2025年8月に読んだ本2025年09月21日 07時07分37秒

 退職前のいろいろもあって、冊数は少なめ。『本好き〜』の続編はいかにもでありつつ、本編コンプリート読者には楽しめる内容。本編を補完するSF要素は次巻以降で出てくるのか? とはいえ、この本編が8/30のSF大会での星雲賞日本長編部門とは(笑)。

8月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:2618
ナイス数:68

ぼくは気の小さいサメ次郎といいます (偕成社おはなしポケット)◾️ぼくは気の小さいサメ次郎といいます (偕成社おはなしポケット)感想
★★★
時系列をちょっとさかのぼって、カメ次郎が民宿?に行くきっかけから始まり、なし崩し的に友だちの輪が広がっていく。ラストではなんと(笑)! 今までも配達員はいたのにねえ(笑)。
読了日:08月02日 著者:岩佐めぐみ


あっしはもしもし湾にすむカメ次郎ともうします (おはなしポケット)◾️あっしはもしもし湾にすむカメ次郎ともうします (おはなしポケット)感想
★★★
手紙がつなぐ世界の広がり、知らなかった世界、やっていなかったことへのチャレンジ、などが輪になってつながっていくシリーズ。最初のキリンさんが登場してさらに広がりを予感させるが、話をオープンエンドで〆るなら、ここで終わってもいいんじゃないか、という雰囲気。(ただ、すでに続刊は出ている)
読了日:08月03日 著者:岩佐めぐみ


グリムの絵話 (オールカラー版世界の童話 17)◾️グリムの絵話 (オールカラー版世界の童話 17)感想
★★★
だいぶ間が空いた再読。グリムはこれが3冊目。「がちょうひめ」「よっつのたから」「こびとのくつや」「ながぐつをはいたねこ」「しろばらべにばら」。この巻は「しろばらべにばら」のひげが引っかかるこびとの絵面が印象的で覚えていた。とはいえ、くまの顔はちょっとこわい(笑)。
読了日:08月05日 著者:後藤 楢根,高畠 華宵,初山 滋


日本のおとぎ話 改訂版 (オールカラー版世界の童話 18)◾️日本のおとぎ話 改訂版 (オールカラー版世界の童話 18)感想
★★★
18巻になってまだ収録されていなかった有名な話を含む五つ。「はなさかじいさん」「ぶんぶくちゃがま」「こしおれすずめ」「かちかちやま」「うらしまたろう」。17巻もそうだったけど、ちょっと原典から残酷な描写を変えてあるものが多い。この叢書の最初の方では意外と原典に近いまま収録しているものがあったけど、刊行を続けるうちで(読者の反応などで?)やや方針が変わってきたのかもしれない。ここ2冊は解説が日本におけるお伽話や児童文学の成立略史として興味深い。
読了日:08月06日 著者:西山 敏夫


おいらプカプカ、ラッタッタ島に帰ろかな (偕成社おはなしポケット)◾️おいらプカプカ、ラッタッタ島に帰ろかな (偕成社おはなしポケット)感想
★★★
ラッコのプカプカがメインの巻。新キャラクターのたこ事務員も大活躍?
読了日:08月06日 著者:岩佐めぐみ


おんぶねこ (講談社の創作絵本)◾️おんぶねこ (講談社の創作絵本)感想
★★★
おんぶから下ろすとこねこが泣いてしまうので、お風呂でも料理する時も寝る時もおんぶしっぱなし…。そんなある日…。目の中の映り込みがなかなか。
読了日:08月11日 著者:殿本 祐子


えのないえほん◾️えのないえほん感想
★★★★
なぜ「絵がない」のか。ちょっと『ファントム』を思わせる、あたたかくて、やがてかなしい物語。
読了日:08月11日 著者:斉藤 倫,植田 真


どうかしてました◾️どうかしてました感想
★★★★
エッセイかと思えば、まるっきりのエッセイはむしろ少なくて、つい、からめて何か一冊紹介してしまう社長品質(笑)。とはいえ、壮絶な幼少期から、奇人変人跋扈する大学時代、駆け出しライター時代まで、社長のほぼ全生涯が明らかになる興味深い自伝でもある。「あるもの」を集めたいリビドーはリアル吉良吉影(笑)。それにしても川本三郎氏の秘蔵っ子?だったというのは初めて知った。頼まれたことは断らないこと、縁からいろいろ広がるというあたりはほんのちょっと共感。
読了日:08月13日 著者:豊﨑 由美


本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生1◾️本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生1感想
★★★☆
2巻がやっと出たというので手を出してみた。間が悪いけどやる時はやる子の乙女ゲーム的世界かと思ったら、意外とSF要素あり(笑)。乙女ゲームっぽく見せておいて、「男を見る目を養う」のが主題だったりするのか(笑)。
読了日:08月17日 著者:香月美夜


ゾウがやってきた◾️ゾウがやってきた感想
★★★
アメリカにおける移民問題、自閉症児などの現代的なありそうな題材を取り入れつつ、宝くじで一山当てて本当に一山買っちゃった老人と象をめぐるありえなさそうなストーリーの主軸が織り合わさる。舞台がオレゴンなので地名や川、山の名前になじみがある。あの広大な土地のどこかなら、こんなことがあるかも?
読了日:08月20日 著者:ホリー・ゴールドバーグ・スローン


本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生2◾️本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生2感想
★★★☆
「間が悪い」をキーワードにしつつ、複数の男性から本気の想いを告白される乙女ゲーム的展開。とはいえ、前巻の経験で一気に成長してみると、国柄ゆえに身についた武芸スキルと価値観はいかにもこの国らしさ全開。一般読者からはツッコミどころ満載と思えるその価値観で一人称的に話が進むギャップが本作の一番の特徴かもしれない。最後に落ち着きそうな先も、ほぼこの巻で見えてきたかな、と思わせてひっくり返ることがあったりするのか? あと、1巻で寸止めで待つより、この区切りまで一気に読めたのはよかったかも。
読了日:08月20日 著者:香月美夜


ラッテとふしぎなたね◾️ラッテとふしぎなたね感想
★★★
植物を育てるのが好きなラッテの庭に、ある日不思議な鳥が不思議な種を置いていったのだが…。最後まで不思議な種だった。
読了日:08月21日 著者:庄野ナホコ


からかい上手の(元)高木さん (23) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)◾️からかい上手の(元)高木さん (23) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)感想
★★★☆
時系列は昔とこれから先をシャッフルした感じで、前作のファンが読みたかったようなエピソードもちらほら。次作の伏線的なエピソードもあり。最後は表紙の通り、小学校の入学でフィニッシュ。全シリーズ通じて、家庭内も友人関係でも負の感情が出てこない癒しマンガ。余談ながら、WEBの公開ペースが雑誌連載っぽくて、久しぶりに連載で読んでいる気分も味わえた。
読了日:08月23日 著者:稲葉 光史


夕凪ゴーラウンド ふかさくえみ短編集9◾️夕凪ゴーラウンド ふかさくえみ短編集9感想
★★★☆
表題作含め、読んだことある作品もありつつ、4コマの小ネタ的な作品多め? と思ったら即売会のペーパー初出のものがけっこうまとまって入っていた。即売会行かないのでちょっとお得感。それにしてもこの「ちょっと不思議」だけど普通思いつかないアイデアは、星新一のショートショート発想法に通じるものがありそうな気がしてきた。
読了日:08月23日 著者:ふかさくえみ


復讐の誓い (クロニクル千古の闇 5)◾️復讐の誓い (クロニクル千古の闇 5)感想
★★★☆
冒頭から不穏で全体に不穏。これまでの危機は災害的なものが多かったが、今回は氏族間の抗争。「復讐」にとらわれた主人公の心理的変遷をじっくり描く成長物語。あとがきでは、この段階では当初予定の通りあと一冊の予定になっていたようだ。敵はあと一人な訳だが、作者の中で構想が膨らんでしまったのか!?
読了日:08月24日 著者:ミシェル ペイヴァー

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