2025年12月に読んだ本2026年01月26日 06時21分33秒

 相変わらず新旧おり混ぜ、絵本多め。新しく始めた業務委託やイベントなどで移動も多かった割にはいろいろ読んだかな。

12月の読書メーター
読んだ本の数:31
読んだページ数:3291
ナイス数:106

囚われの世界 (1978年) (サンリオSF文庫)◾️囚われの世界 (1978年) (サンリオSF文庫)感想
★★★
古風なアステカの人々の日々の暮らしが描かれるが、いかにもSFな設定と展開で玉ねぎの皮がどんどん剥けていく。今読むといわゆる優生思想を真っ向から肯定する基本設定が気になるものの、物語としての勢い、面白さで一気に読了。これでサンリオのハリスン積読は全部崩したけど、どれも一級の面白本と言えるかな。ただ、ファンとして尖ろうとしていたサンリオ全盛期に読んだら「サンリオにこれを求めてないから」と低評価したかも。積読にも効用はある(笑)。まあ、ハリスンのような面白さ、バラエティ感は時代とともに埋もれる類かも。
読了日:12月01日 著者:ハリイ・ハリスン


さがしもの (こどものとも 2015年10月)◾️さがしもの (こどものとも 2015年10月)感想
★★★☆
全体に白黒のところに印象的な赤が目立つ絵本。お気に入りのクマのぬいぐるみの目が庭先でどこかに飛んで行ったのを探そうとするお話し。ハッピーエンドでほんわかする絵本だけど、絵柄はちょっとこわい雰囲気も。
読了日:12月04日 著者:森 洋子


とりあえず とりの はなし◾️とりあえず とりの はなし感想
★★★
表紙の女の子が描いている絵が軸になるお話……なんだけど、発端から展開まで「え? そうなるの?」という予想もつかない展開。全体にはのどかな雰囲気が漂う不思議な絵本。
読了日:12月06日 著者:おくはらゆめ


まよなかの ゆきだるま (こどものとも絵本)◾️まよなかの ゆきだるま (こどものとも絵本)感想
★★★☆
『さがしもの』より前に描かれていた作品。同じテイストの鉛筆画で赤が印象的なのも同じ。この季節に読むにふさわしい。
読了日:12月06日 著者:森 洋子


くろいながい◾️くろいながい感想
★★★
表紙の女の子の髪の毛と黒猫のしっぽはくろいながい。どのくらい長いのかというと…。ページをめくるたびに斜め上すぎる展開の連続。どうするとこんなヘンな絵本を思いつくのか(笑)。
読了日:12月07日 著者:おくはら ゆめ


ほしぞらのたからもの◾️ほしぞらのたからもの感想
★★★☆
ねこの村のふつうのねこ「おれ」が最近二匹で仲よくしているねこたちのひみつを知ってしまうのだが…。そこで気がついた。前に読んだアレの続編か。ふつうでないことを気にしていた二匹と対照的に、ふつうが当たり前だと思っていた世界がひっくり返る体験。ふつうのねこだってみんな千差万別。
読了日:12月07日 著者:豊福まきこ


絵本ずかん 大人も子どもも幸せになる名作絵本200選◾️絵本ずかん 大人も子どもも幸せになる名作絵本200選感想
★★★☆
熟読は時間かかりそうなので収録作品をざっくり確認しただけ。200の絵本の中で読んだことあるもの、タイトルは知っているものが30ちょっとくらいで、初めて目にするタイトル、作者もけっこうあった。絵本の世界は奥が深い。
読了日:12月08日 著者:金柿秀幸


つっきーとカーコのけんか (おはなしみーつけた!シリーズ)◾️つっきーとカーコのけんか (おはなしみーつけた!シリーズ)感想
★★★
11月末に読んで登録忘れ。幼なじみのねこのつっきー、カラスのカーコのお互いの性格がわかるいかにも子どもらしいやりとりがいつもけんかになっちゃうのがほほえましい。仲なおりしたい気持ちもやり方、タイミングがそろっちゃうのもほほえましい。
読了日:12月10日 著者:おくはら ゆめ


つっきーとカーコのたからもの (おはなしみーつけた!シリーズ)◾️つっきーとカーコのたからもの (おはなしみーつけた!シリーズ)感想
★★★☆
カラスは光るもの集めるよね、というあたりだけ妙にリアルだけど、またしてもちょっとしたけんかに発展(笑)。それが他のどうぶつや自分たちの家族のたからものに広がっていくのがほほえましい。展開の斜め上さに、途中何度もくすくすさせられた。
読了日:12月10日 著者:おくはらゆめ


つっきーとカーコのかぞく (おはなしみーつけた!シリーズ)◾️つっきーとカーコのかぞく (おはなしみーつけた!シリーズ)感想
★★★☆
カーコに新しい家族が。かまってもらえなくなったカーコがすねまくる。最後は家出(笑)まで。両方の家族ぐるみでいろいろほほえましい。
読了日:12月10日 著者:おくはらゆめ


BASTARD!!-暗黒の破壊神-(27)(ジャンプコミックス)◾️BASTARD!!-暗黒の破壊神-(27)(ジャンプコミックス)感想
★★★☆
先日の各電子書籍サイト一斉?の一冊77円セールにて。自分の中では26巻で完結でいいと思っているので、「背徳の掟」編で断片的に語られていたこの時期のエピソードは壮大なオマケ。しかし初刊2012年か。読んでいたはずなのにほぼ忘れていた(笑)ので新鮮に楽しめたけど、当時の最新作画テクニックとエフェクトを駆使して、パロディとエロの限りを尽くす様はある意味圧巻だけど(笑)、あとがきなどを見ると、作者やアシスタントの体力的にも限界っぽいので、まあ、続きは読めなくてもいいかな(FFSはほぼ内容的に完結まで読めたし)。
読了日:12月11日 著者:萩原 一至


プロが語る胸アツ「神」漫画 1970-2020 (インターナショナル新書)◾️プロが語る胸アツ「神」漫画 1970-2020 (インターナショナル新書)感想
★★★☆
『鬼滅の刃』に岩泉舞との共通項を見出してバズった著者のマンガ遍歴とご本人への影響をセキララに語り尽くした一冊。著者の没入感が強烈すぎて、ありのままに受け入れる他ない(笑)。スポ根マンガはさておき、萩尾望都への思い入れは過剰という他ない。
読了日:12月11日 著者:きたがわ 翔


11ぴきのねこ◾️11ぴきのねこ感想
★★★☆
タイトルのみ有名だけど意外と読んでなかった。「11ぴきいる!」という話ではない(笑)。
読了日:12月15日 著者:馬場 のぼる


げんきなマドレーヌ (世界傑作絵本シリーズ)◾️げんきなマドレーヌ (世界傑作絵本シリーズ)感想
★★★★
タイトルとマドレーヌの名前は知っていたけど意外と読んでなかった。「げんきな」というタイトルにだまされるな(笑)!? いや、あんなことになっても元気は元気か(笑)。
読了日:12月15日 著者:ルドウィッヒ・ベーメルマンス


もりのおくのおちゃかいへ◾️もりのおくのおちゃかいへ感想
★★★☆
赤ずきんならぬ赤い毛糸の帽子をかぶったキッコちゃん、おばあちゃんの家の雪かきにでけかたお父さんの忘れもの、おばあちゃんにあげるケーキを届けに、お父さんを追いかけて雪の森の中へ。迷いこんだところはどうぶつたちのお茶会。モノクロームのどうぶつたちの目がちょっとこわいけど、みんなやさしい。わるいどうぶつが出てこない幸せな赤ずきん?
読了日:12月15日 著者:みやこし あきこ


ずっと工事中! 沢田マンション◾️ずっと工事中! 沢田マンション感想
★★★☆
実在するマンションの初期から近年までをパースの正確な細密なイラストで紹介していく。妹尾河童のイラストエッセイっぽい雰囲気もあり。初期の方で、道路側から見て人の肩より上くらいの高さに4段積みのブロック塀(上2段は箱型で鉄筋通せない)を作っているのが地震に弱そうでいかがなものかと思ったんだけど、1970-1980年代では当たり前だったのと、最後のページでは上2段はなくしてフェンスか何かに改装してあったのでちょっと安心した。
読了日:12月16日 著者:青山 邦彦


瓜を破る 12 (芳文社コミックス)◾️瓜を破る 12 (芳文社コミックス)感想
★★★☆
初刊時に登録し忘れていたので再読して登録。仮面夫婦状態からの離婚、派遣社員の契約切りなど、関係性の変曲点がいくつか。メインの二人は初めての誕生日エピソード。一貫しているのはやっぱり「ちゃんと話をする」「話ができる相手ができる」などにコミュニケーションのくだりの丁寧さ。そういう関係性ができる前のもやもやは現代人にはあるあるのシチュエーションなのがポイントなのだろう。
読了日:12月19日 著者:板倉梓


瓜を破る 13 (芳文社コミックス)◾️瓜を破る 13 (芳文社コミックス)感想
★★★☆
気持ち的に舞い上がった恋愛と現実の温度差。それぞれに先を見守りたくなる。一方で、ノンセクシャルの彼の方の視点での同じ出来事の見え方が…。
読了日:12月19日 著者:板倉梓


ウは宇宙船のウ【新訳版】: ブラッドベリ自選傑作集 (創元SF文庫)◾️ウは宇宙船のウ【新訳版】: ブラッドベリ自選傑作集 (創元SF文庫)感想
★★★☆
全体に萩尾望都の絵が脳内に浮かぶ。あの当時のマンガ家が男性女性こぞって影響を受けていたのが実感できる。ラストの2編が後の『たんぽぽのお酒』になる非SF短編だが、ほとんどの短編にそういう要素が通底していることも読み取れる。それがマンガ家たちのイマジネーションを刺激しまくったのだろう。この新訳を読むと、『たんぽぽのお酒』全体も中村融訳で読みたくなる(『万華鏡』新訳版にも何編か新訳あるし)。
読了日:12月20日 著者:レイ・ブラッドベリ


メダリスト(1) (アフタヌーンKC)◾️メダリスト(1) (アフタヌーンKC)感想
★★★★
連載版がジュニアグランプリファイナルのいのりの演技のフィニッシュのところで温故知新的に再読。画風のタッチが荒削りで極端な崩し顔が多いのが今となっては懐かしい。覚悟完了っぽい巨大フォントもまだ出てこない(笑)。とはいえ、スケートにかける熱量と金言的な名セリフは冒頭からだったことを再確認。
読了日:12月21日 著者:つるまいかだ


日本の神話 (オールカラー版世界の童話 21)◾️日本の神話 (オールカラー版世界の童話 21)感想
★★★★
「うみさちやまさち」「おおくにぬしのみこと」「やまとたけるのみこと」「やまたのおろち」の4編。基本は古事記の通りだけど大胆に端折っているのでいろいろ唐突感が。この巻は子どものころ家にあって、これのやまとたけるは絵(森やすじ)がかわいくて何度も読み返した。これで覚えたがまのほを小学校に通学路で見つけたときは「これがあの!」と思ったものだ。神話の流れを把握してから読むと端折り方含めいろいろ面白い。解説も子どもの頃は意識していなかったけど、「これを歴史とする人もいましたが」など戦後の反省と読める一文もある。
読了日:12月21日 著者:上崎 美恵子,森 やすじ


メダリスト(2) (アフタヌーンKC)◾️メダリスト(2) (アフタヌーンKC)感想
★★★★
初級テストでの転倒からのリカバリーとブロークンレッグ。別次元の光の演技、表紙の「黒い人」との邂逅、同世代スケーター続々登場など、展開が速い。司の目の良さはこの巻からすでに(自覚の浅い)才能として指摘されていたことを再確認。
読了日:12月23日 著者:つるまいかだ


ありがとう、フォルカーせんせい (海外秀作絵本 6)◾️ありがとう、フォルカーせんせい (海外秀作絵本 6)感想
★★★☆
絵は上手いけど文字を認識できない学習障害の女の子が、子どもに合わせて指導してくれる一人の先生との出会いで変わっていく自伝的絵本。自分の場合、小学2年生の頃に担任から「普通、勉強ができれば運動もできるのに、運動がこんなにできないこの子はおかしい」とか言われたものだが、教える側の偏見というのはろくなものではない。
読了日:12月24日 著者:パトリシア・ポラッコ


きまぐれ乗車券 (fukkan.com―小山田いく選集)◾️きまぐれ乗車券 (fukkan.com―小山田いく選集)感想
★★☆
小諸図書館の小山田いくコーナーにて。元は少年ビッグコミックから出ていた表題作の他、ホラー系の作品などを合わせた選集版。国鉄がJRになるのを惜しんで描かれたとのことで、まだ国鉄、国電として当時の路線がいろいろ出てくる鉄ちゃんにはおすすめだけど、15、16歳の主人公たちが日本全国在来線旅行するのは今では描けない設定と言えるかも。行き先で能登、珠洲、穴水などが出てくるのは2025年に読むと複雑な気持ちになるかも。同時収録のオカルトラーメン屋?の話はいろいろ微妙だけど、ラストの短編「約束」は秀作。
読了日:12月24日 著者:小山田 いく


蚤の市◾️蚤の市感想
★★★★
久しぶりの安野光雅。蚤の市に入るところから出るところまで。ひたすら、蚤の市に並んでいるものや人々の姿を描くが、描かれている道具ひとつひとつにここに来るまでの物語がありそう。入る時と出る時で荷車に載っているもののものは変われど量があまり変わっていない、というのは古本屋に本を持ち込んだ本好きあるあるかも(笑)。
読了日:12月26日 著者:安野 光雅


サンタがふたり? (講談社の創作絵本)◾️サンタがふたり? (講談社の創作絵本)感想
★★★★
クリスマスの珍事。表紙のサンタさんとケーキ屋さんのクリスマス当日のてんてこ舞いを時系列で見開きで描いていく。ちょっとしたハプニングから…。エスカレートぶりが楽しいクリスマス絵本。
読了日:12月26日 著者:スズキ トモコ


マドレーヌとジプシー (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)◾️マドレーヌとジプシー (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)感想
★★★★
マドレーヌたちの近所の大使の息子からのお誘いでサーカスを観に行った一行。突然の嵐で観覧車から降り損ねたマドレーヌと男の子がジプシーとともにフランスのあちこちを旅する。芸も教わってサーカスの一員に。ざっくりしたタッチで描かれるフランスの名所の数々が楽しい。そしてジプシーはやっぱり移動遊園地で旅して、占いをするというのが定着しているイメージなのね。
読了日:12月28日 著者:ルドウィッヒ・ベーメルマンス


マドレーヌといぬ (世界傑作絵本シリーズ)◾️マドレーヌといぬ (世界傑作絵本シリーズ)感想
★★★★
橋から落ちて溺れかけたマドレーヌを助けてくれた犬。みんなで飼うことにして楽しい日々を過ごしていたものの、学校に監査に来た委員会の人が追い出してしまう。パリ中を探してもなかなか見つからず…。因みにマドレーヌが落ちる橋はあのポンヌフ(新橋)。
読了日:12月28日 著者:ルドウィッヒ・ベーメルマンス


ないたにわとり◾️ないたにわとり感想
★★★☆
図案的な画風の不思議な絵本。赤鬼ならぬ赤いとさかのにわとりが泣く理由は? 薔薇がなくちゃ生きていけない??
読了日:12月30日 著者:スズキトモコ


マドレーヌといたずらっこ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)◾️マドレーヌといたずらっこ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)感想
★★★☆
マドレーヌたちの暮らす家のおとなりにスペインたいしが越してくる。そこの息子のペピートがたいへんないたずらっ子で……。いろいろとそれでいいのか? という感じだけど、考えてみるとこのシリーズはみんなそうか(笑)。あと、読む順番がぐちゃぐちゃだったけど、いっしょにジプシーと旅するのはこの後のお話であったか。
読了日:12月30日 著者:ルドウィッヒ・ベーメルマンス


マドレーヌのクリスマス◾️マドレーヌのクリスマス感想
★★★★
これまで福音館、瀬田貞二訳で見開きごとにフルカラーと色数の少ないページがあったシリーズだが、出版社と訳者(俵万智)も違えば、全ページがカラーなのも違う。絵のタッチもちょっと違うので、描かれた時期も違うのかな。クリスマスなのになぜこれがこうなる……、というのはこのシリーズのお約束か?
読了日:12月30日 著者:ルドウィッヒ ベーメルマンス,ルドウィッヒ ベーメルマンス

読書メーター

2025年11月に読んだ本2025年12月27日 06時13分15秒

 11月に入っても、退職ぎりぎりに査読から戻ってきた論文がらみの対応が続く。大きな学会だけど、7月に一度下位ジャーナルに投稿したらエディターの受領時のミスらしく、二つのオフィスから別の連絡があって横の連絡が悪いらしく査読がいっこうに始まらない。
 それで問い合わせもしつつ、同じ系列の上位ジャーナルにも事情説明付きで再投稿。こちらは受付早かったものの、前の投稿の取り下げは自分でやるように、とのことで、取り下げてようやく査読プロセス開始。
 査読コメントがまた査読者だけでなくエディターからも細々と入って、普段なら1週間以内で戻していたところ、〆切1ヶ月ぎりぎりまでかかる。で、2週間でminor revisionで戻ってきた。ここでもエディターからの指摘が残っていたので対応。指摘箇所少ない割に2週間経ってもジャッジされないので、問い合わせメール出したら、「投稿が殺到していて滞っていてすみません」みたいなメールが来て、数日後にアクセプト。1週間ほどでゲラも届いて一安心。
 ……していたら、その数日後にエディターからジャッジに必要な書類の提出を求められて、これは共著者の方での対応が必要な案件だったので、対応依頼していたら、ゲラ校正のプロセスは迅速で、さくっと公開。ただし、校正作業が雑で初稿になかったミスが何ヶ所か。
 公開はされたけど、エディター次第では取り下げにされたりしないか、戦々恐々としていたら、「エディターのミスでいらない対応を依頼してしまった。あなたの論文は無事公開されています」とに連絡。
 なんじゃそれ、と思いつつも、公開版にエラーがあるのを直せないか、ダメ元でお願いしてみたら、先方にもミスがあったためか、OKしてもらえた。
 ということで、なんとかミスを直したバージョンで論文は公開されたものの、ゆっくり読み返したら、まだミスが残っていた(笑)。これ以上は直せないので、ここは我慢するしかない……
 まあ、内容はライフワークの研究に新しいピースをはめた内容で、個人的には在職最後の論文に相応しいと思っている。
 とはいえ、憶測だけど、AIとか使って余計なファクトチェックが必要な投稿が殺到して、いろいろ混乱しているのかも。査読対応にも一部AI使ってみたけど、実在しない引用文献のチェックは必須だった(笑)。
 まあ、そんなこんなもあって、読んだ冊数は少なめ(笑)。

11月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:1157
ナイス数:94

皮はぐ者◾️皮はぐ者感想
★★★☆
まさかの大災害をきっかけに、デマを流布してリーダーになる存在を主軸にするあたりに、世界中での大災害や、あとがきでも触れられているコロナ禍を経た著者の意図が含まれるように感じる。一方で、狭い洞窟や鉱物の描写には実体面も踏まえられているというのがすごい。ここまでの物語、設定、登場人物が活かされた集大成的な物語で、魔術的なスケールも大きい。次巻に続いてしまったが、この一冊だけでも満足を感じる読後感。
読了日:11月01日 著者:ミシェル・ペイヴァー


きんいろのしか バングラデシュの昔話 (日本傑作絵本シリーズ)◾️きんいろのしか バングラデシュの昔話 (日本傑作絵本シリーズ)感想
★★★☆
絵が秋野不矩。美術館行ってきたばかりでもあり。バングラデシュの昔話。王様はどの国でも理不尽なものだ。
読了日:11月01日 著者:アーメド ジャラール


点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫 60)◾️点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫 60)感想
★★★☆
作者の前書きと各章ごとの「立ち止まって考えたこと」がこの作者らしいメタな構成。ダメな人はもともとダメだ、という諦観もあったりするけど、どのキャラクターにもよい面と反省すべき面があることを示しつつ、ひょんなことから物語が転がっていくのが楽しい。
読了日:11月05日 著者:エーリヒ ケストナー


ベルナルさんのぼうし◾️ベルナルさんのぼうし感想
★★★
くまのベルナルさん、一人で暮らしていたところ、帽子に鳥が住み始めて…。そんなばかな、という展開ながら、ラストはほっこり。
読了日:11月12日 著者:いまい あやの


ビアドのローマの女たち (1980年) (サンリオSF文庫)◾️ビアドのローマの女たち (1980年) (サンリオSF文庫)感想
★★★★
妻を肝硬変で失った英国人シナリオライターがローマで経験する女性がらみの遍歴。不条理かと見えて、起こる事件はちゃんとつながっていて意外とロジカルで、不思議とするする読める。とはいえ、今だから楽しく読めるけど、買った大学生時代の素養では訳わからなかった可能性大。英語以外の言語が混在する原著からの翻訳は言葉遊び含め丁寧で、出版時馴染みのなかった外来語も今でも通用する訳され方。あと、これは原著の方によると思うけど、医学描写や中東戦争の推移、難民問題などは今読んでも納得の書かれ方。これは名著名訳と言えるのでは。
読了日:11月13日 著者:アントニイ・バージェス


名作うしろ読み◾️名作うしろ読み感想
★★★☆
名作のイントロは有名だけど、ラストの一文は意外と知られていない。そこで、新聞連載で古今東西の様々な小説作品のラストを紹介しつつ、現代の視点でツッコミを入れていく。新聞連載という形式のメリットか、字数がほぼ揃っているため、右からラスト一文、紹介文、追加コメント、著者・作品名、著者略歴が見開きの同じレイアウトできれいに続く。取り上げた作品数132。誰もが知っている作品から、聞いたことのない作者、作品まで。個々の作品には全4冊以上になる大長編もあり、同著者の他の作品への言及もありで、この著者の書痴ぶりがわかる
読了日:11月15日 著者:斎藤 美奈子


アポカリプスホテルぷすぷす (バンブーコミックス)◾️アポカリプスホテルぷすぷす (バンブーコミックス)感想
★★★
まさかと思った竹本泉キャラデザイン。本編に合わせて描かれたショートコミックを一冊に。というわけで、久しぶりに竹本泉のマンガを読んだけど、1980年代初期のデビュー当時と絵柄もノリもほぼ不変。まさにゴーイングマイウェイ。
読了日:11月24日 著者:竹本泉


めぐる森の物語◾️めぐる森の物語感想
★★★☆
うさぎを追いかける、という冒頭からアリスを連想したけど、ページをめくるとうさぎがどんぐりをこぼすのがトトロっぽい。と、思ったら、話が意外な方に転がっていく。里山が荒れる環境下での未来を見すえる絵本、なのかな。
読了日:11月25日 著者:いまい あやの


ある星の汽車 (日本傑作絵本シリーズ)◾️ある星の汽車 (日本傑作絵本シリーズ)感想
★★★☆
男の子とお父さんが乗っている不思議な汽車。人間以外のいろいろなものが乗っているけど、四桁の数字の不思議な駅に着くと、降りていく。自分たちはいつまで乗っていられるのか? 現代の世相を見ていると、ラストより、そのやり取りの方が重く残る。
読了日:11月25日 著者:森 洋子


アバ、アバ (1980年) (サンリオSF文庫)◾️アバ、アバ (1980年) (サンリオSF文庫)感想
★★★
『ビアドのローマの女たち』でも言及されていたローマの古い詩人ベッリが『エンディミオン』のキーツと邂逅していたら? というifを描いた不思議な小説。後半を占めるソネットは旧約、新約聖書の主だったエピソードを猥雑に茶化した内容で、これだけでも面白いが、単なる翻訳ではなくバージェス作品とするための仕掛けがこのif。そのソネットを日本人にとっての定型575で訳し切った翻訳には頭が下がる。
読了日:11月30日 著者:アントニイ・バージェス



読書メーター

2025年10月に読んだ本2025年11月15日 16時55分27秒

 退職前に終わるつもりで投稿した論文の査読がいろいろ長引く中、委員を続けている学会にも参加したり、依頼講演で出張?したりで無職にしては忙しい(笑)。読んでる本はタイミングと気合い?

10月の読書メーター
読んだ本の数:31
読んだページ数:4226
ナイス数:82

ギンガムチェックと塩漬けライム: 翻訳家が読み解く海外文学の名作◾️ギンガムチェックと塩漬けライム: 翻訳家が読み解く海外文学の名作感想
★★★★
みんなタイトルだけはよく知る古今の名作について、原語と比較して翻訳をする立場だからこそ見える観点での解釈が新鮮。そういえば、ギンガムチェックは好んで着る方だけど、子供の頃はあまり見かけなかったっけ。読んだ後、言及されている作品が読みたくなる名著。
読了日:10月03日 著者:鴻巣 友季子


おいしい毒見 ふかさくえみ短編集 5 (マヴォ電脳Books)◾️おいしい毒見 ふかさくえみ短編集 5 (マヴォ電脳Books)感想
★★★
こちらも収録作は少なめ。「毒味」がどうやればSFになるのか!? やっぱりこの発想は星新一的かも。
読了日:10月03日 著者:ふかさくえみ


文化の脱走兵◾️文化の脱走兵感想
★★★★
筆者の経歴から、現在の情勢下での何を思うかは求められていただろうし、ご本人も書く意思はあったと思われるが、ロシアの友人や文学系の著名人とのネットなどでの交流がバランスよく語られる。一方で、切り口は「詩」であり、幼少期の思い出なども織り交ぜられ、現在の着地点での一冊が締まる。そんなご時世でもロシア語訳と日本語訳をめぐってつながりが深まるのはちょっと北村薫の近作を思わせるエピソード?
読了日:10月05日 著者:奈倉 有里


涙の箱◾️涙の箱感想
★★★★
ノーベル賞作家初読み。涙をめぐる御伽話のような掌編。日本語が初翻訳で、『machi』などで知られるあのイラストレーターさんの挿画で読めるのもよい。
読了日:10月06日 著者:ハン・ガン


いぬのにっちゃん はるとなつ◾️いぬのにっちゃん はるとなつ感想
★★★★
素朴な色鉛筆のタッチなのに、植物、海の生きもの、陸の生きものなどの特徴がよくわかる。それぞれの説明コメントも知らないこともけっこうあって興味深い。索引にもさらに豆知識が満載されていてこれも楽しい。春と夏の移り変わりは、温暖化でこんなに穏やかでなくなりつつあるものの、こういう絵本から描かれているものの何かに興味を持つ子どもがいてくれるといいな、と思わせる仕上がり。まあ、単純にかあいい絵本としてパラパラめくってもまたよし。
読了日:10月06日 著者:秋草 愛


うさぎかぶしきがいしゃ◾️うさぎかぶしきがいしゃ感想
★★★
まさかの設定にまさかの展開(笑)。中秋の名月の日に読むには…ふさわしかったのか(笑)!?
読了日:10月06日 著者:ふくながじゅんぺい


いぬのにっちゃん あきとふゆ◾️いぬのにっちゃん あきとふゆ感想
★★★★
出版順とは逆に読んじゃったみたいだけど、結果的には春夏秋冬の順番だったので結果オーライ? 自分が子どもの頃はこういう四季の移り変わりが身体で実感できたものだが、今に子どもたちはどうだろう? 科学絵本、図鑑的な楽しさは2冊に共通。
読了日:10月07日 著者:秋草愛


お手元のフリップにどうぞ ふかさくえみ短編集 4 (マヴォ電脳Books)◾️お手元のフリップにどうぞ ふかさくえみ短編集 4 (マヴォ電脳Books)感想
★★★☆
表題作は流れ星ならぬ降ってくるフリップに制限時間内に願い事を書くと本当に叶うという世界での連作。何を願うのか、その結果がオチになるんだけど、それぞれにほんわかしてよい。もう一作はクイズ大会での優勝を目指すクイズ部の日常が非日常になって、また日常に戻る、話。非日常の部分が手塚治虫的アイデアかも(笑)。
読了日:10月08日 著者:ふかさくえみ


ははをたずねて (オールカラー版世界の童話 20)◾️ははをたずねて (オールカラー版世界の童話 20)感想
★★★☆
巻末のリストでは全20巻なので、初刊の時期には最終巻だったようだ。「ははをたずねて」「ほうせきひめ」「ニルスのぼうけん」の三作を収録。「ほうせきひめ」だけペローでいかにもな昔の民話のところ、残り二作はやや現代的。巻末の読書時間のすすめを読むと、子どもが本を読まないのはいつの世も変わらぬ親の悩みか、と思わせるが、この時期は親への指導的な観点もこういった本に盛り込まれていた。日本あげての学習向上を目指していた世相も透けて見えるかも。
読了日:10月11日 著者:奈街 三郎


薬屋のひとりごと 16 (ヒーロー文庫)◾️薬屋のひとりごと 16 (ヒーロー文庫)感想
★★★☆
パンデミック未遂の巻。とはいえ、規模的にまだ本筋ではなく、ちょっとした謎解きエピソードが複数続くあたりはやや初期っぽい。一方で、未遂恋愛何件かが微妙に展開したりしなかったり。問題の木霊は、まあ理解はできる。あそこまで極端ではないにしても、多かれ少なかれ、人は誰でも木霊だ。
読了日:10月13日 著者:日向夏


イタチと野ネズミのはなし◾️イタチと野ネズミのはなし感想
★★★★
『ガンバの冒険』なら宿敵のネズミとイタチ。こちらの作品でももともとはそういう関係のはずなのだが…。リアルで細密だけど、表情がかあいらしいイラストの魅力に加え、紙の本ならではの仕掛けも相まって、ちょっと物悲しくも、前向きになれる奇妙な友情の物語。
読了日:10月16日 著者:山下雅洋,しもかわらゆみ


スティール・ボール・ラン (1) ジャンプコミックス◾️スティール・ボール・ラン (1) ジャンプコミックス感想
★★★☆読了日:10月17日 著者:荒木 飛呂彦


ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)◾️ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)感想
★★★☆
カラー版も無料とのことでお試しに。表紙のイラストのテイストで、全編驚くほどちゃんとカラー化されていて驚く。これを全シリーズにわたってやっているのか!?
読了日:10月19日 著者:荒木飛呂彦


スティール・ボール・ラン (2) ジャンプコミックス◾️スティール・ボール・ラン (2) ジャンプコミックス感想
★★★★
1stステージ、緊迫のラストスパートからゴールへ。荒木飛呂彦が競馬マンガを描くとこうなるのか!? という発見でもあった。サンドマンの走り方の「それでいいのか!?」な説明がちょっと『魔少年ビーティ』や『バオー来訪者』の頃を思い出すかも(笑)。
読了日:10月20日 著者:荒木 飛呂彦


魔導師の娘◾️魔導師の娘感想
★★★☆
完結したんじゃなかったのか、と思ったら、原著でも10年以上間が空いての再開だったのか。とはいえ、物語は6巻のちょっと後からスムースにつながってはいる。翻訳版はいきなりソフトカバーだったり、本文の章ごとのイラストが細密なペン画になっていたり。しかし、魔術師死んでもしつこいな。
読了日:10月20日 著者:ミシェル・ペイヴァ―


ラポラポラ: 森にすむ妖精 (そうえんしゃ・写真のえほん 1)◾️ラポラポラ: 森にすむ妖精 (そうえんしゃ・写真のえほん 1)感想
★★★☆
森の動物たちがかわいい写真絵本。とにかくかわいい。
読了日:10月21日 著者:ふくだ ゆきひろ


SPY×FAMILY 16 (ジャンプコミックス)◾️SPY×FAMILY 16 (ジャンプコミックス)感想
★★★☆
短いエピソードでいろいろなキャラクターにスポットを当てる巻。子ども同士のやきもちが微笑ましい。ラスボスのアレの件は、今後への伏線か?
読了日:10月21日 著者:遠藤 達哉


ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン カラー版 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)◾️ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン カラー版 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)感想
★★★★
モノクロ→カラーで2巻目。特にこのシリーズでは、カラーになると馬の身体が背景から浮き出すように見えて迫力アップ。
読了日:10月23日 著者:荒木飛呂彦


STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン 3 (ジャンプコミックス)◾️STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン 3 (ジャンプコミックス)感想
★★★
2ndステージはアリゾナの砂漠越え。アリゾナといえばゲット・バック(笑)。ジョジョは帰ってきた(笑)!? さておき、ポコロコに続き、スタンドっぽい能力者が続々登場。こうなると「回転」は「波紋」に相当する印象が強まる。
読了日:10月23日 著者:荒木 飛呂彦


魔法のリノベ(8)◾️魔法のリノベ(8)感想
★★★☆
家庭の事情とお仕事の割り切り。一方のお仕事は、家族それそれの気持ちのすれ違い、夫婦の間の価値観(それも金銭)の違い、など。今回もリノベ設計とわだかまり解消のカタルシスは健在。画風はLaLa時代から一貫性あるんだけど、立体感の捉え方、表情の表現などが今でも進化し続けているのがデビュー作から知っているファンには感慨深い。
読了日:10月23日 著者:星崎真紀


委員長さんのメガネ ふかさくえみ短編集 3 (マヴォ電脳Books)◾️委員長さんのメガネ ふかさくえみ短編集 3 (マヴォ電脳Books)感想
★★★☆
表題作がいつもの雰囲気に思えて、ちょっとホラーだった。意外な側面?
読了日:10月25日 著者:ふかさくえみ


MOE (モエ) 2025年10月号 [雑誌]◾️MOE (モエ) 2025年10月号 [雑誌]感想
★★★☆
犬特集にリンドグレーン小特集。付録の絵本もなかなかよかったけど、江國香織の短編がなかなか技ありでよかった。
読了日:10月25日 著者:


ドミナントセブンス ふかさくえみ短編集 2 (マヴォ電脳Books)◾️ドミナントセブンス ふかさくえみ短編集 2 (マヴォ電脳Books)感想
★★★
作風は今にも通じるけど、遡ってだいぶ画風がシンプルになってきた。
読了日:10月26日 著者:ふかさくえみ


ユキミレコード ふかさくえみ短編集 1 (マヴォ電脳Books)◾️ユキミレコード ふかさくえみ短編集 1 (マヴォ電脳Books)感想
★★★
ということで、番号と逆に電子書籍を遡って1巻目。画風の点ではまさに初期作品という感じだけど、ちょっと不思議な作風は最初からだということがよくわかる。
読了日:10月26日 著者:ふかさくえみ


ジョジョリオン 1 (ジャンプコミックス)◾️ジョジョリオン 1 (ジャンプコミックス)感想
★★★
こちらも無料期間にて。『スティール・ボール・ラン』が第一部と第三部、つまりはディオとの物語の語り直しであったのに対して、こちらは大震災後の杜王町を舞台に第四部、サイコパスの吉良吉影との物語の語り直し、ということに。とにかく主人公含め登場人物の誰にも共感できない振り切りっぷりがすごいといえばすごい。
読了日:10月26日 著者:荒木 飛呂彦


ジョジョリオン 2 (ジャンプコミックス)◾️ジョジョリオン 2 (ジャンプコミックス)感想
★★★☆
吉良吉影の部屋でのスタンドバトル。相手のスタンドの法則を掴み、いかにその裏をかけるか、というある意味黄金のパターン。記憶のない主人公と吉良吉影の関係は謎のまま、とりあえず東方家に引き取られることになったものの、またまたサイコパスな娘の「相手の記憶」を奪うスタンドとの対決に。
読了日:10月28日 著者:荒木 飛呂彦


旅する温泉漫画 かけ湯くん◾️旅する温泉漫画 かけ湯くん感想
★★★☆
ひたすら温泉を訪ね、その体験をちまちまとマンガにした、ある意味それだけの本だが、コマ割りが細かく、書き文字も細かく情報量がすごい。そもそも、どんだけ温泉(と温泉のある町)に行ってるんだ、という行動もすごい。自身と友人はネコに擬態しているけど、ちまちま描き込まれた風景も旅情を誘う。
読了日:10月30日 著者:松本英子


ジョジョリオン 3 (ジャンプコミックス)◾️ジョジョリオン 3 (ジャンプコミックス)感想
★★★☆
記憶を失いながら相手のスタンド能力の裏をかく頭脳戦。このジョジョ?はなぜそんな闘い方ができるのか? ここで家系図が登場して「この世界」でのキャラクター同士の意外な親戚関係が明らかに。死んでいた「彼」はこの家系図だとパラレルワールドでの「彼」か「彼」、あるいはその両方にあたる? 『スティール・ボール・ラン』でのディオの扱いに近い何かが起こっているのか? いずれにしても旧作を履修した上級者向けの作りかな。
読了日:10月31日 著者:荒木 飛呂彦


ひぐま◾️ひぐま感想
★★★
2025年9月新刊絵本。ひぐまの冬眠をモチーフにしているけど、企画・執筆時にはクマの被害が今年ここまでになるとは想定していなかっただろうなあ…。ある意味タイムリーではあるが…。
読了日:10月31日 著者:あべ弘士


うみとねこ◾️うみとねこ感想
★★★☆
飼い主一家のドライブで海にやってきたねこ。初めて見るものに戸惑いながらも、海が気に入っていくのがほんわか楽しい。
読了日:10月31日 著者:マーガレット・ワイズ・ブラウン


世界をもっとうつくしく (絵本作家バーバラ・クーニーがのこしたもの)◾️世界をもっとうつくしく (絵本作家バーバラ・クーニーがのこしたもの)感想
★★★☆
バーバラ・クーニーの生涯を絵本らしいタッチで描いた伝記絵本。旅に出た先での風景が美しい。
読了日:10月31日 著者:アンジェラ・バーク・クンケル

読書メーター

2025年9月に読んだ本2025年10月25日 21時01分57秒

 9月20日の退職を前に、基本は有休消化のはずが、指導した論文の最終ステップのサポートとか、自分が書いていた論文がらみのやり取りがいろいろ。まあ、学術活動は退職後も続ける予定なのでそれはそれで。

 一方で、秋田までビールを仕込に行ったり、最終出勤日に盛大に送り出してもらったり、名古屋SF読書会にも参加したり。

9月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:1696
ナイス数:57

ねずみ3きょうだい おつかいロボだいさくせん◾️ねずみ3きょうだい おつかいロボだいさくせん感想
★★★
ものづくりがロボコン、プログラミングに代表される現代の絵本。展開やオチなどはいかにも絵本なんだけど、なんというか、時代を感じる。
読了日:09月01日 著者:こすぎさなえ,出口かずみ


からかい上手(?)の西片さん (ゲッサン少年サンデーコミックス)◾️からかい上手(?)の西片さん (ゲッサン少年サンデーコミックス)感想
★★★☆
スピンアウトのスピンアウト。まあ、上手に(?)がつく時点で、一冊で丸く収まって吉。娘の結婚式で号泣しそうな元主人公の姿が浮かんでくる(笑)。
読了日:09月02日 著者:稲葉 光史


かげきしょうじょ!! 16 (花とゆめコミックススペシャル)◾️かげきしょうじょ!! 16 (花とゆめコミックススペシャル)感想
★★★★
文化祭の演目に向けて男役を意識したさらさと娘役を意識した愛のそれぞれの変化と決意が描かれる。この感じだと本科生編で全編完結? スピンアウトしたかと思われていたあの先輩のまさかのカムバックにもちょっと目頭が。
読了日:09月05日 著者:斉木久美子


108ぴきめのひつじ◾️108ぴきめのひつじ感想
★★★☆
眠れない女の子と羊たちの不思議な交流。数えてる羊が…というアイデアは何かで見たこともあるけど、こういう切り口もあるのか。
読了日:09月06日 著者:いまい あやの


魅力まるごとタカラヅカ!!: 宝塚歌劇ガイドブック◾️魅力まるごとタカラヅカ!!: 宝塚歌劇ガイドブック感想
★★★☆
宝塚の基本がイラストつきで網羅されたわかりやすいガイドブック。けっこう最近の演目までネタで出てくるのが楽しい。歴代演出家の作風一覧もあって、かゆいところに手が届きすぎる一冊。
読了日:09月08日 著者:牧 彩子


くつやのねこ◾️くつやのねこ感想
★★★☆
「長靴をはいた猫」をもとにしつつ、ステップアップしていくストーリーは端折って、その中の「ある要素」だけにフォーカス、ふくらませた絵本。オリジナルでは猫のご主人という以外に何もしてなさそうの見える主人公に、この絵本では自分の手を動かさせているのと、その後も手を動かし続けることが幸せ、という描き方は現代的というべきか、あ、「こびとのくつや」が混じってる?
読了日:09月08日 著者:今井 彩乃


チャッピィの家◾️チャッピィの家感想
★★★☆
かまってもらえなくて家出した犬のチャッピィの遍歴。戯画化された森も街もちょっとこわい。おうちがいちばん。
読了日:09月09日 著者:今井 彩乃


植田正治: 写真するボク (325) (別冊太陽)◾️植田正治: 写真するボク (325) (別冊太陽)感想
★★★★☆
植田正治の生涯を時系列で綴った一冊。けっこう知らなかったことがたくさんあって、もっと過去の写真集を眺めたくなった。あと、砂丘に行ってみたい。
読了日:09月11日 著者:


まえぶれの刻: おおた慶文画集◾️まえぶれの刻: おおた慶文画集感想
★★★☆
久しぶりに手に取った。そういえば、おおた慶文って『詩とメルヘン』がデビューだったっけ。
読了日:09月18日 著者:おおた 慶文


花盛り: おおた慶文画集◾️花盛り: おおた慶文画集感想
★★★☆
こちらも久しぶりに。透明感があってリアルだけど決して写真っぽくない不思議な画風を改めて実感。
読了日:09月18日 著者:おおた 慶文


一億年のテレスコープ◾️一億年のテレスコープ感想
★★★★
天文部少年少女たちの宇宙への憧れを描くジュブナイルとして始まった物語が、エスカレーションしていく。SFというジャンルが蓄積してきたサブテーマとそれに関わるアイデア、一つで長編になりそうなアイデアの数々が次々と使い捨てられて、先へ、遠くへ進んでいく。久しぶりにSFの醍醐味を実感した。とはいえ、それだけに一見さんお断り、という側面もあるかもしれない。とはいえ、『三体』が楽しめた人にはこれも楽しめるのかな? すれっからしじゃない読者の感想が聞いてみたい。
読了日:09月19日 著者:春暮康一


サンドイッチ サンドイッチ (幼児絵本シリーズ)◾️サンドイッチ サンドイッチ (幼児絵本シリーズ)感想
★★★☆
サンドイッチを作る過程をひとつひとつていねいに絵本に。ざっくりした画風だけど、素材それぞれと、特にパンの質感がリアルに感じられる。
読了日:09月21日 著者:小西 英子


たつこたつ◾️たつこたつ感想
★★★★
うちが観始めたのは2010年だったので(番組開始のちょっと後くらいだった模様)、もう15年のおつきあいのEテレ『0655』の干支ソング1巡目ラストを飾った「たつこたつ」。好評につき年末年始と関係ない「たつまなつ」まで作られた。その中で断片的に語られていたエピソードや友人関係の背景がこれでもかと1年分明かされている絵本。とはいえ、その楽しみはそっちを知っている人のためのもので、これ単独で十分楽しめる絵本になっている。これをきっかけに『0655』を観る人が増えたり……はしないかな?
読了日:09月21日 著者:ユーフラテス


決戦のとき (クロニクル千古の闇 6)◾️決戦のとき (クロニクル千古の闇 6)感想
★★★☆
カケラのはずのファイアオパールがあそこまで力がありすぎるのは驚き。ここまではリアルな狩猟時代を舞台にしたちょっとオカルト、という印象だったけど、天候を自在に操るところまで行くと、世界観の更新が必要なレベルに感じた。いつもながら勝てそうにないぎりぎりの闘いで、あの新キャラがいなかったらどうなっていたことか。ウルフは最後までがんばった。あれほどの大物のラスボスを倒して、いったんは予定通り全6巻で完結ではあったのね。
読了日:09月23日 著者:ミシェル ペイヴァー


白さぎ◾️白さぎ感想
★★★☆
体裁は絵本だが、都会の学校ではいじめなどで適応できていなかった女の子を祖母が(結果的に)保護してくれて、自然の中での生活に居場所を見出しているところに、趣味の猟のために森を訪れた青年との交流から、女の子は「ある行動」を自分から選択する。石井桃子がとある全集に訳していた訳文を採用。いかにも古風な翻訳のため読者を選ぶ本になっている。とはいえ同じように全集ものの中に埋もれていた岸田衿子訳『赤毛のアン』のように、いろいろな翻訳があちこちにまだまだ埋もれているのかもしれない。
読了日:09月24日 著者:セアラ・オーン・ジュエット,バーバラ・クーニー,石井桃子


聖悠紀『宇宙戦艦ヤマト』 ([バラエティ])◾️聖悠紀『宇宙戦艦ヤマト』 ([バラエティ])感想
★★★★
SF大会で物販に最初だけあって、手に取ったけど、企画聞いてから買おうかな、と思ったら、数少ない在庫を持ち込んで企画始まる前に完売したと聞いてちょっと後悔していた。増刷分にもなかなか巡り会えず、やっと入手。読んでみたら、コンパクトなページ数に破綻なくストーリーを盛り込んである職人芸。庵野・出渕対談でも語られていたけど、番外編が特にいい。自分はテレビマガジン派だったのでリアルタイムでは読んでいなかったけど、復刻したくなる気持ちはわかる。『コズミック・ゲーム』の絵柄で読む『ヤマト』!
読了日:09月25日 著者:


教室で待ってる  ふかさくえみ短編集 6 (マヴォ電脳Books)◾️教室で待ってる ふかさくえみ短編集 6 (マヴォ電脳Books)感想
★★★☆
ちょっとフシギなふかさくえみ同人誌の電子版。6集目は短めのものの合本だけど、どれも初読。生徒が寝ている夢の中でだけ授業ができる先生、という表題作がなかなか。
読了日:09月29日 著者:ふかさくえみ


スウスウとチャッポン (コドモエのえほん)◾️スウスウとチャッポン (コドモエのえほん)感想
★★★
掃除機とお風呂が家出して……設定から展開まで予想ができない(笑)。
読了日:09月30日 著者:くどう れいん,コンドウ アキ

読書メーター

2025年8月に読んだ本2025年09月21日 07時07分37秒

 退職前のいろいろもあって、冊数は少なめ。『本好き〜』の続編はいかにもでありつつ、本編コンプリート読者には楽しめる内容。本編を補完するSF要素は次巻以降で出てくるのか? とはいえ、この本編が8/30のSF大会での星雲賞日本長編部門とは(笑)。

8月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:2618
ナイス数:68

ぼくは気の小さいサメ次郎といいます (偕成社おはなしポケット)◾️ぼくは気の小さいサメ次郎といいます (偕成社おはなしポケット)感想
★★★
時系列をちょっとさかのぼって、カメ次郎が民宿?に行くきっかけから始まり、なし崩し的に友だちの輪が広がっていく。ラストではなんと(笑)! 今までも配達員はいたのにねえ(笑)。
読了日:08月02日 著者:岩佐めぐみ


あっしはもしもし湾にすむカメ次郎ともうします (おはなしポケット)◾️あっしはもしもし湾にすむカメ次郎ともうします (おはなしポケット)感想
★★★
手紙がつなぐ世界の広がり、知らなかった世界、やっていなかったことへのチャレンジ、などが輪になってつながっていくシリーズ。最初のキリンさんが登場してさらに広がりを予感させるが、話をオープンエンドで〆るなら、ここで終わってもいいんじゃないか、という雰囲気。(ただ、すでに続刊は出ている)
読了日:08月03日 著者:岩佐めぐみ


グリムの絵話 (オールカラー版世界の童話 17)◾️グリムの絵話 (オールカラー版世界の童話 17)感想
★★★
だいぶ間が空いた再読。グリムはこれが3冊目。「がちょうひめ」「よっつのたから」「こびとのくつや」「ながぐつをはいたねこ」「しろばらべにばら」。この巻は「しろばらべにばら」のひげが引っかかるこびとの絵面が印象的で覚えていた。とはいえ、くまの顔はちょっとこわい(笑)。
読了日:08月05日 著者:後藤 楢根,高畠 華宵,初山 滋


日本のおとぎ話 改訂版 (オールカラー版世界の童話 18)◾️日本のおとぎ話 改訂版 (オールカラー版世界の童話 18)感想
★★★
18巻になってまだ収録されていなかった有名な話を含む五つ。「はなさかじいさん」「ぶんぶくちゃがま」「こしおれすずめ」「かちかちやま」「うらしまたろう」。17巻もそうだったけど、ちょっと原典から残酷な描写を変えてあるものが多い。この叢書の最初の方では意外と原典に近いまま収録しているものがあったけど、刊行を続けるうちで(読者の反応などで?)やや方針が変わってきたのかもしれない。ここ2冊は解説が日本におけるお伽話や児童文学の成立略史として興味深い。
読了日:08月06日 著者:西山 敏夫


おいらプカプカ、ラッタッタ島に帰ろかな (偕成社おはなしポケット)◾️おいらプカプカ、ラッタッタ島に帰ろかな (偕成社おはなしポケット)感想
★★★
ラッコのプカプカがメインの巻。新キャラクターのたこ事務員も大活躍?
読了日:08月06日 著者:岩佐めぐみ


おんぶねこ (講談社の創作絵本)◾️おんぶねこ (講談社の創作絵本)感想
★★★
おんぶから下ろすとこねこが泣いてしまうので、お風呂でも料理する時も寝る時もおんぶしっぱなし…。そんなある日…。目の中の映り込みがなかなか。
読了日:08月11日 著者:殿本 祐子


えのないえほん◾️えのないえほん感想
★★★★
なぜ「絵がない」のか。ちょっと『ファントム』を思わせる、あたたかくて、やがてかなしい物語。
読了日:08月11日 著者:斉藤 倫,植田 真


どうかしてました◾️どうかしてました感想
★★★★
エッセイかと思えば、まるっきりのエッセイはむしろ少なくて、つい、からめて何か一冊紹介してしまう社長品質(笑)。とはいえ、壮絶な幼少期から、奇人変人跋扈する大学時代、駆け出しライター時代まで、社長のほぼ全生涯が明らかになる興味深い自伝でもある。「あるもの」を集めたいリビドーはリアル吉良吉影(笑)。それにしても川本三郎氏の秘蔵っ子?だったというのは初めて知った。頼まれたことは断らないこと、縁からいろいろ広がるというあたりはほんのちょっと共感。
読了日:08月13日 著者:豊﨑 由美


本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生1◾️本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生1感想
★★★☆
2巻がやっと出たというので手を出してみた。間が悪いけどやる時はやる子の乙女ゲーム的世界かと思ったら、意外とSF要素あり(笑)。乙女ゲームっぽく見せておいて、「男を見る目を養う」のが主題だったりするのか(笑)。
読了日:08月17日 著者:香月美夜


ゾウがやってきた◾️ゾウがやってきた感想
★★★
アメリカにおける移民問題、自閉症児などの現代的なありそうな題材を取り入れつつ、宝くじで一山当てて本当に一山買っちゃった老人と象をめぐるありえなさそうなストーリーの主軸が織り合わさる。舞台がオレゴンなので地名や川、山の名前になじみがある。あの広大な土地のどこかなら、こんなことがあるかも?
読了日:08月20日 著者:ホリー・ゴールドバーグ・スローン


本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生2◾️本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生2感想
★★★☆
「間が悪い」をキーワードにしつつ、複数の男性から本気の想いを告白される乙女ゲーム的展開。とはいえ、前巻の経験で一気に成長してみると、国柄ゆえに身についた武芸スキルと価値観はいかにもこの国らしさ全開。一般読者からはツッコミどころ満載と思えるその価値観で一人称的に話が進むギャップが本作の一番の特徴かもしれない。最後に落ち着きそうな先も、ほぼこの巻で見えてきたかな、と思わせてひっくり返ることがあったりするのか? あと、1巻で寸止めで待つより、この区切りまで一気に読めたのはよかったかも。
読了日:08月20日 著者:香月美夜


ラッテとふしぎなたね◾️ラッテとふしぎなたね感想
★★★
植物を育てるのが好きなラッテの庭に、ある日不思議な鳥が不思議な種を置いていったのだが…。最後まで不思議な種だった。
読了日:08月21日 著者:庄野ナホコ


からかい上手の(元)高木さん (23) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)◾️からかい上手の(元)高木さん (23) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)感想
★★★☆
時系列は昔とこれから先をシャッフルした感じで、前作のファンが読みたかったようなエピソードもちらほら。次作の伏線的なエピソードもあり。最後は表紙の通り、小学校の入学でフィニッシュ。全シリーズ通じて、家庭内も友人関係でも負の感情が出てこない癒しマンガ。余談ながら、WEBの公開ペースが雑誌連載っぽくて、久しぶりに連載で読んでいる気分も味わえた。
読了日:08月23日 著者:稲葉 光史


夕凪ゴーラウンド ふかさくえみ短編集9◾️夕凪ゴーラウンド ふかさくえみ短編集9感想
★★★☆
表題作含め、読んだことある作品もありつつ、4コマの小ネタ的な作品多め? と思ったら即売会のペーパー初出のものがけっこうまとまって入っていた。即売会行かないのでちょっとお得感。それにしてもこの「ちょっと不思議」だけど普通思いつかないアイデアは、星新一のショートショート発想法に通じるものがありそうな気がしてきた。
読了日:08月23日 著者:ふかさくえみ


復讐の誓い (クロニクル千古の闇 5)◾️復讐の誓い (クロニクル千古の闇 5)感想
★★★☆
冒頭から不穏で全体に不穏。これまでの危機は災害的なものが多かったが、今回は氏族間の抗争。「復讐」にとらわれた主人公の心理的変遷をじっくり描く成長物語。あとがきでは、この段階では当初予定の通りあと一冊の予定になっていたようだ。敵はあと一人な訳だが、作者の中で構想が膨らんでしまったのか!?
読了日:08月24日 著者:ミシェル ペイヴァー

読書メーター

2025年7月に読んだ本2025年08月22日 03時07分49秒

 本業では査読付き論文初心者2名を投稿まで指導しつつ、自分も投稿。偶然だが3日連続での投稿を実現。そのかたわら、でもあり、冊数は少なめ。

7月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:2120
ナイス数:67

雨がふったら、どこへいく? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)◾️雨がふったら、どこへいく? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)感想
★★★☆
面倒見のいいお兄さんが幼い双子を連れて遊びに。雨降りの中、動物、植物、鳥、虫、そして虹。生き物や自然現象をわかりやすくお兄さんが解説してくれる絵本。科学絵本としてなかなか。
読了日:07月01日 著者:ゲルダ ミューラー


みえないさんぽ: このあしあとだれの? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)◾️みえないさんぽ: このあしあとだれの? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)感想
★★★☆
タイトルの通り、足あとだけで起こっていることを読み取らせる絵本。これは技あり。
読了日:07月08日 著者:ゲルダ ミューラー


なつやすみ (日本傑作絵本シリーズ)◾️なつやすみ (日本傑作絵本シリーズ)感想
★★★☆
親戚が帰省してきた実家でいとこ同士遊ぶ。家でのあれこれ。プール、近所のお祭り。子供のころを素直に思い出せる絵本。縁日の描き込みがすごい。
読了日:07月09日 著者:麻生 知子


成層圏の墓標◾️成層圏の墓標感想
★★★★
主に異形コレクションが発表媒体の作品集で、SFでもあり、ホラーでもある短編がメイン。そんな中、書き下ろしの「南洋の河太郎」は上海三部作に近い戦前のパラオ熱帯生物研究所に材をとった研究者もの。とはいえネタが河太郎なので、本短編集への書き下ろしとしてのテーマも違和感ないように設定されていると感じる。バラエティに富み、個々の短編のクオリティも高く、かつテーマアンソロジー的な統一感もある一冊。
読了日:07月10日 著者:上田早夕里

さるとつばめのやおやさん◾️さるとつばめのやおやさん感想
★★★☆
ちょっとカトリーヌを思い出す、リアルかわいい感じの動物たちがあれこれする絵本。
読了日:07月11日 著者:ジャン=ミシェル ギルシェ


うみのたからもの (講談社の創作絵本)◾️うみのたからもの (講談社の創作絵本)感想
★★★☆
海辺に流れ着く貝殻から広がる空想と科学。見ているだけでも美しいけど、科学っぽいことに興味を持つきっかけにもなってくれそう。
読了日:07月18日 著者:たかお ゆうこ


ぼくの庭ができたよ◾️ぼくの庭ができたよ感想
★★★☆
荒れた広い庭のある家に4人家族が引っ越してきた。庭を自分たちで考えて、整備して、四季の変化を楽しむ。実際には庭のある家の手入れは大変だったりはするのだが(実家の庭を年数回手入れしている経験から(笑))、それはそれで楽しみはあるものだ。絵本にもベランダでいろいろやっている少年が出てくるけど、今はそのくらいが精いっぱい。奥付見たら1989年。自分が社会人になった年だったのでちょっと感慨。
読了日:07月18日 著者:ゲルダ ミューラー


魂食らい (クロニクル千古の闇 3)◾️魂食らい (クロニクル千古の闇 3)感想
★★★☆
敵方の「魂ぐらい」の正体がもっと不明なまま話が続くのかと前巻あたりで思っていたら、思った以上に早い展開で、直接対決の巻。ピンチの連続に、またしても寒そうな描写、あと、今回は暑そうな描写も。今回特に、視点の切り替えに技あり、と思った。
読了日:07月18日 著者:ミシェル ペイヴァー


ぼくたちのかしの木◾️ぼくたちのかしの木感想
★★★☆
『ぼくの庭ができたよ』の兄妹が親戚のおじさんの働いている山へ。森で自分たちだけの小屋を作ってみたり、林業のことが描かれたり、森の生きものや植物のことがいろいろわかる仕組み。
読了日:07月18日 著者:ゲルダ ミューラー


おいらはコンブ林にすむプカプカといいます (偕成社おはなしポケット)◾️おいらはコンブ林にすむプカプカといいます (偕成社おはなしポケット)感想
★★★
お手紙リレー、まだ続くのか(笑)。まだまだ続くようだ(笑)。
読了日:07月18日 著者:岩佐 めぐみ


うっかり書房◾️うっかり書房感想
★★★☆
うっかりしていると本屋になったり本を作ったりする羽目になる(笑)。ちょっと身につまされる?
読了日:07月19日 著者:そのだえり


ガンピーさんのふなあそび<新版>◾️ガンピーさんのふなあそび<新版>感想
★★★☆
ガンピーさんが頼まれるままに子どもや動物たちをふねに乗せてあげるんだけど、やらないでね、と言われたことをみんなやっちゃって…。図書館で読んだバージョンはめちゃくちゃ大きかった(笑)。
読了日:07月19日 著者:ジョン・バーニンガム


クローム襲撃 (ハヤカワ文庫 SF 717)◾️クローム襲撃 (ハヤカワ文庫 SF 717)感想
★★★★
「ニュー・ローズ・ホテル」は日本語版オムニに掲載されていたのを、学部の生協の片隅の雑誌コーナーで一気に読んだ。当時からギブスンは長編よりこの短編集が好きだと思っていたが、先日三部作を読んでからこれを読むと、その認識を再確認。中でも浅倉久志訳の短編がいい。自分にとってのギブスン作品は1980年代の「接続された女」だったのだ。
読了日:07月27日 著者:ウィリアム・ギブスン


海がきこえる THE VISUAL COLLECTION◾️海がきこえる THE VISUAL COLLECTION感想
★★★★☆
もともと氷室冴子ファンで、『魔女の宅急便』で近藤勝也ファンになった。アニメージュでの連載企画には個人的に奇跡的と感じる組み合わせに驚いたものだ。アニメはテレビ放映時に観た。監督はぴえろ作品でやはりファンだった望月智充ということで、これまた個人的観点で奇跡的組み合わせ。地味な青春ドラマを堅実に仕上げたところに感じ入ったものだった。レーザーディスクも買って何度も観た。それでも、2025年の全国上映がスクリーンで観るのは初めて。今観る本作は1990年代のタイムカプセルだ。イラスト素材を初めて網羅した本書もまた。
読了日:07月28日 著者:


ひみつのたからもの◾️ひみつのたからもの感想
★★★
他の猫と趣味が違う、ひみつにしないといけないたからものを持っている主人公が、ふとしたきっかけで、同じようなひみつのたからものを持っている猫と知り合って、ジャンルは違えど、ある意味同好の士、ひみつを分かち合えるともだちを得る。ある意味、おたくあるある的な絵本。
読了日:07月29日 著者:豊福まきこ


追放されしもの (クロニクル千古の闇 4)◾️追放されしもの (クロニクル千古の闇 4)感想
★★★☆
前巻の不穏なラストからの当然の帰結とも言えるタイトル。追放された後の魔術によるあれこれがいろいろと恐ろしいが、その心理状態の変遷はちょっと抑鬱症状にも近いものを感じなくもない。それにしても今回明かされた秘密はびっくり。というかいろいろえぐいな…
読了日:07月30日 著者:ミシェル ペイヴァー


尾津さんのかさ ふかさくえみ短編集7◾️尾津さんのかさ ふかさくえみ短編集7感想
★★★★
同人誌5つの合本。執筆時期が2011年前後のようで、自分が通販でたまに買うようになる前の作品ばかりなので、初めて読むものがけっこう多かった。プロトタイプ「今日のノルマさん」もあり。自分はピュア百合アンソロジー『ひらり、』掲載の短編「購買のプロキオン」で知って、同題の短編集以来の読者だが、このコミックスのことなんかもあとがきなどで言及されていて感慨深い。
読了日:07月30日 著者:ふかさくえみ


針ヶ谷さんと右向き三角 ふかさくえみ短編集8◾️針ヶ谷さんと右向き三角 ふかさくえみ短編集8感想
★★★★
これの前に読んだ作品集7は自分がファンになる前の時期で初見の作品が多かったけど、このあたりはSNSなどにも発信されていた作品がけっこうあって読み覚えがある。電子書籍版は同人誌の合本だけど、あとがきを読むと同人誌50冊記念でどうこう、とあるので、知らない作品まだまだありそう。それにしても、いかにもマンガ、というシンプルさでありながら古く感じない画風と、ちょっと他に似たものが思いつかない不思議な作風はどうやって生まれてきたのだろう。
読了日:07月31日 著者:ふかさくえみ


おちゃにきませんか◾️おちゃにきませんか感想
★★★☆
一見普通の絵本らしいほんわかしてちょっと不思議な展開……と思っていたら!? なるほどそういうことか!
読了日:07月31日 著者:こみねゆら

読書メーター

2025年6月に読んだ本2025年07月19日 04時56分11秒

 読書会の課題が『ニューロマンサー』ということで、この機会に三部作を通読。もっと古びて感じるかと思ったけど、意外と古びていない感じ。ただ、現実にはVRはなかなか普及せず、電脳空間は小さな画面の中の短文テキストやショート動画が主流、という未来はSFの予測の斜め上だったかも(笑)。

6月の読書メーター
読んだ本の数:23
読んだページ数:3685
ナイス数:58

カウント・ゼロ (ハヤカワ文庫SF)◾️カウント・ゼロ (ハヤカワ文庫SF)感想
★★★☆
一見関連性がわからない企業間のヘッドハンティングをめぐるピカレスクアクションと、駆け出しの電脳カウボーイの青くさい逃亡劇と、美術商の女性への謎の探索依頼が互い違いに語られ、徐々に物語が溶け合っていく。とにかく人がバタバタ死ぬ。スピード感があって読みやすく、物語としてもめっぽう面白い。内容は佐藤史生なら『ワン・ゼロ』、後継でいえばケン・リュウの神々三部作はこの系譜かな。面白いけど、電脳の新しさは前作に負っていることもあり、日本の読者はあまり驚きは感じなかったかもしれない。
読了日:06月01日 著者:ウィリアム ギブスン


超人ロック 冬の虹(1) (ヤングキングコミックス)◾️超人ロック 冬の虹(1) (ヤングキングコミックス)感想
★★★
気になっていた『超人ロック』ゼロと言うべきエピソード。この時点でも年齢不詳(笑)。スキャナーという用語はやはりコードウェイナー・スミスへのオマージュか。シリーズを知らなくても近未来(一部のガジェットは時代遅れになりつつあるが)スパイアクションとして読める仕立て。軌道エレベーター建設をめぐる陰謀劇。人種の描き分けが職人芸的。
読了日:06月04日 著者:聖悠紀


超人ロック 冬の虹(2) (ヤングキングコミックス)◾️超人ロック 冬の虹(2) (ヤングキングコミックス)感想
★★★☆
画用紙の質感を生かした彩色の表紙が目を引く巻。ロックの能力はおそらく若返りの他、千里眼とテレパシー……だったところ、見よう見まねで念動も身につけた、というくだりがあり、後には使えない能力がほぼない最強のエスパーとなる萌芽も地味に仕込んである。とはいえ、限られた能力しか使えない中での精神戦はなかなか新鮮。あと、無茶な肉弾戦(笑)はこの当時から、というのもある意味納得。
読了日:06月04日 著者:聖悠紀


超人ロック 冬の虹(3) (ヤングキングコミックス)◾️超人ロック 冬の虹(3) (ヤングキングコミックス)感想
★★★☆
マッチョな表紙の通りの内容。殺人機械と言うべき中国の最強エージェントに対抗するべくロックがロシアのエージェントを相手にひたすら特訓。一方、殺人機械を普通に犯罪者として追跡するコロンボっぽい警官がいい味出している。
読了日:06月05日 著者:聖悠紀


超人ロック 冬の虹(4) (ヤングキングコミックス)◾️超人ロック 冬の虹(4) (ヤングキングコミックス)感想
★★★☆
この時点では、自分のその後の可能性に気づいていないロックのラストのセリフは、シリーズのファン向け。それ以外は緊迫感のあるスパイアクションとして普通に楽しめる。とはいえ、ファン以外はわざわざこの作品に手を出さないかもしれない。描かれた中では最晩年の年代と思われる『嗤う男』が超能力を封じられた中での肉弾戦の展開だったのと、対にする意図はあったのかもしれない。
読了日:06月05日 著者:聖悠紀


超人ロック クアドラ (ヤングキングコミックス)◾️超人ロック クアドラ (ヤングキングコミックス)感想
★★★
『冬の虹』の直接の続編。中国が分裂状態になる中、前作のヒロインのいた「寺」が制圧され、気功の使い手=スキャナーが集団拉致される物騒な展開の中、まだ透視とテレパシーと簡単な念動しか使えない(あと、傷の治りが早いくらい)ロックがまた窮地に。前作からの設定で、テレパシーが念話以上の共感能力で相手の感じる苦痛をそのまま感じる超シンパシー能力であるのも物語構成のポイントかも。
読了日:06月05日 著者:聖悠紀


湯気を食べる◾️湯気を食べる感想
食、自炊に対するスタンス、好みの料理などへの共感はもとより、回ごとのテーマに対するエッセイの文章の流れ、勢い、表現が「生きがいい」と思わせる職人芸。楽しく読める。
読了日:06月06日 著者:くどうれいん


超人ロック クアドラII (ヤングキングコミックス)◾️超人ロック クアドラII (ヤングキングコミックス)感想
★★☆
とにかく展開が速く、人がばたばた死ぬ印象。スティンガーが有効に使われているのは現代の戦場の状況からすると先見の明っぽい。とはいえ、ラストがいかにも「次シリーズに続く」という感じだけど、この動乱の始まりから宇宙世紀まではまだまだ遠い道のりになりそうだ。まだ「超人」とまではいえない、「普通の人」の延長として生きているロックが、歴史をどう見守り、能力を高めて行ったのか? 惑星ロンウォールあたりまでは「人」として生きていた感じなので、「超人」の自覚はやはり『コズミック・ゲーム』のエーリカとの戦いあたりから、かな?
読了日:06月07日 著者:聖悠紀


もりのあさ◾️もりのあさ感想
★★★☆
女の子が朝、森にきいちごを摘みに行って、帰ってくるまでに見たもの、考えたことをつづっていく。やわらかい印象の絵本。
読了日:06月07日 著者:出久根 育


ほんやくすると◾️ほんやくすると感想
★★★
犬のいるおうちに赤ちゃんがやってきてから、小学生くらいまでの成長をあたたかに描く。言葉がなくても伝わることはある。
読了日:06月07日 著者:斉藤倫,うきまる


じんせいは しがみついて なんぼです◾️じんせいは しがみついて なんぼです感想
★★★☆
詩人の絵本らしく、動物ごとに付された詩が楽しい。意外と科学的な生態にまつわる詩あり、抒情的な詩あり、中にはナンセンス詩みたいなものもあり。あえてひらがなで書くことでの異物感も楽しさのひとつになっている。
読了日:06月07日 著者:木坂涼


オオカミ族の少年 (クロニクル 千古の闇 1)◾️オオカミ族の少年 (クロニクル 千古の闇 1)感想
★★★★
6000年前の狩猟民族の生活の中に自然と溶け込んでいた呪術的な世界観を背景にした、父親を悪霊憑のクマに殺された少年の成長譚。狩猟生活の細部がリアルだが、著者の考古学の研究と実践の成果とのことで、わかりにくい点は都度著者に確認しているという訳者の尽力にもよる。それでいて翻訳ものとは思えない読みやすさ。作品も翻訳もすごい!
読了日:06月09日 著者:ミシェル ペイヴァー


からかい上手の(元)高木さん (22) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)◾️からかい上手の(元)高木さん (22) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)感想
★★★★
ある意味クライマックスの「告白」。やるな、幼稚園児!
読了日:06月09日 著者:稲葉 光史


わたしはクジラ岬にすむクジラといいます (偕成社おはなしポケット)◾️わたしはクジラ岬にすむクジラといいます (偕成社おはなしポケット)感想
★★★☆
『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』のまさかの続編!? 前作のペンギンの先生が、あれに憧れて自分もあちこちに手紙を送ってみたら……。
読了日:06月10日 著者:岩佐 めぐみ


ねずみのモナと永遠のわが家◾️ねずみのモナと永遠のわが家感想
★★★
予想外のスペクタクル! 帰るところがあるのはいいね。
読了日:06月11日 著者:ケイリー・ジョージ


おいしそうな文学。◾️おいしそうな文学。感想
★★★☆
いろいろな作家、翻訳家、文筆を手掛ける方々が食に関する随筆や小説から受けた印象をだいたい3ページで語る。面白いと思ったのは、その執筆陣の中に、最近、妻が興味を持って読んでいる(ので自分も読んだりしている)本の著者がちらほら散見されたこと。こういうのも一種のシンクロニシティ?
読了日:06月21日 著者:


りょこう (日本傑作絵本シリーズ)◾️りょこう (日本傑作絵本シリーズ)感想
★★★☆
真上から見た不思議な構図で、おじいちゃんと孫の温泉旅行の出発からおしまいまでを丹念に描く。他の乗客、お客さんのまわりのものまでちまちま描かれる。温泉旅館あるあるで温泉旅行に行きたくなった。
読了日:06月21日 著者:麻生 知子


モナリザ・オーヴァドライヴ (ハヤカワ文庫SF)◾️モナリザ・オーヴァドライヴ (ハヤカワ文庫SF)感想
★★★★
『ニューロマンサー』読書会を契機にシリーズ読み通しを計画して、読書会当日の往路の電車で読了。一作ごとに電脳世界の様相、アクセスする人間側のテクノロジーが変化しているのが面白い。3つのエピソードが交錯した『カウント・ゼロ』に対して今回は4エピソードの切り替わりがテンポよく、けっこう楽しく読了。過去キャラクターもほぼ総登場での大団円?
読了日:06月21日 著者:ウィリアム ギブスン


メダリスト(13) (アフタヌーンKC)◾️メダリスト(13) (アフタヌーンKC)感想
★★★★
発売日に一気読み。前巻で光視点が入り、それぞれのコーチとの関係に転機が。今巻のテーマは自立への模索と言えるかもしれない。
読了日:06月23日 著者:つるまいかだ


アヤカシ薬局閉店セール (偕成社おはなしポケット)◾️アヤカシ薬局閉店セール (偕成社おはなしポケット)感想
★★★
人づきあいの苦手な店主が営んできたアカシヤ薬局。閉店のチラシがアヤカシ薬局だったことから、アヤカシが次から次へとやってきて…。仕事仕舞いをひかえて読むとまた味わいが増す。
読了日:06月24日 著者:伊藤 充子


超人ロック カオスブリンガー 1 (1巻) (ヤングキングコミックス)◾️超人ロック カオスブリンガー 1 (1巻) (ヤングキングコミックス)感想
★★★
ラフノールをめぐるエピソードから銀河史の新しい幕が開きそうな展開になったところで絶筆。旧連邦どころか銀河帝国の存在が忘れられているらしいこのあたりの年代は実はかなりの遠未来? あとがきは20年乗った愛車を修理パーツがなくなったことでパーツ取りに出して、免許も返上、という寸話で、ちょうど33年ほど乗った愛車を同じ理由で引き取りに出す日がせまるタイミングでこの本を読んだのはちょっと二重の意味で感慨深い。あと何作かで新連邦のシリーズを読み尽くすので、そのあとは少年キング版の再読に進もうかな。
読了日:06月25日 著者:聖 悠紀


生霊わたり (クロニクル千古の闇 2)生霊わたり (クロニクル千古の闇 2)感想
★★★★
第二作。前回は森から寒い北の方まで長い旅だったが、今回はパンデミック的な病の流行をきっかけに西へ、さらには海へ。この年代の生活や狩猟、航海技術を丹念に描く作風は健在。あとがきからすると、ほぼ原著出版から時間差なしで翻訳してたんだな、と驚く。
読了日:06月29日 著者:ミシェル ペイヴァー


オットッ島のせいちゃん、げんきですか? (偕成社おはなしポケット)◾️オットッ島のせいちゃん、げんきですか? (偕成社おはなしポケット)感想
★★★
はじめは一対一の出会いだったシリーズが、つながりができ、さらに広がっていく。世代交代も含めていろいろほっこり。
読了日:06月30日 著者:岩佐 めぐみ

読書メーター

2025年5月に読んだ本2025年06月23日 04時26分04秒

 SFセミナー後にオリジナルビール開栓のプチイベントをやったらなかなか好評だったのでよかった。本は相変わらずあっち行ったりこっち行ったり。珍しく少年画報の電子書籍がセールになっていたので、紙でも初刊の頃に読んでいたのを再読。あとは6月読書会向けでウィリアム・ギブスンを。

5月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:3055
ナイス数:100

エーミールと三人のふたご (ケストナ-少年文学全集)◾️エーミールと三人のふたご (ケストナ-少年文学全集)感想
★★★☆
ケストナー全集版にて。冒頭に前作のあらすじ説明がある親切設計かと思いきや、作者本人も登場人物で、前作のつづきの世界でその前作が小説として刊行されていて……というメタ構造。それがそのまま作品の本筋にも生かされている。とはいえ、ナチス台頭下で執筆されたという背景と、主人公が原子を扱う物理学者に憧れている、というのが1934年に書かれたことを勘案しても、いろいろ考えてしまう。さておき、エーミールは大人になった。おばあさんがいい。
読了日:05月01日 著者:ケストナー


せかいいちのねこ (MOEのえほん)◾️せかいいちのねこ (MOEのえほん)感想
★★★
子どもの頃、手のひらに載るくらいのパンダのぬいぐるみを持っていたのを思い出した。しかし、きもかわいいぬいぐるみのニャンコはともかく、なぜ相方のぬいぐるみがアノマロなのか?
読了日:05月02日 著者:ヒグチユウコ


いらないねこ (MOEのえほん)◾️いらないねこ (MOEのえほん)感想
★★★☆
子育てから子離れまでを追体験できるかのような一冊。前作でもぬいぐるみと生きたねこの違いに言及はあったし、子猫を拾うエピソードもあったけど、今回は冒頭の捨て猫のシーンから過酷な展開があり、一冊通して生と死を意識させる。
読了日:05月03日 著者:ヒグチユウコ


SPY×FAMILY 14 (ジャンプコミックス)◾️SPY×FAMILY 14 (ジャンプコミックス)感想
★★★☆
テストで星と雷同時ゲット(笑)…からのダンスパーティ。そこから老いた二人の戦時中のエピソードに。痛ましい話だが、現代版『はだしのゲン』の役割はこういうマンガが担うことになるのかも。
読了日:05月04日 著者:遠藤 達哉


ペンギンのトビオ◾️ペンギンのトビオ感想
★★★☆
ペンギンのトビオくんが文通相手のホッキョクグマと初めて会うために飛行機に乗る。子どもを飛行機に乗せる前に読ませるといいのかも、という感じの旅行ガイドとしても読める。目的地にちょっとびっくり?
読了日:05月04日 著者:斉藤倫,うきまる


ニューロマンサー◾️ニューロマンサー感想
★★★☆
初刊時以来の再読。リアルタイムで読んだ時は『ブレードランナー』文脈で気づきにくかったけど、けっこうまんま『虎よ、虎よ!』な作品だったんだなあ、というのが正直な感想。身体の内外に聖痕を刻み込まれたピカレスクヒーローが地獄めぐり的な彷徨を地上から宇宙空間まで繰り広げ、宿敵の行き着く果てには怪しげな美女の影が。便利な設定フリップも超能力の一変形か。ただ、1980年代的風俗が強調されている結果、今読むと『虎よ、虎よ!』の方が古びていなくて、主人公のバイタリティも強烈だ。あと、この系譜が伊藤計劃に連なると思う。
読了日:05月07日 著者:ウィリアム・ギブスン


いかあげ たこあげ★★★
いかあげ たこあげ
感想
いかとたこがたこあげをしていると……エスカレートする言葉遊びが楽しい。
読了日:05月07日 著者:高畠じゅん子


ほんやのねこ (MOEのえほん)◾️ほんやのねこ (MOEのえほん)感想
★★★☆
時系列では前の2作とつながっているんだけど、味のあるキャラだったほんやのねこの日常を描く異色の一冊。何から何まで想定外、斜め上(笑)。そんな中、ちょっとした後日談には涙したりほっこりしたり。
読了日:05月10日 著者:ヒグチ ユウコ


SPY×FAMILY 15 (ジャンプコミックス)◾️SPY×FAMILY 15 (ジャンプコミックス)感想
★★★★
かつてはドラマ、マンガ、小説などでよく描かれてきたシチュエーションの悲恋。日本のことは今ではたまに朝ドラの戦中戦後で描かれるが、前巻の感想でも書いた通り、現代で少年誌でこういったシチュエーションを描くにはこのマンガのような架空の枠組みが必要ということかもしれない。それにしても戦時のエピソードはどれも切なく、ちょっと読むのにエネルギーがいる。ただ、作者サイドも冷戦シミュレーションマンガの味付けとかではなく、それなりの覚悟は持って過去編を描き続けているのかも、という気もしてきた。
読了日:05月10日 著者:遠藤 達哉


超人ロック 聖者の涙 Volume.1 Locke The Superman Tears of The Saint 1 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)◾️超人ロック 聖者の涙 Volume.1 Locke The Superman Tears of The Saint 1 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)感想
★★★
電子書籍セールの機会にまとめて購入。書誌的には、オリジナルの連載が1991年で少年キング〜少年KINGの長期連載が一旦終了した後のまとまった連載としては初めての長編でもあり、1エピソードが全3巻前後で、ロックが正体を隠して銀河規模のトラブルシューティングをするという基本フォーマットの作品群となっていった流れとしても初めてものと言えるかもしれない。コミックスが出た当初に読んで以来の再読だが、帝国後の新連邦でまだ「超人ロック」の存在や帝国時代のテクノロジーが社会では普通に認識されている。
読了日:05月11日 著者:聖 悠紀


超人ロック 聖者の涙 Volume.2 Locke The Superman Tears of The Saint 2 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)◾️超人ロック 聖者の涙 Volume.2 Locke The Superman Tears of The Saint 2 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)感想
★★★
ロック自身が強烈な暗示で敵方に回る中での群像劇。そんな中、連邦、敵方のそれぞれにの自信過剰なエスパー、快楽殺人にしか興味のないエスパーなどが野放図に行動して、再読した視点ではかなりカオスな状況。
読了日:05月11日 著者:聖 悠紀


超人ロック 聖者の涙 Volume.3 Locke The Superman Tears of The Saint 3 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)◾️超人ロック 聖者の涙 Volume.3 Locke The Superman Tears of The Saint 3 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)感想
★★★
カオスな状況そのものがラスボスの破滅を招いたものの、紙一重で麻薬組織は壊滅、拡大期の混乱にあった連邦が改善方向に向かうことを示唆して収束。銀河帝国や超人ロックがいったんは伝説になっている世界。執筆順ではこの後に『ニムバスと負の世界』を含む初期3部作を再構築しつつ、作品世界を広げていくことになるが、その端緒となった作品だろう。作劇は2000年代と比べるとまだ粗く、SF要素も「電子使い」のサイバーパンクくらいまでだが、この時点の作品を再読すると、改めて後年の作品群のアイデアのバリエーションに驚く。
読了日:05月12日 著者:聖 悠紀


漫画 君たちはどう生きるか◾️漫画 君たちはどう生きるか感想
★★☆
正直、アニメのモチーフ(当然ながら原作とは思っていない(笑))になると聞くまで知らなかった本。人生を通じて綺麗事を貫けるか。マンガとしては微妙だが、おじさんのノート部分は活字の本として、主人公の行動の部分がマンガなので、まあ、本として読むよりとっつきやすいつくりなのは間違いない。星崎真紀のマンガにあった「よい子菌」をちょっと思い出した。
読了日:05月12日 著者:吉野源三郎


ルソンバンの大奇術 (福音館創作童話シリーズ)◾️ルソンバンの大奇術 (福音館創作童話シリーズ)感想
★★★
美味しそうだったパンはもったいなかったかな。しみじみといい話っぽく展開してきて、あれ、これでおしまいなの? という唐突感あり。
読了日:05月14日 著者:牡丹 靖佳


からかい上手の(元)高木さん (21) (ゲッサン少年サンデーコミックス)◾️からかい上手の(元)高木さん (21) (ゲッサン少年サンデーコミックス)感想
★★★☆
中学生の頃からまだ愛読してるのか、あの少女マンガ(笑)。夫婦でセリフまで暗唱できそうなヘビーローテーション(笑)?
読了日:05月16日 著者:稲葉 光史


はたらく本屋 (写真絵本 はたらく)◾️はたらく本屋 (写真絵本 はたらく)感想
★★★☆
最寄駅の近く(地下街?)にあるっぽい地元書店の一日。開店から閉店まで割合人の流れが絶えない中での本屋さんの仕事を写真で綴るが、立地によってはこんなに人が来ない書店が多く、どんどん廃業していってるんだろうなと思うと、ちょっと複雑な気持ちにもなる。この書店が長く続きますように。
読了日:05月17日 著者:矢萩 多聞


しあわせなおばあちゃま◾️しあわせなおばあちゃま感想
★★★☆
いっしょに暮らす海鳥がいなくなって、おまわりさんに探してもらうことにしたおばあちゃま、なんだけど、探索行の意味ありげな伏線?の数々、どうなるのか、と思ったら意外な解決、あれ、あれとかこれとか、どうなったんだっけ? めでたしめでたしだけど気になる。
読了日:05月18日 著者:ドロシー クンハート


ねずみのモナとはじめてのジェラシー◾️ねずみのモナとはじめてのジェラシー感想
★★★
登録を忘れてたっぽいシリーズ3冊目。まさかの生き別れの再会とか、フェスティバルのあれこれとか、まつぼっくり新聞とか、いろいろからんでラストは大団円。
読了日:05月18日 著者:ケイリー・ジョージ


ぼくのおじいちゃん◾️ぼくのおじいちゃん感想
★★★
働いているライトさんとおじいちゃんの対比。定年過ぎたので、こんなふうに楽しく暮らしていけることを希望したい。
読了日:05月19日 著者:カタリーナ・ソブラル


MOE (モエ) 2025年5月号 [雑誌] (巻頭特集 いとしのミッフィー| とじこみふろく MOEオリジナル A5サイズ ミッフィーシール | 絵本ふろく 菊田まりこ「わたしのおそろい」 )◾️MOE (モエ) 2025年5月号 [雑誌] (巻頭特集 いとしのミッフィー| とじこみふろく MOEオリジナル A5サイズ ミッフィーシール | 絵本ふろく 菊田まりこ「わたしのおそろい」 )感想
★★★☆
よく見るけど実はあまり知らなかったミッフィーのことがいろいろわかった。
読了日:05月20日 著者:


校正・校閲11の現場 こんなふうに読んでいる◾️校正・校閲11の現場 こんなふうに読んでいる感想
★★★☆
文芸、雑誌から辞書、法律書、さらにはウェブまでの校正の現場で行なわれていることをインタビューでつづる。趣味で編集、本業では論文投稿と査読などをやっていると、「校正」的なことをやらない日はない。現場は違えど、取り組むスタンスや考え方は相通じるものだと実感した。
読了日:05月25日 著者:牟田都子

読書メーター

2025年4月に読んだ本2025年05月22日 04時48分35秒

 はるこんに向けて『キース・ロバーツひみつぶっく』の編集をしていたこともあり、読んだ冊数は少なめ。とはいえ、長年積読だった『ラーオ博士のサーカス』など、想像以上に面白く、読んでよかった。

4月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:1156
ナイス数:55

スージーとゆめがかなうとしょかん◾️スージーとゆめがかなうとしょかん感想
★★★☆
本好きのネズミがいたら? 文字を覚えていろいろなことを知っていく楽しさが読む子どもに伝わるといいな、と思える絵本。ネズミと本のサイズ感は、確かにこのくらいのバランスかも。リアルでは、ネズミってけっこう頭いいんで、本当に文字覚えて本読まれたらちょっとこわいかも…。
読了日:04月05日 著者:スージー・モーゲンスターン


図書館を建てる、図書館で暮らす:本のための家づくり◾️図書館を建てる、図書館で暮らす:本のための家づくり感想
★★★★
図書館のような家を建てて住みたい、という構想に惹かれるように建築家や九州大学の本棚等の保存プロジェクトなどがちょうどいいタイミングで有機的につながっていくのが面白い。あと、著者二人の来歴や本との日常が本好きならどこかには共感できるところがあるだろう。建築とプロジェクトのお仕事部分もお仕事小説的に楽しめる。
読了日:04月05日 著者:橋本 麻里,山本 貴光


ラーオ博士のサーカス◾️ラーオ博士のサーカス感想
★★★★☆
データベースになく登録者もいなかったサンリオSF文庫版。アリゾナにやってきた怪しげなラーオ博士のサーカスはサイド・ショーもメインもただただ怪異…。自分も観客になったようにするすると読める。おまけのカタログがまたおかしい。サンリオの中西秀男訳書は粒揃い。しかもちくま文庫が拾ってくれているものが多いので今も読めるので、読みたい方はそちらを。
読了日:04月08日 著者:チャールズ・G・フィニー


はらぺこオオカミがんばる◾️はらぺこオオカミがんばる感想
★★★☆
池澤春菜さんの本棚紹介で子どもの頃からの愛読書として紹介されていたシリーズ。1979年刊だが、現在は新装版で出ていて、そのレビュウからすると収録作品も増えているっぽい。こちらは岩波ようねん文庫から2冊出ていた2冊目で、原著から訳者が選りすぐった5編を収録。ポリーだけでなくいもうとのルーシーにも勝てないオオカミがかわいそうになってくる。
読了日:04月16日 著者:キャサリン・ストー


からかい上手の(元)高木さん (20) (ゲッサン少年サンデーコミックス)◾️からかい上手の(元)高木さん (20) (ゲッサン少年サンデーコミックス)感想
★★★☆
バレンタインとホワイトデー。大人も子どもも微笑ましい。20巻まで来ちゃったので原典オマージュの表紙もここまでか。今巻は特に季節感が合っていないけど(笑)。
読了日:04月16日 著者:稲葉 光史


わたしと いろんなねこ◾️わたしと いろんなねこ感想
★★★
子どもの頃のいろいろなことが思い出される。ちょっとふしぎなねこたちのお話。
読了日:04月17日 著者:おくはらゆめ


おふろ◾️おふろ感想
★★★
ちょっと銭天堂っぽいふしぎなお店の出てくるお話。何が起こる?
読了日:04月24日 著者:麦田あつこ


20ぴきのピクニック (20ぴきシリーズ)◾️20ぴきのピクニック (20ぴきシリーズ)感想
★★★
20匹のねずみの親子のピクニック。みそ汁がポイント?
読了日:04月25日 著者:たしろちさと


ポリーとはらぺこオオカミ◾️ポリーとはらぺこオオカミ感想
★★★☆
読む順番が逆になったけど、岩波ようねんぶんこの3巻目。7編中5編がみんなよく知っている童話が元ネタで、オオカミがその本を読んで参考にしようとするけど、都会では役に立たないというメタ構造。このようねんぶんこ収録版にはないけど、ネットでシリーズの感想を見ると、このシリーズそのものが小説世界にもあってさらにメタな構造になったりするらしい。
読了日:04月27日 著者:キャサリン・ストー


超人ロック エピタフ 1 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)◾️超人ロック エピタフ 1 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)感想
★★★☆
銀河帝国時代のエピソードを歴史家とロックの対談で振り返る、番外編というにはボリュームたっぷりの長編の第一巻。ブリアン・ド・ラージュの少年期からの成長譚と言えるが、これでもかという凄絶な体験の連続。ピカレスクなビルドゥングス・ロマンの趣き。その一方、エリートの身分を隠しつつ、現場で周りにも可愛がられ、実力で認められていく叩き上げ的な描き方もいい。
読了日:04月29日 著者:聖 悠紀


超人ロック エピタフ 2 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)◾️超人ロック エピタフ 2 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)感想
★★★★
普通死ぬようなシチュエーションを「つき」(だけではないが)で切り抜ける、というのは異能生存体のようなものか。とはいえ、エスパーでもないのにロックの正体を洞察するあたりもやっぱりただものではない感を漂わせる。艦隊同士の模擬戦もルール内で敵の裏をかく丁々発止で『ジョジョ』のスタンドバトルっぽい感じも。
読了日:04月29日 著者:聖 悠紀


超人ロック エピタフ 3 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)◾️超人ロック エピタフ 3 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)感想
★★★★
かつての同輩が出会い、意外な協力関係に。それにしてもライガー教授はまったくもって全銀河的に傍迷惑な人だったことが改めて実感される。
読了日:04月29日 著者:聖 悠紀


超人ロック エピタフ 4 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)◾️超人ロック エピタフ 4 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)感想
★★★★
少年期から晩年まで冷徹果断な判断を下せた帝国宰相ブリアン・ド・ラージュのたったひとつの純情の結末。そういえば、『エネセスの仮面』などにも代表されるように、『超人ロック』という作品全体を通じて、宇宙海賊は概して「自由の象徴」として描かれている。本作では、自由に生きられなかった人物の見果てぬ夢の象徴か。
読了日:04月29日 著者:聖 悠紀



読書メーター

2025年3月に読んだ本2025年04月08日 06時00分13秒

 電子書籍読書が割とひと段落。その一方で、はるこん向けのファンジンのDTPと、仕事と趣味で3月だけで東京1回、名古屋2回、仙台2回訪問と、移動も多く、読んだ冊数は少なめ。
 名古屋はSF読書会とビールワークショップ講師。仙台はなんちゃってファントムブルワーのレシピ打ち合わせと仕込立会。勢いで5/4のSFセミナー後にビール開栓イベント計画中。

3月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:2325
ナイス数:88

チリとチリリさくらのおはなし◾️チリとチリリさくらのおはなし感想
★★★
お花見の季節の自転車おさんぽ。まさか桜の木にそんな秘密が…
読了日:03月02日 著者:どいかや


なんていいひ◾️なんていいひ感想
★★★☆
ざっくりしたタッチで描かれる子どもたちが、今にも動き出しそう。雨の日に部屋での遊びから屋外に飛び出して、他の子どもたちとも一緒になってはしゃぐ様がなんともかあいい。経歴を見たら『なみ』の人の絵でしたか。
読了日:03月02日 著者:リチャード・ジャクソン


あの湖のあの家におきたこと◾️あの湖のあの家におきたこと感想
★★★★
湖のほとりの家に歴代住んでいた家族の履歴を淡々と語る絵本。原題を直訳すると「湖のほとりの家」くらいシンプルなので、タイトルには訳者の想いが反映されているのかもしれない。個人的には絵本全体のトーンに対して意訳しすぎかな、と思わなくもない。
読了日:03月02日 著者:トーマス・ハーディング


The House by the Lake: The True Story of a House, Its History, and the Four Families Who Made It Home◾️The House by the Lake: The True Story of a House, Its History, and the Four Families Who Made It Home感想
★★★★
英語の方でも読んだ。ノンフィクション版もあるようだ。
読了日:03月02日 著者:Thomas Harding


新米姉妹のふたりごはん 11 (電撃コミックスNEXT)◾️新米姉妹のふたりごはん 11 (電撃コミックスNEXT)感想
★★★
10巻まではまとめ買い、ほぼ一気読みしていて、終わってないのに続き出ないと思っていたら、作者腰痛……。マンガ家あるあるとはいえ、お大事に……。ともあれ、友だちもさらに増えて、それぞれの進路志望も決まりつつあり、卒業あたりで完結の構想っぽい。次が2年後でもいいので、身体はお大事に。
読了日:03月04日 著者:柊 ゆたか


からかい上手の(元)高木さん (18) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)◾️からかい上手の(元)高木さん (18) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)感想
★★★
一エピソードごとのページ数は少ないので、すごい話数描いていて、それでもほのぼののネタが尽きない。うぇぶりの一日一チケットでポツポツ読んでるけど、そろそろ先が見えてきたかな
読了日:03月05日 著者:稲葉 光史


ねずみのモナと最高のおくりもの (ハートウッドホテル)◾️ねずみのモナと最高のおくりもの (ハートウッドホテル)感想
★★★
シリーズ2冊目。冬眠用の部屋もあるのか、このホテル。
読了日:03月06日 著者:ケイリー・ジョージ


ノヴァ急報 (サンリオSF文庫)◾️ノヴァ急報 (サンリオSF文庫)感想
★★★★
サンリオSF文庫初回配本6冊のうちの一冊。大学時代古本で買って(150円の鉛筆価格あり)、積んだままだったのをふと思いついて読んでみた。大学時代とかに読んだら当時の風評通り意味がわからないと投げていたかもしれないけど、今読むと意外にするする頭に入ってくる。核の不安を背景に人間が自分以外のものになる、他人との境界が溶ける、などの陰謀論的なイメージの奔流。なぜわかるようになったのか、と思ったのだが、エヴァンゲリオンをテレビリアルタイムから新劇場版まで完走した経験が自分の場合は大きいように思う。
読了日:03月08日 著者:ウィリアム・S・バロウズ


ファイブスター物語 18 (ニュータイプ100%コミックス)◾️ファイブスター物語 18 (ニュータイプ100%コミックス)感想
★★★★
発売日に本屋に行けるスケジュールは珍しい。ダイ・グのラストバトルがそういう展開とは。あと、後半はトラフィックス4。デコやんのクズっぷりが想像以上にパワーアップ。しかし、この展開だともしかして生きているうちにほぼ完結まで読めたりするか?(年表の未来はちょこちょこ描かれてるから、何年で終わっても不思議ではない気がする)。
読了日:03月10日 著者:永野 護


ミステリと言う勿れ (15) (フラワーコミックスα)◾️ミステリと言う勿れ (15) (フラワーコミックスα)感想
★★★★
ついにこの時が来た。おだやかに日々を過ごす。誰しもが、こんなふうにいければいいのに。よい関係だった。
読了日:03月11日 著者:田村 由美


マイ・ディア: 親愛なる物語 (角川文庫 ひ 5-4)◾️マイ・ディア: 親愛なる物語 (角川文庫 ひ 5-4)感想
★★★☆
出版当時以来の再読。氷室冴子が自分が愛読した角川文庫の「家庭小説」の名作の復刻を企画して、復刊フェアが実現。フェアの解説書的に書き下ろしたエッセイ。中には復刊をきっかけに初めて読んだ作家もいくつかあったとのことで、イーディス・ネズビット『若草の祈り』はそんな一冊。フェア提案のきっかけになったという児童文学研究家宛の手紙が昭和の貧乏生活の昔話から世代論にまで脱線するのが今読むと考えさせられる内容。あと、文体を変えると作品の印象が変わる、という考察もあり(脳内で「だ」調にして再読したとか)。
読了日:03月16日 著者:氷室 冴子


モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語 (文春文庫 う 30-3)◾️モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語 (文春文庫 う 30-3)感想
★★★★☆
ヴェネツィアの古本屋のルーツを探していたら、とんでもないことを見つけてしまった、どうしよう!? 的な話。イタリア本国でもちゃんと突っ込んでいなかったことをきちんとしらべあげているのがすごい!
読了日:03月18日 著者:内田 洋子


薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ (19) (サンデーGXコミックス)◾️薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ (19) (サンデーGXコミックス)感想
★★★
たまたま、めずらしくマンガを。ちょうど放映中のアニメのあのシーンが回想で。ああ、原作のあのあたりで、そういえばそういう話だった。
読了日:03月24日 著者:


からかい上手の(元)高木さん (19) (ゲッサン少年サンデーコミックス)◾️からかい上手の(元)高木さん (19) (ゲッサン少年サンデーコミックス)感想
★★★☆
けっこう両親の二人の方のウエイトが上がってる気がする(笑)。仲よくてなにより。海岸でけんけん、あったな、そういえば。
読了日:03月24日 著者:稲葉 光史


シカしかいない (MOEのえほん)◾️シカしかいない (MOEのえほん)感想
★★★☆
たしかに、シカしかいない、と思わせて? 楽しい絵本だが、それ以外の仕込みもあったのでちょっとびっくりした。そんな手があったか(笑)!?
読了日:03月28日 著者:キューライス

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