2025年9月に読んだ本 ― 2025年10月25日 21時01分57秒
一方で、秋田までビールを仕込に行ったり、最終出勤日に盛大に送り出してもらったり、名古屋SF読書会にも参加したり。
9月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:1696
ナイス数:57
◾️ねずみ3きょうだい おつかいロボだいさくせんの感想
★★★
ものづくりがロボコン、プログラミングに代表される現代の絵本。展開やオチなどはいかにも絵本なんだけど、なんというか、時代を感じる。
読了日:09月01日 著者:こすぎさなえ,出口かずみ
◾️からかい上手(?)の西片さん (ゲッサン少年サンデーコミックス)の感想
★★★☆
スピンアウトのスピンアウト。まあ、上手に(?)がつく時点で、一冊で丸く収まって吉。娘の結婚式で号泣しそうな元主人公の姿が浮かんでくる(笑)。
読了日:09月02日 著者:稲葉 光史
◾️かげきしょうじょ!! 16 (花とゆめコミックススペシャル)の感想
★★★★
文化祭の演目に向けて男役を意識したさらさと娘役を意識した愛のそれぞれの変化と決意が描かれる。この感じだと本科生編で全編完結? スピンアウトしたかと思われていたあの先輩のまさかのカムバックにもちょっと目頭が。
読了日:09月05日 著者:斉木久美子
◾️108ぴきめのひつじの感想
★★★☆
眠れない女の子と羊たちの不思議な交流。数えてる羊が…というアイデアは何かで見たこともあるけど、こういう切り口もあるのか。
読了日:09月06日 著者:いまい あやの
◾️魅力まるごとタカラヅカ!!: 宝塚歌劇ガイドブックの感想
★★★☆
宝塚の基本がイラストつきで網羅されたわかりやすいガイドブック。けっこう最近の演目までネタで出てくるのが楽しい。歴代演出家の作風一覧もあって、かゆいところに手が届きすぎる一冊。
読了日:09月08日 著者:牧 彩子
◾️くつやのねこの感想
★★★☆
「長靴をはいた猫」をもとにしつつ、ステップアップしていくストーリーは端折って、その中の「ある要素」だけにフォーカス、ふくらませた絵本。オリジナルでは猫のご主人という以外に何もしてなさそうの見える主人公に、この絵本では自分の手を動かさせているのと、その後も手を動かし続けることが幸せ、という描き方は現代的というべきか、あ、「こびとのくつや」が混じってる?
読了日:09月08日 著者:今井 彩乃
◾️チャッピィの家の感想
★★★☆
かまってもらえなくて家出した犬のチャッピィの遍歴。戯画化された森も街もちょっとこわい。おうちがいちばん。
読了日:09月09日 著者:今井 彩乃
◾️植田正治: 写真するボク (325) (別冊太陽)の感想
★★★★☆
植田正治の生涯を時系列で綴った一冊。けっこう知らなかったことがたくさんあって、もっと過去の写真集を眺めたくなった。あと、砂丘に行ってみたい。
読了日:09月11日 著者:
◾️まえぶれの刻: おおた慶文画集の感想
★★★☆
久しぶりに手に取った。そういえば、おおた慶文って『詩とメルヘン』がデビューだったっけ。
読了日:09月18日 著者:おおた 慶文
◾️花盛り: おおた慶文画集の感想
★★★☆
こちらも久しぶりに。透明感があってリアルだけど決して写真っぽくない不思議な画風を改めて実感。
読了日:09月18日 著者:おおた 慶文
◾️一億年のテレスコープの感想
★★★★
天文部少年少女たちの宇宙への憧れを描くジュブナイルとして始まった物語が、エスカレーションしていく。SFというジャンルが蓄積してきたサブテーマとそれに関わるアイデア、一つで長編になりそうなアイデアの数々が次々と使い捨てられて、先へ、遠くへ進んでいく。久しぶりにSFの醍醐味を実感した。とはいえ、それだけに一見さんお断り、という側面もあるかもしれない。とはいえ、『三体』が楽しめた人にはこれも楽しめるのかな? すれっからしじゃない読者の感想が聞いてみたい。
読了日:09月19日 著者:春暮康一
◾️サンドイッチ サンドイッチ (幼児絵本シリーズ)の感想
★★★☆
サンドイッチを作る過程をひとつひとつていねいに絵本に。ざっくりした画風だけど、素材それぞれと、特にパンの質感がリアルに感じられる。
読了日:09月21日 著者:小西 英子
◾️たつこたつの感想
★★★★
うちが観始めたのは2010年だったので(番組開始のちょっと後くらいだった模様)、もう15年のおつきあいのEテレ『0655』の干支ソング1巡目ラストを飾った「たつこたつ」。好評につき年末年始と関係ない「たつまなつ」まで作られた。その中で断片的に語られていたエピソードや友人関係の背景がこれでもかと1年分明かされている絵本。とはいえ、その楽しみはそっちを知っている人のためのもので、これ単独で十分楽しめる絵本になっている。これをきっかけに『0655』を観る人が増えたり……はしないかな?
読了日:09月21日 著者:ユーフラテス
◾️決戦のとき (クロニクル千古の闇 6)の感想
★★★☆
カケラのはずのファイアオパールがあそこまで力がありすぎるのは驚き。ここまではリアルな狩猟時代を舞台にしたちょっとオカルト、という印象だったけど、天候を自在に操るところまで行くと、世界観の更新が必要なレベルに感じた。いつもながら勝てそうにないぎりぎりの闘いで、あの新キャラがいなかったらどうなっていたことか。ウルフは最後までがんばった。あれほどの大物のラスボスを倒して、いったんは予定通り全6巻で完結ではあったのね。
読了日:09月23日 著者:ミシェル ペイヴァー
◾️白さぎの感想
★★★☆
体裁は絵本だが、都会の学校ではいじめなどで適応できていなかった女の子を祖母が(結果的に)保護してくれて、自然の中での生活に居場所を見出しているところに、趣味の猟のために森を訪れた青年との交流から、女の子は「ある行動」を自分から選択する。石井桃子がとある全集に訳していた訳文を採用。いかにも古風な翻訳のため読者を選ぶ本になっている。とはいえ同じように全集ものの中に埋もれていた岸田衿子訳『赤毛のアン』のように、いろいろな翻訳があちこちにまだまだ埋もれているのかもしれない。
読了日:09月24日 著者:セアラ・オーン・ジュエット,バーバラ・クーニー,石井桃子
◾️聖悠紀『宇宙戦艦ヤマト』 ([バラエティ])の感想
★★★★
SF大会で物販に最初だけあって、手に取ったけど、企画聞いてから買おうかな、と思ったら、数少ない在庫を持ち込んで企画始まる前に完売したと聞いてちょっと後悔していた。増刷分にもなかなか巡り会えず、やっと入手。読んでみたら、コンパクトなページ数に破綻なくストーリーを盛り込んである職人芸。庵野・出渕対談でも語られていたけど、番外編が特にいい。自分はテレビマガジン派だったのでリアルタイムでは読んでいなかったけど、復刻したくなる気持ちはわかる。『コズミック・ゲーム』の絵柄で読む『ヤマト』!
読了日:09月25日 著者:
◾️教室で待ってる ふかさくえみ短編集 6 (マヴォ電脳Books)の感想
★★★☆
ちょっとフシギなふかさくえみ同人誌の電子版。6集目は短めのものの合本だけど、どれも初読。生徒が寝ている夢の中でだけ授業ができる先生、という表題作がなかなか。
読了日:09月29日 著者:ふかさくえみ
◾️スウスウとチャッポン (コドモエのえほん)の感想
★★★
掃除機とお風呂が家出して……設定から展開まで予想ができない(笑)。
読了日:09月30日 著者:くどう れいん,コンドウ アキ
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