ととろでまいまいしんこなつぶやき2010年10月28日 23時11分41秒

22:06:33 アニメ様に対して恐れ多いとは思いつつも、アニメに対するファンとしてのスタンスはすごく自分と似ていると思うことが多い。ちょっと前の『マジカルエミ』の感想の時もそう感じたけど、今回のこの『トトロ』と宮崎駿へのスタンスは人ごととは思えない。→http://bit.ly/c4EDr2

22:08:26 当時大学院生で学会発表とかでばたばたしていて、『トトロ』は最初の上映期間内には観にいけなかった。

22:12:28 それでも、その年の秋くらいにはレンタル店に出たので、『トトロ』も『火垂るの墓』も研究室帰りに借りて深夜に観た。『トトロ』はその後ほとんど毎日のようにヘビーローテーションしたけど、『火垂るの墓』はそれっきり二度と観ていない。観る勇気がない。

22:16:49 今にして思えば、興行成績が悪く、資金回収のために早期にソフト化せざるを得なかったんだと思う。その年の日本アカデミー賞に入って、年末くらいに凱旋上映があったので、後追いではあるが劇場で観ることができた。

22:19:28 おかげで、劇場で同時に『火垂るの墓』を観ずにすませてしまったのだが、やっぱり『トトロ』→『火垂るの墓』の順番で観てしまった人はトラウマになったんじゃないか、と人ごとながら心配した。

22:20:39 だからといって、『火垂るの墓』→『トトロ』の順で観たからといって、『火垂るの墓』がトラウマにならない訳ではないが、劇場を出る時の気分は相当にちがうよねえ。

22:26:09 で、本当は同じ時期に『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』が公開されていた筈なのだが、当時ミニシアターから足が遠のいていたおかげでまったく情報が入っていなかった。

22:29:51 翌年就職したら、その当時の静岡では、毎年夏に劇場系列を度外視した全劇場参加の一大オールナイト企画があって、観損ねていた『薔薇の名前』を観ようと入った同じ劇場にかかっていたのが『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』。一発で気に入った。

22:33:59 けんみん映画祭。静岡市の映画館が交差点を挟んだ至近距離に隣接しているという立地を利用して、平日レイトショー&土曜日オールナイトで40本くらいの映画をまとめて上映するというすごいお祭りだった。なくなって久しいんだけど。

22:38:54 立地のみならず、通しチケットを買えば、どの日のどの劇場にも出入り自由という超太っ腹なお祭りだった。借り上げ独身寮が静岡市だったのも幸いして、最初の3年くらいはずいぶんお世話になった。単館なら観にいかないかもしれない作品を発見する機会にもなった。

22:42:33 ある意味、建物が分かれたシネコンみたいな状態だったといえるかも。というか、立地だけなら今でも変わっていない。因みに、全国でみっつくらいしか残っていないらしい「オリオン座」があるのがこの映画街である。「ミラノ座」ももちろんある。

22:43:53 今は、清水と藤枝にシネコンができちゃったので、静岡近辺の映画のお客さんはずいぶん分散しちゃったんだろうな、と思う。

22:52:09 で、『マイマイ新子』を観たのは実はその清水のシネコン。おお、なんだか話がつながった(笑)。因みに、入館記念のエコバッグは妻の分とふたつもらいました。

22:55:56 よし! この勢いで恥を晒せ(笑)! 昔書いた『トトロ』と『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』に関する評論……というかエッセイ。→http://bit.ly/aPw00P

23:01:58 『マイマイ新子』には『マイライフ〜』にはあるけど『トトロ』にはない大人の世界を垣間みる視点とそれ故の痛ましさが描かれていると思う。これは自分が『マイマイ新子』という作品を好きになった理由の中でも大きなものだと思う。