2018年11月に読んだ本2018年12月01日 01時58分37秒

11月は任期が今年までの日本ビール大会(違)の実行委員の仕事の本番とか反省会とか出張が多く、ちょっと少なめ。

11月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2845
ナイス数:186

花だより みをつくし料理帖 特別巻■花だより みをつくし料理帖 特別巻感想
★★★
それぞれの登場人物のその後を描く後日談。前半、ほんわかしてるかと思ったら、二人のヒロインのその後を描いた後半はわりあい重い過去や現在を描いていかにもこのシリーズらしい。まあ、ハッピーエンドでよかった。
読了日:11月02日 著者:髙田郁


師弟の祈り 僕僕先生: 旅路の果てに■師弟の祈り 僕僕先生: 旅路の果てに感想
★★★
え? あの番外編って、そういう話だったの!? というのが本巻最大の驚き。とにかく登場人物多すぎて入り組み過ぎたわりにラストは駆け足すぎた気が…。件の番外編がわりあい好きだっただけに、思ってたのと違う種明かしにもやもや。僕僕先生と王弁くんの旅が形を変えて世代を超えて受け継がれていく、という感じの方がよかった気がするかなあ。
読了日:11月05日 著者:仁木 英之


日本のワインで奇跡を起こす 山梨のブドウ「甲州」が世界の頂点をつかむまで■日本のワインで奇跡を起こす 山梨のブドウ「甲州」が世界の頂点をつかむまで感想
★★★★☆
ボルドー大との甲州プロジェクトの存在は知っていたが、日本側の動きが詳細にわかる。並行して進められていたメルシャンと故富永博士のプロジェクトをメルシャン側から描いている『甲州のアロマ』と対になるべき本だと思った。
読了日:11月09日 著者:三澤 茂計,三澤 彩奈


水中翼船炎上中■水中翼船炎上中感想
★★★★
現在の断章からはじまり、昭和の子どもあるあるなノスタルジーな短歌で過去を追体験し、昭和の終わり、世紀の終わりを急激にシフトして、老親の変化と死を経て、現在に戻るタイムカプセルのような歌集。表紙の組み合わせが全部で9種類あるという凝った装丁も味わい深い。背の金文字には博士論文の装丁をちょっと連想したのは個人的感想。
読了日:11月10日 著者:穂村 弘


ベルリンは晴れているか (単行本)■ベルリンは晴れているか (単行本)感想
★★★★
著者の作品で言えば「オーブランの少女」『戦場のコックたち』の両方の要素があり、空襲下の生活を描いた点ではコニー・ウィリス『ブラック・アウト』『オールクリア』の裏返しでもあり、『火垂るの墓』の要素もあり、さらにそれ以外の要素も。ラストが急転直下過ぎる点はややもったいなく感じたが、長く読まれるべきでもあり、まさに今読むべき作品でもある。この、書きようによってはとてつもなく重たくなる物語を、重さは感じさせつつもさらっと読ませてしまうのも筆力だろう。
読了日:11月16日 著者:深緑 野分


活版印刷三日月堂 雲の日記帳 (ポプラ文庫)■活版印刷三日月堂 雲の日記帳 (ポプラ文庫)感想
★★★☆
大団円。あの星座盤ちょっと欲しい。あと、自分たちの頃はもうオフセットの時代だったけど、和文タイプは高く、まだワープロがなかったので、手書き清書で面付けまで自分たちでやって印刷所に入稿してて、その作業は作中にあるように夜通しやってたのを懐かしく思い出した。本の編集は楽しい。
読了日:11月18日 著者:ほしお さなえ


花よりも花の如く 18 (花とゆめコミックス)■花よりも花の如く 18 (花とゆめコミックス)感想
★★★
今回のお題は小学生の頃に埋めたタイムカプセル。自分にはその経験ないし、同窓会も大学時代までで途切れているので、ちょっと共感度は低いかな。
読了日:11月18日 著者:成田美名子


魔法にかかった新学期 2 (花とゆめCOMICS)■魔法にかかった新学期 2 (花とゆめCOMICS)感想
★★★
古代の文字がビッグバンなどの理論につながっていくあたりは孔子暗黒伝っぽかったりするが、学園ラブコメとのマッチングが駆け足な印象。ともあれ、久しぶりの学園ものだった。
読了日:11月18日 著者:ひかわきょうこ


零號琴■零號琴感想
★★★★★
さまざまなアニメ、特撮のネタを放り込んで原典を超えた物語を作る。文字で読むガイナックス!? 一方で、これはまたSF大会そのものをSFにしてしまったとも言える。なんだかすごいものを体験した。
読了日:11月24日 著者:飛 浩隆

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あと、書影が登録されていなかった番外で吾妻ひでお『陽射し』も届きました。何もかもみな懐かしい…