2025年7月に読んだ本 ― 2025年08月22日 03時07分49秒
7月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:2120
ナイス数:67◾️雨がふったら、どこへいく? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)の感想
★★★☆
面倒見のいいお兄さんが幼い双子を連れて遊びに。雨降りの中、動物、植物、鳥、虫、そして虹。生き物や自然現象をわかりやすくお兄さんが解説してくれる絵本。科学絵本としてなかなか。
読了日:07月01日 著者:ゲルダ ミューラー
◾️みえないさんぽ: このあしあとだれの? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)の感想
★★★☆
タイトルの通り、足あとだけで起こっていることを読み取らせる絵本。これは技あり。
読了日:07月08日 著者:ゲルダ ミューラー
◾️なつやすみ (日本傑作絵本シリーズ)の感想
★★★☆
親戚が帰省してきた実家でいとこ同士遊ぶ。家でのあれこれ。プール、近所のお祭り。子供のころを素直に思い出せる絵本。縁日の描き込みがすごい。
読了日:07月09日 著者:麻生 知子
◾️成層圏の墓標の感想
★★★★
主に異形コレクションが発表媒体の作品集で、SFでもあり、ホラーでもある短編がメイン。そんな中、書き下ろしの「南洋の河太郎」は上海三部作に近い戦前のパラオ熱帯生物研究所に材をとった研究者もの。とはいえネタが河太郎なので、本短編集への書き下ろしとしてのテーマも違和感ないように設定されていると感じる。バラエティに富み、個々の短編のクオリティも高く、かつテーマアンソロジー的な統一感もある一冊。
読了日:07月10日 著者:上田早夕里◾️さるとつばめのやおやさんの感想
★★★☆
ちょっとカトリーヌを思い出す、リアルかわいい感じの動物たちがあれこれする絵本。
読了日:07月11日 著者:ジャン=ミシェル ギルシェ
◾️うみのたからもの (講談社の創作絵本)の感想
★★★☆
海辺に流れ着く貝殻から広がる空想と科学。見ているだけでも美しいけど、科学っぽいことに興味を持つきっかけにもなってくれそう。
読了日:07月18日 著者:たかお ゆうこ
◾️ぼくの庭ができたよの感想
★★★☆
荒れた広い庭のある家に4人家族が引っ越してきた。庭を自分たちで考えて、整備して、四季の変化を楽しむ。実際には庭のある家の手入れは大変だったりはするのだが(実家の庭を年数回手入れしている経験から(笑))、それはそれで楽しみはあるものだ。絵本にもベランダでいろいろやっている少年が出てくるけど、今はそのくらいが精いっぱい。奥付見たら1989年。自分が社会人になった年だったのでちょっと感慨。
読了日:07月18日 著者:ゲルダ ミューラー
◾️魂食らい (クロニクル千古の闇 3)の感想
★★★☆
敵方の「魂ぐらい」の正体がもっと不明なまま話が続くのかと前巻あたりで思っていたら、思った以上に早い展開で、直接対決の巻。ピンチの連続に、またしても寒そうな描写、あと、今回は暑そうな描写も。今回特に、視点の切り替えに技あり、と思った。
読了日:07月18日 著者:ミシェル ペイヴァー
◾️ぼくたちのかしの木の感想
★★★☆
『ぼくの庭ができたよ』の兄妹が親戚のおじさんの働いている山へ。森で自分たちだけの小屋を作ってみたり、林業のことが描かれたり、森の生きものや植物のことがいろいろわかる仕組み。
読了日:07月18日 著者:ゲルダ ミューラー
◾️おいらはコンブ林にすむプカプカといいます (偕成社おはなしポケット)の感想
★★★
お手紙リレー、まだ続くのか(笑)。まだまだ続くようだ(笑)。
読了日:07月18日 著者:岩佐 めぐみ
◾️うっかり書房の感想
★★★☆
うっかりしていると本屋になったり本を作ったりする羽目になる(笑)。ちょっと身につまされる?
読了日:07月19日 著者:そのだえり
◾️ガンピーさんのふなあそび<新版>の感想
★★★☆
ガンピーさんが頼まれるままに子どもや動物たちをふねに乗せてあげるんだけど、やらないでね、と言われたことをみんなやっちゃって…。図書館で読んだバージョンはめちゃくちゃ大きかった(笑)。
読了日:07月19日 著者:ジョン・バーニンガム
◾️クローム襲撃 (ハヤカワ文庫 SF 717)の感想
★★★★
「ニュー・ローズ・ホテル」は日本語版オムニに掲載されていたのを、学部の生協の片隅の雑誌コーナーで一気に読んだ。当時からギブスンは長編よりこの短編集が好きだと思っていたが、先日三部作を読んでからこれを読むと、その認識を再確認。中でも浅倉久志訳の短編がいい。自分にとってのギブスン作品は1980年代の「接続された女」だったのだ。
読了日:07月27日 著者:ウィリアム・ギブスン
◾️海がきこえる THE VISUAL COLLECTIONの感想
★★★★☆
もともと氷室冴子ファンで、『魔女の宅急便』で近藤勝也ファンになった。アニメージュでの連載企画には個人的に奇跡的と感じる組み合わせに驚いたものだ。アニメはテレビ放映時に観た。監督はぴえろ作品でやはりファンだった望月智充ということで、これまた個人的観点で奇跡的組み合わせ。地味な青春ドラマを堅実に仕上げたところに感じ入ったものだった。レーザーディスクも買って何度も観た。それでも、2025年の全国上映がスクリーンで観るのは初めて。今観る本作は1990年代のタイムカプセルだ。イラスト素材を初めて網羅した本書もまた。
読了日:07月28日 著者:
◾️ひみつのたからものの感想
★★★
他の猫と趣味が違う、ひみつにしないといけないたからものを持っている主人公が、ふとしたきっかけで、同じようなひみつのたからものを持っている猫と知り合って、ジャンルは違えど、ある意味同好の士、ひみつを分かち合えるともだちを得る。ある意味、おたくあるある的な絵本。
読了日:07月29日 著者:豊福まきこ
◾️追放されしもの (クロニクル千古の闇 4)の感想
★★★☆
前巻の不穏なラストからの当然の帰結とも言えるタイトル。追放された後の魔術によるあれこれがいろいろと恐ろしいが、その心理状態の変遷はちょっと抑鬱症状にも近いものを感じなくもない。それにしても今回明かされた秘密はびっくり。というかいろいろえぐいな…
読了日:07月30日 著者:ミシェル ペイヴァー
◾️尾津さんのかさ ふかさくえみ短編集7の感想
★★★★
同人誌5つの合本。執筆時期が2011年前後のようで、自分が通販でたまに買うようになる前の作品ばかりなので、初めて読むものがけっこう多かった。プロトタイプ「今日のノルマさん」もあり。自分はピュア百合アンソロジー『ひらり、』掲載の短編「購買のプロキオン」で知って、同題の短編集以来の読者だが、このコミックスのことなんかもあとがきなどで言及されていて感慨深い。
読了日:07月30日 著者:ふかさくえみ
◾️針ヶ谷さんと右向き三角 ふかさくえみ短編集8の感想
★★★★
これの前に読んだ作品集7は自分がファンになる前の時期で初見の作品が多かったけど、このあたりはSNSなどにも発信されていた作品がけっこうあって読み覚えがある。電子書籍版は同人誌の合本だけど、あとがきを読むと同人誌50冊記念でどうこう、とあるので、知らない作品まだまだありそう。それにしても、いかにもマンガ、というシンプルさでありながら古く感じない画風と、ちょっと他に似たものが思いつかない不思議な作風はどうやって生まれてきたのだろう。
読了日:07月31日 著者:ふかさくえみ
◾️おちゃにきませんかの感想
★★★☆
一見普通の絵本らしいほんわかしてちょっと不思議な展開……と思っていたら!? なるほどそういうことか!
読了日:07月31日 著者:こみねゆら
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