通信教育追い込みで引き続き少なめ。
 因みに、アニメミライ2014は静岡では磐田でしか公開されておらず、JRとバスの移動時間だけで往復4時間以上かかってます(笑)。観客一人で貸切状態。

■古田足日『大きい1年生と小さな2年生』 偕成社
 アニメミライ2014の中の一作として公開されたアニメ版を観てきた勢いで再読。おおよそ40年ぶりくらいの再読だと思うが、子供の頃によく読んだ本の内容はわりあいよく覚えているものだ。
 もともとは、確か2年生の頃に課題図書で読んだんだったと思う。実家の本棚にはまだ置いてあるはず。ちょっと沈んだ画風のイラストが主人公の心細さとベストマッチ。気弱な小学生だったので大いに感情移入して読んだ。長く読み継がれる不朽の名作。
 そういえば、ホタルブクロの実物を見たことなかった、と言ったら妻が鑑賞用に売っていたのを買ってきてくれた。

■桜庭一樹『GOSICK RED』 角川書店
 『無花果とムーン』を読んで以来、桜庭一樹=新井素子説を提唱しているのだが、これは新井素子でいえば「ブラック・キャット」に相当する作品、と思うと非常にしっくり来る感じ?(作品への評価はこの比喩で察してください(笑))

■桑田乃梨子『箱庭コスモス』 新書館 ひらり、コミックス
 主人公の性格の歪み方から、かの名作『おそろしくて言えない』の百合版ともいえる連作。ピュア百合アンソロジー『ひらり、』で単発で読んでいたときより、1冊まとめて読んだ印象の方がぐっとよい。

■ピュア百合アンソロジー『ひらり、』Vol.13 新書館
 今回はどきどき感のある作品が多くていい感じ。橋本みつるは『ひらり、』初登場時の「星ちゃん」の続編だが、切なくていい掌編。

■高田郁『美雪晴れ』 角川春樹事務所 時代小説文庫
 最後から二番目の「みをつくし料理帖」シリーズ。いろいろとまとめに入った感じ?

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