2014年2月に読んだ本2014年12月04日 04時54分18秒

 2013年10月以降、某資格試験対策の通信教育を受講していたんだけど、これがかなりヘビー。5月の受講期限に向けて追い込みに入り始めたので読書量は激減傾向。
 とはいいながら、この月はまだしも余裕があった時期で、名古屋の『夢幻諸島から』読書会に参加したり(自主レジュメファンジン作ったり)してます。

■手塚治虫『火の鳥』1巻 角川文庫
 「黎明編」。命日再読キャンペーンにて。けっこう細部は忘れているけど、小学6年生の時、朝日ソノラマから一気に出た総集編で読んだときの衝撃を思い出す。
 今にして思えば、あの総集編は「マンガ少年」創刊、「望郷編」新連載に向けた準備だったんだろう。

■手塚治虫『火の鳥』2巻 角川文庫
 「未来編」。命日再読キャンペーンにて。今読むといろいろとアラもあったりもするけど、ラストに提示されるビジョンはSFファンになりかかっていた小学生にはあまりにも衝撃的だった。
 この時期、小説で読んでいたSFはまだ図書館のジュブナイル(あかね書房少年少女SF文学全集など)が中心だったので、小説よりもマンガでSFの可能性を実感していたかもしれない。そういえば、『ブルーシティ』とか『暗黒神話』を連載で読んだのもこの頃だ。

 読んだ本が2冊だけなので、埋め草に小学生の頃読んでいたマンガを備忘録的に。

・小学1年生まで
 ほぼ小学館の学習雑誌のみ。手塚治虫、藤子不二雄中心だったけど、考えてみると内山まもるの『帰ってきたウルトラマン』はそれで読んでいた。

・小学2年生
 マンガ家になりたい。とか言っていた時期で、マンガ入門と間違えて親に買ってもらったのが藤子不二雄『まんが道』の最初の単行本だった(笑)。

・小学3年生
 学習雑誌で横山光輝『セカンドマン』が連載されてけっこう衝撃を受けた。あと、姉が読んでいた小学5年生掲載の内山まもる『ウルトラマンタロウ』がTVと全然違うハードな設定の侵略SFだったので驚いた。学研の科学では石森章太郎『アスガード7』が連載。
 学級文庫に同級生がカバーのない読み古しのコミックスをいろいろ持ち込んでいて、それで『デビルマン』を読んで驚く。

・小学4年生
 引き続き学級文庫でいろいろ。冒険王の桜多吾作『マジンガーZ』とかてんとう虫コミックスの『ゲッターロボ』とか。
 その勢いで毎週末本屋に立ち読みで入り浸るように。生まれて初めて買ったコミックスは『サイボーグ009』4巻。小遣いが限られているので1巻で話が完結していたのが購入の決め手。
 楳図かずお『漂流教室』は確かこの頃読んだ。

・小学5年生
 冒険王連載の桜多吾作『グレートマジンガー』、永井豪『バイオレンスジャック』あたりを中心に。チャンピオン、マガジン、サンデー、ジャンプは毎週立ち読みしていた。手塚治虫は『ブラックジャック』『三つ目がとおる』あたりを連載中の時期。秋頃からサンデーは毎週買い始めた(連載中の『ゲッターロボ』は恐竜帝国との最終決戦あたり)。

 5年生まではいわき市在住だったけど、某ヤ○ニ書房さんには頭があがりません。自分だけじゃなかったとはいえ、フロア一杯の小中学生が好き放題にコミックスを立ち読みしていたおおらかな時代でした。