ぶらっくぼっくす?2009年04月23日 23時59分03秒

 朝は6時半に普通に目を覚ます。今日は晴れていたので徒歩でてくてくと出勤。
 今日も一日どたばたと仕事。まあ、いろいろとどたばたと(笑)。
 夜は20時過ぎに帰宅。夕食は妻作のグラタン。久しぶりなので美味しゅうございました。
 そういえば、くさなぎくん逮捕で持ち切りのニュースの片隅で、理科の教育指導で突然定められた実験器具がそろえられない学校が続出したとかで問題になっているとか、で、何の実験器具かと思ったら「デジタル温度計」とか「手回し発電機」とか、なにそれ? って感じ(笑)? ふつうの温度計で赤い液体が温度が上がると膨張して目盛りが上がってくるのが目視でわかる方が「温度」という概念を体感させるにはいいと思うし、手回し発電機に至っては、教師か生徒の自宅から防災用品の発電ライトでも持ってくれば同じことができるし、もっとも安価には、市販のモーターに取手か車輪でもつけて回せばいいだけの話だし(それは昔自分でやったこともあるなあ)、こちらも、その方が「発電」の方法を実感できると思う。手回し発電機は中のコイルが見えるようになっていてそれなりの工夫はされているようだけど、それが必須という訳でもないし、温度計に至っては、ブラックボックスを使ってしまうと何の理解の助けにもならないのでは? 他にもいろいろあるみたいだけど、ニュースで読み上げていたこの2点をとっても理科教育の「教材」に使うことに対して疑問ありあり(笑)。こんなものが「買えないと困る」というのは、「教科書か補助読本に載っているそのままの授業ができない」とか、そういうこと? なんか、文部科学省と教材会社?あたりがなあなあでいろいろ画策した、としか思えないようなお粗末な話だよなあ(しかも、学校の予算も削減しまくっているので、その画策?も当てが外れている?)。それよりもなによりも、指定の教材がないと授業ができない、なんてことをいってしまうマニュアル発想の教師側にも問題はあるわけで(ニュースでは工夫して授業しようとしているベテラン教師の例なども挙げてはいたけど)、日本で「科学」の考え方が広まらない最大の要因のようにも思う。たぶん、こういう教材で「学習」した内容は、学校で「暗記」したその他もろもろの「実生活には役に立たない」(と思われている)知識といっしょくたに忘れ去られてしまうんだろうなあ。
 いや、実際は、小学校や中学校、高校で暗記したもろもろの知識もいろいろと実生活に役に立ってると個人的には思ってるんだけど、たぶん、世間一般的にはそう思われてないと思う。